儚い灰の雪
未来の十字架を背負い
赤色の雫を揺らし 孤独の道へ行く
街明かりが眩しい
白い雪が降り始めた 手に赤く染まる雪を見ていた
掌に赤い湖が生まれる
魔女は言った
「光の先に追い求めた夢がある」
十字架は背中から離れることはない
灰の雪が降る 灰の雪が降っていく
黒い黒煙が舞い 何もかも破滅していく
地獄の余興 悪魔は笑った
白い雪が黒く染まる
白い雪が赤く染まっていく
人込みの中で 影だけが歩いて行く
照らされた一筋の明かりは
誰かの心を蝕んでいく
未来絵が見えていく
草木は影を映し微笑んだ
現実には暗闇に走る音色がある
心のリズム 人の意思
それは生きる為の証
戦争をし人を殺し 生まれたものは一体何?
白い雪を赤黒く染めるだけで
儚く消え去っていく夢
欲望だけがこの腐敗した未来を
見えない明日を許していく
一体誰の為に? 一体何の為に?
生まれるものは何?
生まれていくものは何?
理念 理想を掲げ
民はキリストを火炙りにした
その心を満たす為に
笑うこともなく 泣くこともなく
影は悲しみを知っているさ
雪は想いを知っているさ
分かり合える筈の未来が
どうにもならない悲しみだけが
人の心を襲う 巣食うものは闇
羽根は空を飛ぶ為にある
自由を勝ち取る為にあるのさ
光は闇を喰う 光は闇を喰らう
黒い十字架は舞い降りた
赤い湖は笑う
灰の雪は空に叫ぶ
揺れる影は神曲に変わり泣き喚く
恐れることはない 近くにあるものは
僕たちの心なんだ
その闇と孤独に立ち向かおう
悲しい灰の雪
☆☆
応援よろしくお願いします。
おつかれさまです。
こんばんは。
こんな時間に見てくださってありがとうございます。
更新していくので、応援よろしくお願いします。
よければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
魔双戦記関連の詩作になっております。
今回も魔双戦記ファイモチーフでしょうか。
大体そうなるかと思いますが。
気が向いたら見に来てくださいね。
それではまた。
帰り道お気を付け下さいね。