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19/19

自信

 その美男子は瀬伶菜に、

「ぼくとお付き合いしてください。」

 とみんなの前で堂々と交際宣言した。

 

 ‼︎

 

 …つ、ついにこのときがきてしまった。

 

 いや、わかっていたんです…。

 瀬伶菜は、美人で多才で優しくて頑張り屋さんで、申し分ない素敵な人間だってね。

 

 そんな人を皆が放っておくわけがございませんよね……。

 

 それで、瀬伶菜の返事は…

 よろしくお願いします。かな?と思ったら、まさかのまさかのお返事だったのです。

 

 その返事とは…

 

「わたしは先日お見合いをして、その人と結婚したいと心から思っておりますので、ごめんなさい。」

 との返事だった。

 

 …

 

 えっ⁉︎

 瀬伶菜…いつのまにお見合いなんて…

 

 お見合い結局したのっ⁉︎

 

 瀬伶菜ーー…

 

 

 オレはその日、落ち込んだ…というか…もうなにも手につかなかった。

 

 まぁ、オレはフラれてるし…そりゃ瀬伶菜と結婚できるなんて思ってもないよ?

 

 でも…でもさー、お見合いするならひとことくらい、いってくれてもさぁ…。

 

 

 

 布団で瀬伶菜のことを考えてたら、なんかうとうとしていた。

 

 

 ザラザラザラザラザラ

 

 …なんだ、雨降ってきたのか。

 

「あー、瀬伶菜ー…」

 と布団で一人ぼやいていると、

 

「なに?」

 と返事が返ってきた。

 

 ⁉︎

 えっ⁉︎

 

 んっ⁉︎

 

 慌てて起き上がると、瀬伶菜がボリボリとお菓子を食べていた。

 

 ⁉︎

 

 さっきのって…雨音じゃなくてお菓子の袋あけてる音だったり⁉︎

 

 ってか、なんで瀬伶菜がいつのまにかいるわけよ⁉︎

 

 

「せ、瀬伶菜って…いつからいたの?」

「ん、さっき」

 

 …

 

「あのさー、瀬伶菜。」

「なに?勝手に部屋に入って怒ってる?ならお詫びにお菓子欲しい?」

「そうじゃなくてね、お見合い…」

「あー、うん。」

「なんでオレに言ってくれなかったの?」

 

 …

 

「それは…なんか言いづらいってかさ、恥ずかしくて。」

 

 恥ずかしいって…

 

 

「結婚するんだ?」

「うん…。できれば」

 

 …

 

「そっかー。」

「うん。でね、実はそのお見合い相手…遼なんだよ?」

 

 

 ⁉︎んっ

 

「えっ⁉︎オレ⁇お見合いしてないけど…」

 

「この前、防音室で無言のお見合い勝手に開催いたしました。」

 

 ええぇええっ⁉︎

 

 えぇええええええーー⁇

 この前の無言の向かい合いってそうだったんだ?

 

 

「あれ…でもオレ一度瀬伶菜にフラれてるし…」

 

「あ、あれは…わたし自身に自信がなくて付き合えなかったの。でも、今なら遼と並んでも恥ずかしくないっていうか…ダメ…だよね。こんなわたしじゃさ…」

 と俯いた。

 

 

「ダメじゃないよ。オレ…ずっと、ずーっと瀬伶菜のこと好きだったし。瀬伶菜、結婚しよう。」

 

 オレは、まさか瀬伶菜にプロポーズする日がくるなんて想像もしていなかったのに、なんかすんなりと言葉が出てきた。

 

 そして、からだが勝手に…というか衝動的に?なのか、瀬伶菜にキスをしていた。

 

 

 いつもなら、そんなことできるわけないってなるんだろうけど…なんか…なんか瀬伶菜が愛おしすぎて、とまらなかった。

 

 

 こうしてオレたちは、たくさんの収入と幸せを手に入れたのでありました⭐︎

 

 

 

 

 おしまい♡

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