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黒猫喫茶  作者: 黒猫
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裏カジノ

グニャグニャ

真希視点



ガヤガヤ ガヤガヤ


ハァイ! 皆のアイドル真希ちんだよ~。

たった今裏カジノに潜入中!

悪い子は逮捕しちゃうぞ!


....................。


アハハ、なーんて脳内でやってたら檻の中の梨華ちんに思いっきり睨まれちった。

まあこんな状況じゃしょうがないよね~。


今私達がいるのはある有名ホテルの最上階。

いろいろな人々がいる中、皆、顔に宝石が散りばめられた仮面を付けていて見分けがつかない。

唯一分かるとすれば皆ドレスが最高級のブランド物と言うことだけ。

会場内は赤いカーペットが敷いてあり、食事も並べられていてついつい目がそちらに行ってしまう。


『今夜の景品は素晴らしいですな。』


『ええ、本当に。』


私の横を太った男達が通り過ぎていった。


そう、このカジノでは何もお金だけを賭けるだけではない。

景品と称し色々な物を賭けているのだ。


トランプ、ダーツ、競馬、他にも色々なもので賭け事をしている。

だが今日私がする事はただ一つ。


オークションだ。


この裏カジノではオークションなんてまのもしているのだ。


景品は奴隷、名画、宝石、軍事機密などなど......


さっきからずっと私の事を射殺す勢いで奴隷用の檻の中から睨んでいる梨華ちんのために私はオークションに参加するのだ。


そもそも私が考えた潜入方法がオークションの景品として心苦しくも梨華ちんに奴隷になってもらうというものだった。

ププッ


あ、また睨まれた......。


まず奴隷の第一条件が


・見た目が良い。


・3~18歳位の女の子であること。


・色白


私には無縁だった。


とゆうわけで梨華ちんには私が買い取った後私の奴隷として会場内を見て回ってもらうのだ。


そう私の奴隷として........


「チッ......」


あれ、次は笑ってないのに舌打ちされた。


なんで?



ま、まあ、そこは置いといて、皆さん私が本当に梨華ちんを買い取れるのかきっと心配しているでしょうけど、ご心配には及びません。


だってどうせこの組織は捻り潰す。

だからお金をはっ倒しても問題なっしんぐ!(^_^)v


ww ww ザマァ!



********

梨華視点


イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ..........。


あんにゃろう、私の事騙しやがった!


裏カジノに潜入させるために、それなりの高価な服を着せるといって白いフリルがこれでもかとついたドレスを着せられた後、睡眠薬で私の事を眠らせ

(ケーキに睡眠薬が入ってた。)目が覚めたら、鳥籠を模した檻の中に入れられ、オークションの景品に出されていた。


仮にも友人に睡眠薬を飲ませるとは.....許せん!


はあ、まあどうせ私が奴隷に一時的にでも堕ちるのが耐えられないのだと思ったんでしょうね。

まあ実際暴れただろうけど.........。


因みにあの馬鹿が私の事を買い取れないんじゃないかという心配はしていない。

どうせ、この組織ごとぶっ潰すから、お金なんて張っ倒すつもりなんでしょうね。



********

謎の男視点


『会場の皆様、ただ今よりオークションに移りたいと思います。』


司会者の声が会場内に響き渡った。


皆、オークション会場へと向かう。


今日の目玉は日本人の奴隷だという。やはり、そおゆう事に興味がある訳ではないが一応会場から浮かないために僕もオークションへと向かう。


オークション会場へと入ると、そこには天井から人一人がはいれそうな位大きな鳥籠が7つ下がっていた。

否、実際その中には女の子達が一人ずつ入っていた。

『では皆様、この7つの鳥籠の中から、それぞれ気に入った奴隷を一人選んで下さい。』


司会者の声で皆会場内をぐるりと巡って奴隷を決めているようだ。


一応、自分もそれぞれ奴隷の顔を見ていく。


珍しいオッドアイ、珍しい血液、珍しい髪の色、

どの奴隷も美しさと珍しい物を備えていた。

そして、美しいドレスで着飾れている。


だが......、特別欲しいと思う奴隷もいなかった。


最後の奴隷に目を移した。


.............なんて事ない。


そう、なんて事ない、普通の美しさ。


確かに黒く艶やかな髪や顔は美しいが、他の奴隷と比べてもそこまで変わらない。

浮かべている表情も、少し俯き不安そうにしている。

いたって普通、普通な筈なのに、

どこか違和感を覚える。


すると、ふと目があった。


別に、何の感情も感じられない視線が自分にむけられた。

だが、その何も感じられない視線の裏には僕の事を今、もの凄く警戒している気がしてならなかった。



パリパリ

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