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1)ヒロイン、前世を思い出す

完全見切り発車です

気が向いたら更新します


10/12、ヒロインの胸のサイズ(絶壁→貧乳)、ヒロインのレベル表記追加を行いました。

この世界が乙女ゲームの世界だと気づいたのは母の手伝いをしているときに落ちてきた植木鉢が頭に当たったことで前世を思い出したからだった。


前世の妹がこの乙女ゲームにハマっていたのだが、恋愛要素の他に冒険の要素もあったため、兄である俺にもこのゲームをするように強要してきたので知っていることが多かったのだった。


よって、自分が今まで感じていた、「知らないはずのものを知っていた」現象に漸く納得はいったが、この世界に転生したという事実は受け止められるものではない。


なにせ前世は男だったにも関わらず、ゲームのヒロインに転生していたのだから。


乙女ゲームのヒロインとして攻略対象者たちとの恋愛劇を繰り広げるなど、元男としては鳥肌ものである。


ゲームでは、花屋を営む母が亡くなった後、娘を父親である男爵が迎えに来ることで貴族の仲間入りを果たし、その後通うことになる学園で王子たちと出会い、愛を深めていく…とかいう設定だったはずだ。


「まあ、自分で言ったらなんだが、可愛らしい見た目だもんな。王子らが惚れるのも無理はないか…?」


俺ことヒロイン、アイシャはピンクゴールドのふわふわの髪に琥珀色の大きな瞳、桜色の唇を持つ美少女だからだ。

ただし、貧乳。


「顔はいいけどこの胸はないな…。ライバル令嬢はボンキュッボンの美人なのにな」


元男の俺としてはライバル令嬢のほうが好みだ、どこがとは言わないが。


「まあなんにせよ、乙女ゲームなんかに参加する気はないし、冒険者でも目指すとするかな」


こうして俺は冒険者になることを決めたのだった。


「そういやテンプレだと『ステータス』って念じると自分の情報が出てくるとかあるよな…?」


無いと思いつつも『ステータス』と念じてみた。すると…



名前:アイシャ

性別:女

レベル:1

体力:200

魔力:1000000

攻:5

防:50

魔攻:10000

魔防:50000

スキル:

ユニークスキル:言語完全理解、魔法習得高速化

称号:転生者、聖女、創造神の加護



見れてしまった。

一般的なステータスが魔力以外は100で魔力は50なのに対して魔法系がぶっ壊れてる。

魔力100万ってなんだよ?!

攻撃力は絶望的だが…。

ヒロイン補正とかいうやつだろうか?

称号欄も転生者はまだわかるが、聖女と創造神の加護とか明らかにヤバい奴ついてるし…。

これは他人に見せちゃいけないやつだし、早めにステータスの偽造とかのスキルを取らないといけないな。

ひとまずは図書館に行って魔法の本を探すとしよう。

魔法を覚えたら冒険者の登録をして採取系から始めようか…などとこれからのことについて考えていった。

読んでくださりありがとうございました

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