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2.グソクムシ絡まれる

こんにちはIRUCAです!

女子高生グソクムシはこれからどうなっちゃうのでしょう!!

個性の強いキャラを作れるように頑張りますでお楽しみに(*^^)v

あれから何分経っただろうか。

あの速度だしまあ遅いことくらいことくらいは想像できたが。

ところでさっきから後ろの方でカサカサ音がするのだけど何だろうか。

さっきの要領でぐるっと回ってみる。


するとそこにはまたグソクムシが…ってさっきよりかなりでかい!!

しかもサングラス(黒い目のところね)に縦に傷がある、いかにもって感じのドスグソクムシ!!

やばいこれは怖い。しかも少しずつ私に近づいてくる。なに私ドスグソクムシに食べられちゃうの!?


「よぉ(低音)グソ美じゃぁねえか。」


予想外の言葉が飛んできた。

(うおぉおいかにもって感じの声…)


「え、えっと何か御用…デスカ?」


(やばい、緊張して変な感じに…)


「んぁ?どうしたグソ美そんなかしこまって。なんだ?かわいい女の子のふりか?かっかっか!」


「え。」


「おめえいつもは「んだこら?くそおやじ!」とか言ってくんのによ。」


「え、ええええええええ!?!?」

(グソ美って何!?どんなやつなの!?ヤンキーなの!?)


「あ、あれよ、これからグソ夫が来るかもしれないからYO!!」

内心かなり怖いけど、危険なひt…グソクムシではなさそうだから、普通に会話に挑戦しよう。

(もうよくわかんないけどこういっとけばどうにかなるかな!!)


「ああ、そういうことか。お前、グソ夫にはばれないようにしてるもんな。」

(ああ~そんなんだ~(黒目))

どうにかなった~。


「と、ところであなたの名前はなんていうのよ。私記憶喪失みたいで、みんなの名前とか憶えてないの。(ということにしておこう)」

いろいろとこいつに知ってる前提で話されても困るし記憶喪失ってことにしておこう。


「まじかよ!グソ美俺のこと忘れてんのか!?小さいころはずっと一緒に遊んでたのにな…」

(テンション高いなこのグソクムシ…グソ夫のことをなんで知ってるかは触れないんだ…)

どうやら細かいことは気にしないらしい。(馬鹿なのかも知れないけど)

私はいいから教えろよって感じの表情をする。(してる気分になっている。)


「おお、すまねぇ…。俺の名前はグソ郎。お前の親父だ。」


え、表情わかるの…?グソクムシに顔筋とかあったの!?それとも無意識に触覚の角度変わってる的な感じかな。

ていうかこいつ父さんかよ…。まじか、通りでグソ美があれなわけか。


「そんな嫌な顔すんなよ…。昔は俺のこと大好きって言ってたのによ…。」


反抗期の娘を持ったチャラめのおっさんみたいだ。実際そうなのかもしれないが。

そういえば、私グソクムシなんだから兄弟姉妹めちゃくちゃいるんじゃない!?


「兄弟ってどのくらい…いた?」


「ん?おう、おめえ含めて1924グソいたぞ。」


「うわぁ…」


「少ない方だぞ??」


(まじかぁ…。年末とか集められたりしたらたぶん気絶するわ…。

てか単位よ、グソって雑過ぎない??いや、人が人で数えるのだから自然なのか??)


会話がなくなり、数秒間の間虚しい静寂を過ごす。


「グソ美~!!どこ~?」

(救世主!!)

遠くからグソ夫っぽい声が聞こえてくる。


「よぉグソ夫か?グソ美ならここにいるぞ!!」


グソ郎ことチャラ親父が応えた。

それからしばらくして(歩くの遅いから)、グソ夫が現れ…ってなんかでかいのがいる!!??

そう、グソ夫はなんかグソクムシとはくらべものにならないくらいででかいものを連れてきていた。


「な、何!?」


「お医者さん連れてきたよ~」


私の叫びにいつも通りの緩い声でグソ夫が応える。

そこにはどう見てもシーラカンスに見える魚とどう見てもメンダコに見えるタコがいた。


驚いて声が出ない私を見かねたのか、記憶喪失ってことになってる私の代わりをしたのか、チャラ親父がシーラカンスに話しかけた。


「お久しぶりですシラ蔵先生。実はグソ美が記憶喪失らしくって、調べてくれませんかね。」


「うむ、みんなの健康を守るのが儂の仕事じゃ。当然調べるが、儂とて急な記憶喪失など聞いたことがないからな。治せるかはわからんぞ。」


シラ蔵ことシーラカンスの声は若干予想はしていたが、めっちゃ渋かった。

相変わらず安直な名前である。ていうかこいつらはやっぱり自分の種類を知ってるんじゃないだろうか。

(グソクムシのお医者さんだから、グソクムシだと思ってたよ…。シーラカンスなのかよ…。もしかして肉鰭あるから道具が使いやすいとか?でもそれならタコの方が器用だよね?てか道具あるの??)


いろいろ考えていたら、シラ蔵がゆっくり近づいてきた。

(うおお、迫力やばい。ちびりそう…。)

それも当然。私の体長はわからないが、大体10㎝くらいだろう。それに対してシーラカンスは100㎝越えはくだらない。体格差10倍、人間に置き換えると、3階建てのビルが向かってくるようなものだ。要は怖い。


「では診察を開始する。グソ美君。仰向けになってもらえるかのぉ。」





「はい!!無理です!!!」


こうしてとても大変な診察が始まった。


拝読感謝です!!

新キャラ増えてきたらキャラクター紹介回作ります!

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