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かのじょと生きてるだけでいい

作者: 秋葉竹








知りもしないくせに


風が吹きつけるじぶんにだけ

とても奇妙な七色眼鏡を通して

みる生きざまが

一匹の鬼を心の闇に徘徊させる

狂おしく

こころを切る夜更け


ナイトメアナイトメア


けれどすこし知っている気になる

知っている訳ないのに

じぶんはなにひとつ特別じゃないと

知らなかったら白痴だよね?

ただ悲しみはどの街だって覆っていて

生きてゆく希望をいだくひとは

だれだってこころに鬼を飼ってるよね


ナイトメアナイトメア




違う

けれども

彼女だけは

ぜんぜん

違う





そして

一番大切な夜に

鬼を寝かせつけてみせて


寝息の可愛い君の

隣にいられるだけで

心になにかが咲く気がする

響くは、キラキラ輝く

ふたりの、ちいさな鐘のね


いつも

前を向いて生きてる

強い、正義を守りたい、

君の吸い込まれるような瞳が好き



ウソみたい

私がだれかを

こんなに好きになるなんて


それだけで

生きていけるんだ


それを

否定しないで

鬼をやさしく寝かせて

やさしくやさしく寝かせて

ふたりはトクベツなんだから

無限の夢色だって

あるかもしれないよ?



あるいは

永遠とか








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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに前半の始まりに ナイトメアの中にいる心理の宇宙に居るみたいです。 そして 確信へと変わっていく、 奇跡のような ナイトメアからの夜明け そこには 幻想ではない輝く無限の七色の夢へ手を…
[良い点]  とくに前半部分が好きです! [一言]  錯覚かもしれない確信。  錯覚でもいいから、抱いき続けていたい感覚。  そのなかにいられるのは幸せなことかと。
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