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怪異忌憚

D.C.

作者: 朝霧 橙子

冗談だって言われたって

残った棘は抜けなくて

わかってるよって笑うことが

苦痛になるの


嫌なことを嫌だって

叫んだって届かなくて

もういいやって捨てたのに

後悔している


こんな世界に生きる意味は何処

毎日が白黒(モノクロ)なんです

疲れきってしまった世界に

サヨナラしたいんだ


一歩踏み出して掴んだ筈の

安寧の地はどこにもない


逃げ出したはずの世界は色を

黒から赤へ変えただけ


言葉の刃が引き裂いた

僕の心はずたずたで

へらへら笑うことすら

疲れきったの


やめて欲しいことだって

痛いすら届かなくて

見えない傷で出血多量

死亡宣告


こんな世界で生きる意義は何処

毒にまみれて息もできません

疲れきってしまった世界に

サヨナラしたいのに


踏み出したはずの世界は何も

変わらないままそこにある


何度踏み出し何度落ちれば

僕の世界は変わるのか


わからない

わかるまで繰り返す D.C.


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