意味の無いことで作る
意味のあるものを書いてはいけないと
強く思う今日は
意味の全く無いもの書き連ねよう
猫が雷を追いかけて
カーテンにぶら下がっただとか
気圧の所為で
頭が重たいだとか
夏場の仏壇は
ちょっとしたことで蟻が来るだとか
蚊に刺されたところが痒いだとか
他人には
全く意味の無い日常である
だからこそ
人の居る気配がするのだろう
読んだ内容は
頭の何処かで勝手に映像化され
自動で処理される
そこにある感想は
そんなことかという単純なものだ
単純だからこそ
塗り絵のように色が付けれる
簡単だからこそ
自由に想像が出来るのだ
誰かがピシャリと云った一言など
遠く及ばない世界に
連れて行ってくれるのである
お金の要らない自由な旅行は
あなたの意味の無い言葉で作られる
忘れてはならないものは
言葉を発する存在であることだ
小さな理由で
自分を着飾る必要は無い