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百獣物語  作者: 伊織
女王護衛任務編
5/75

第4話 チーム分け

思った以上に書きたい事が多くて大変です。頑張っていきたいです。

 「取り敢えず、当面の目標が決まったわけだが....」

アバドンが俺の方をちらりと見て、


「やっぱり、護衛の任に就いているのに、護衛される側と不仲なのは流石にまずいねぇ」

「ええ、確かにおっしゃる通りですわね。」

「そこで、今回3グループに分けて護衛の任務をつけよと思う。」

アバドンはそう提案する。


「3グループ、つまり、国王、王女、密偵探しを3方向から、少しずつ情報を集めると言うのが目的ですね」

ブリッツはその言葉を自分なりに解釈し取り敢えず、納得するように同意した。


「確かに、現状がわからない以上、今はその手段が確実でしょうが、しかし、組み合わせが問題ですね」

「連携の取りやすい3ギルドで確実に仕事を行うというのはどうですか?」

ガザードがアバドンにそう提案すると


「確かにその方が効率という面では問題ないのですが、一つ重要な問題が御座います。」

「問題というと?」

黄金の馬(アハルテケ)の事です。」


ブリッツは俺らに続けてさらに、


「確かに我等黒の番犬(ブラックドギィ)白銀の妖精(シルビネイフィア)の方々なら問題はあまりないのでしょうが、経験が少ない黄金の馬(かれら)ではその役を担うのは不安しかありませんなぁ・・」

ブリッツは俺らを不安げに見ながら、見ていた。

確かにランク付けの通りだと俺らにどの仕事を任せても、足手まといとなるのは決して間違っていないのだが、然し...


「確かに私達、黄金の馬はまだ設立してから今回の任務の様なものは『よし、こうしましょう』」

いきなりエリーの台詞を遮るようにアバドンが割り込む。


「彼らの実力を我等はまだ知らないが、それは私達皆、ほとんど差はないようなものです。」

「なら、このようにそれぞれ3チームに分かれる際同じギルドの人間が重なるように配置しましょう。」

「個人によって、やれることというのは全然違いますからね。」

「つまり、2名以上同じギルドの人間を確保し、それに対応した人物を割り当てるというのが目的なわけか..」

 アバドンの台詞にブリッツが同意し、皆、その意見に賛成した。


つまり護衛の任務の場合2名以上同じチームの人間がいれば、協力し合いながら、対処ができるという方法かこれなら問題はないかも。


そして互いのギルドの相談の結果、


護衛チームA

ブリッツ・・所属 黒の番犬           

オリヴィエ・・所属 黒の番犬 

ミリターニャ・・所属 白銀の妖精

クリス・・所属 白銀の妖精

 :

護衛チームB

ガザード・・所属 白銀の妖精 

ネスト・・所属 白銀の妖精

リオン・・所属 黄金の馬      

ロンディネ・・所属 黄金の馬

 :

密偵探し

アバドン・・所属 白銀の妖精

エリー・・所属 黄金の馬

キャンサー・・所属 黄金の馬

リモーラ・・所属 黄金の馬

 :

因みにAは国王、Bは王女で余った所に黒の番犬のメンバーを配置するという形になった。


「ちょっと待ってくださいよ」


ガザードが真っ先に俺の方に指をさし、

「なんでわざわざ俺の所に悩みの種を置くんですか・・アバドンさん」

と大声で言ってきた。


「それはねぇ、任務では何が起きるかわからないから、とっとと解決して欲しいからさ」


とのほほんと言ってきた。


「じゃあアバドンさんが仲介役すれば...」

「それにね..僕はちょっと気になる事があってねこの任を一番信頼できる君に任せたいのさ」

「分かりました。必ずこの任務俺一人に任せてください」

「ウンウン、頼んだよ」


という会話を終え、エリーには

「ほらとっとと言って解決して来なさい。謝るなら早いに越した事ないからね。」

と言われ、我等Bチームは、王女の元へ向かいそれぞれの任務を全うすることになったのである。

俺は無事に王女様のご機嫌を治せるのだろうか...









「...状況はどうだ」

「一応計画通りにことは進んでおります。」

「決して気取られるなよ」

「チッ、母親が持っていると思ったのだがな」

「可能性は2分の1だ必ず殺してでも()()を奪い取れ」

「失敗は絶対に許されないからな.....その時は命がないと思え」

「...了解」

 






  


 












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