デンジじゃない人
1.ョ%氏ランド(建設中)-地下労働施設
俺以外に誰がゴミどもを扱える?
俺はこんなゴミ溜めで働くのは真っ平ゴメンだったが、地上でがんばる女キャラたちをサポートしてやりたかった。
だから仕方なく間引きしてやっているのだ。
特に自分は仕事がデキると勘違いしてチームの和を乱すゴミなど最悪だ。ョ%レ氏を甘く見ている。自分に替わりは居ないなどと考えるのは自惚れだ。
ミクシーという男は、その典型だった。
コイツが居ないほうが女キャラたちは楽しく働ける。煙たがれているという自覚はあったろうに……どうしてその先を考えないのか?
俺は地下を案内してやりながらミクシーに苦言を呈す。
リアルとゲームは違う。納期なんてモンはねんだよ。そのくせ人間関係ってヤツはリアルに準じるのな。気まずくなったら引退とか普通にあり得るんだぜ。気まずさは面倒臭さだからな。
「……ナンパはダメってことスかね?」
いや、ナンパはいいんだ。男は女を求める生き物だからな。それ自体はいい。でも、お前は上から行こうとしたろ。上とか下とかないんだよ。そういうのはバレるんだ。情報は共有される。お前が下と見なした女がどう思うか……そういう気遣いがお前には欠けていた。俺ならチャンスと見たら見境なしに行ったね。男気ってのは、つまるところ「損」を引き受けることだろ。それをやりたくないってんなら、それ以上の価値を示さにゃならん。でも俺らにそんなモンはないから、無様でもいいんだ。プライドを守って、なおかつ女にモテてぇってのは甘えだよ。そうだろ? お前は大谷翔平選手より上等な男なのかよ? 違うだろ。極論だがな……自分に惚れさせよってんだ。プレゼンの仕方は考えねぇとな。
「崖っぷち、さんは……なんで俺にそんな良くしてくれるんスか?」
放っといても良かったんだが……お前をここに連れてきた連中な。お前をヨロシクってよ。
俺はあえて知らないゴミが作った「恩」を強調した。
実際、コイツはかなりのモンだ。上だの下だの言ったが、それは聞かれたからそう答えただけで、俺は単に女キャラにコナを掛けるコイツが気に入らなかっただけだ。俺以外の男が幸せになるのが嫌だったから、どうにかして女キャラから引き離したかった。それが真相だ。
ミクシーはョ%レ氏が「地上に配置したキャラ」であり、コイツが居ることで効率が悪くなることはまずない。しかし人間には破滅願望というものがある。ヒかれると分かっていながら女キャラに対して下ネタを振る。ネトゲーの匿名性はそうした欲望を加速させる。言ってしまえば他人事だからだ。キャラデリすればイチからやり直せるという思い込みがそうさせる。もっとも俺に言わせてみれば、人間関係やキャラビルドを完全にリセットできるプレイヤーはごく少数派だがね。
ミクシーは使える。地上には帰さない。お前は上等なゴミになるんだ……。
当然のこと、熟練のゴミは俺の思惑を正確に汲み取ってくる。
「崖っぷち〜。女キャラを出すのはヤメロって言ってんだろ〜。調子狂うんだよ〜」
あ〜? いつも言ってんだろ〜? 女キャラを出さねぇのは甘えなんだよ〜。
……いいぞ。それでいい。俺のバンシーモードはスズキベース。まかり間違って小柄で童顔な今の俺をイイナと感じるホモは一定数居るらしい。メインは男キャラと予防線を張っておくのは悪くない。恋愛感情ってのは厄介だからな。
ミクシーが何か言う前に俺は素早く補足した。
俺は初対面のヤツにはできる限り女キャラで接するようにしてる。男キャラで行って好かれようってのは甘えだろ〜。俺はそういう考え方をする。ま、整形チケットありきだな。
ミクシーはしゅんとした。
「正直、その発想はなかったっス。……俺は甘いんスかね?」
まぁそうだな。
俺は認めた。
お手軽に性別を変えられるゲームと、そうじゃないリアルを一緒くたにして考えるのは何かと無理があるぜ。とはいえ、分かるよ、分かる。かく言う俺もいっぺんロストするまでネカマプレイには抵抗があった。気持ち悪いだろって思うよな。その辺はぶっちゃけ許されるキャラと許されねーキャラがある。俺なんかは変に名前が売れちまったモンだから、俺ンこと知らねーの?って態度を取れるんだよな。
着いたぜ。ミクシー。お前にはひとまず変な部品を作って貰う。これだ。
俺は知らないゴミが延々とクラフトしている四角いのを指で摘んで見せた。四角くて、角は丸まっている。タコさんが見本を持ってきて、これを自分がいいと言うまで作れと言うので山ほど作っている。他にもそういう案件は多く、デカくてクソ重い歯車みたいなのをタコさんが回せと言うので交代制で回しているし、デカくてクソ重いシーソーみたいなのを踏めと言うので交代制で踏んだりと……まぁ色々だ。作って、回して、踏んで、何を目的としているのかは分からないが、やたらと肉体労働が多い。そんな中、四角いのを作るのは割とクリエイティブな仕事だ。
俺は指で摘んだ四角いのをまじまじと見つめた。
……んん? 少しばかり角の丸みが浅くないか?
「も、モデルが……。ウチらまでモデルが回って来ないんです。回ってきてもすぐに次に行ってしまって……。モデルを……モデルを増やしてください!」
お前らがそう言うから、この俺があのタコに下げたくない頭を下げて10個に増やしたんだぞ。ネチネチとイヤミを言われながらな……。10個じゃ足りなかったと、同じものは作れないと俺に泣きつけと言うのか?
とはいえ。俺は人差し指をぴんと立てた。
俺も生産職だ。お前らの気持ちは痛いほどよく分かる。お前らのためなら下げたくない頭も下げよう。しかしあのタコは納得しない。ヤツはこの四角いのを何に使うのか言おうとしない。何らかのパーツですらない可能性がある……。分かるか。ヤツは種族人間を鍛えると言っていた。これは修行の一環なのかもしれん。実際……お前らはクラフト技能を使って同じものを作ることができずにいる。
生産職は横の繋がりが強い。俺とてその一員だ。ゴミはゴミでも生産職のゴミはマシなゴミであると信じたいじゃないか。
俺はモデルが足りないと舐めた口を利くゴミの肩にガッと腕を回した。グイィと引き寄せて耳元でボソボソと解決案を提示する。
考え方が違うんじゃあないか……? モデルが回って来ない。それは大変だ。モデルもないのに同じモノを作れと上は言う。無茶を言いやがって……。どうしろと言うんだ。そうだよな……? だったら、やり方を変えるんだ。どんなことだってそうさ。何から何まで満足の行く仕事なんかあるか……? 犠牲は付き物……だろ?
ミクシーを生産部隊に任せ、俺は汗水垂らして働くゴミどもを見て回る。
俺の仕事は制作進行管理だ。進捗が芳しくないゴミどもに文句を付けて、体制が悪いと至極もっともなことを言ってくるゴミどもにそんなことはないと言って否定し、一切の譲歩はしないという仕事である。
無論……悪いのは体制だ。ここ地下労働施設では、労働者に対して最低限の条件として、感情を持たないマシーンであることを求める。
上層部が腐っているのだ。
ゴミ溜めで偉そうな顔をしている近接職のゴミども。
この手の閉鎖環境に押し込むと、多少腕っぷしが強いからと、あの連中はすぐに調子に乗る。
そいつらにとって俺は放っておいてもゴミどものヘイトを集めてノルマ達成を推し進めてくれる便利な駒という訳だ。
どこで俺を切るか……。大方そんなことを考えているんだろう。
俺も承知の上だ。ヤツらを出し抜き、俺がてっぺんに立つ。
俺を招き入れるとろくなことにならない。そんなことは分かっているだろうに、いったんは俺を受け入れた……。お前らの立っている場所は、よほど……甘い汁を啜れるらしいナ……?
……金か? イヤ、もっと別の何か……。女、じゃないな……。レ氏はその手の懐柔策をとらないだろう。
いずれにせよ、楽しみだ。偉そうにしてるヤツが地べたに這いつくばって許しを乞う姿を想像するだけで俺はヨダレが止まらなくなる。堪んねぇよ。お前らの無様な姿を早く俺に見せてくれぇ……。
そんな、俺の嗜虐心を刺激してやまないゴミ。仕事中の俺に声を掛けてきたのは、そのうちの一人だった。
「崖っぷちクン。順調なようだね? その調子で頼むよキミぃ。キミには期待をしているんだ」
盛大な勘違いをしているようで、葉巻のようにエーテルをくわえてパッパカ煙を吐いている。
「ゆくゆくはキミをここの幹部に推薦するつもりなんだよ、私はね。しかし前科が前科だ。他のメンバーはなかなか納得しない。椅子の数には限りがある。さて、どうしたものか……」
不足のない生活が人を満たすことはない。人間は「現状」に快感を得ることができない。そういう身体の造りになっている。だから失って初めて、自分が持っていたものの価値に気付く。つまり失わずに済んでしまえば、手元にあるものに目を向けるのは難しい。それは薄情ですらない。
座り心地の良い椅子も、今そこに座っているものからすると「現状」で、「手元にあるもの」だから、高値を付けることはない。ミスをする人間の心理とはそうしたものだ。
そして、それは当たり前のことで、特別な知識でもないから、自覚はできる。失わないよう、工夫をする……。しかし本心から有り難みを感じることはできない。突くとすれば、そこだ。
俺は慎重に言葉を選んだ。
学校の席替えってあるでしょう? 大切なのは座り心地よりも、誰がとなりに座るかだ。
ゴミはニヤッと笑った。
「同感だよ。お互い……良い隣人でありたいものだね」
追い落とせと言われた訳でも、手を組もうと言われた訳でもない。探りを入れられたか、牽制か……。見せ掛けかもしれない誘いに俺は乗らなかったし、ゴミは俺との遣り取りにそれなりに満足して立ち去って行った。
……そう簡単に尻尾は掴ませない、か。
やはり以前のゴミどもとは違う。賢いフリがうまくなったのと、無条件に他人を信用するような甘えが見られなくなった。
成長している。ゴミとして。
チッ、やりづらいぜ。ここは力業に頼るしかないか……。
やっぱり持つべきものは友人だなっ。
2.地上-廃人たちの職場
一日36時間ペースで働き続ける廃人たちは、ョ%レ氏にとっても得難い労働力であるらしい。
俺は旧交を温めるべく地上に出て、レベルが高くて何かと潰しの利く便利な友達の顔を見に行く。
いやぁ。地上はやっぱりいいなぁ。空気が澄んでる。ニコニコ。
豪快に開いたスリットから覗く太ももを発見した俺は一直線にそちらに向かう。
太ももがこちらに気付いた。
「あっ、班長だ! カイジのハンチョウみたいなことやってるヤツがこっちに来た!」
誰かと思えばリチェット隊長じゃないスか〜。
俺はこんなこともあろうかと持参した牛さんスーツを歩きながら装着していく。
クソ着づらいしクソ脱ぎづらくてイラつくあまり、最適な着脱法を見出すに至っていた。くるくると回りながら踊るように着装を完了する。
早着替えを終えて、ぐんぐんと迫ってくる俺にリチェットがびびる。
「凄いニコニコしてる! なんだ!? 下心が凄いし近い! 近い近い近い! 近いんだよ!」
俺は可愛い隊員として隊長にぐいぐいと頭を押し付ける。
普段の俺ならブン殴られてそうだが、今の俺はバンシーモード。女キャラの顔面は公序良俗によって保護される。
リチェットも俺に懐かれて表向き嫌がってはいるが、満更でもなさそうだ。逆に肩をぐいぐいと俺に押し付けてくる。思い出したかのように隊長キャラを取り戻して言う。
「今日は非番だぞっ、牛さん! こういうのは配信中にやれ! 金にならないだろっ」
守銭奴を隠そうともしない発言に俺は内心ドン引きしたが、リチェットが楽しそうなのでヨシとする。
隊長〜。地下の有様がヒドいんですよ〜。なんの拷問?って感じの仕事ばっかりで〜。
リチェットたちは、なんか……何だろう……巨大なタコ?の骨格?らしきものを組んでいた。風が吹いたらバターンって倒れそうなので、転倒防止にワイヤーで繋いで支えている。
リチェットはノリの良い女だ。ひとまず掴みを終えてさっさと本題に入りたい俺の隊員ネタを引っ張る。黒ぶち模様も鮮やかな俺の背中を撫でながら、
「今日は小さくて可愛いんだな。ちょっとスズキに似てる。ホントはオマエんトコのクラメンも配信に呼びたいんだけど、他の隊員からオマエでギリギリだって言われててさ〜」
ギリギリアウトのほうな。お前らの配信に俺が引っ張り出されてる意味が分かんねーし。あとスズキは配信NGな。そういうのスゲー嫌がる。
高所作業していたメガロッパがこちらに気が付いた。「あっ」と声を上げるなり、ひょいひょいと骨組みを降りてくる。
「コタタマ! ミクシーさんをドコへやったの! お前だろ! 返せっ!」
ヤツのことは忘れろ。縁がなかったんだ。きっと今頃は世紀末のモヒカンみたいになってる。次に会ったらたぶん「崖っぷち〜」とか言ってくるぞ。
それはそうとお前、別の現場で監督やってなかったか? クビになったか?
「違いますよ! あの子たちは私が居なくても大丈夫になったの!」
じゃあやっぱりクビじゃねーか。
クビである。
ョ%レ氏はミクシー保護の目がワンチャンあると考えてメガロッパを派遣したと見るのが妥当だ。
しかしメガロッパは認めなかった。
「言っとくけど、私! お前なんかよりもずっとクラフトうまいから!」
この女は近接職だが、このゲームの職業は職位が上がると他職種との統合が進む。まして廃人ともなれば、むしろ物理アタッカーしかできないヤツのほうが珍しかった。
俺はリチェット隊長に擦り寄った。
ねぇ、この子どんどん俺に対して攻撃的になる。生産職の俺にお前より生産うまいってひどくない? 全否定じゃん。隊長から何か言ってやってよ。
隊長殿は日和った。
「メガロッパは何をやらせてもすぐに上達するからなぁ……」
まるで役に立たない隊長だが、メガロッパは自分で勝手に言い過ぎたと反省したらしい。バツが悪そうに俺を見てくる。
「むむっ……。み、ミクシーの件じゃないなら、今日はどうしたんですか?」
サトゥ氏に会いに来たんだよ。
メガロッパは何故か不満げだ。
「えー? サトゥさんは居ませんよ? ほら、この前の、レ氏と戦った時に変なコツを掴んじゃったみたいで。セブンさんを連れてどっか行っちゃいました」
……リチェットを置いてか?
リチェットも不満げだ。
「アイツらはそういうトコがある! 男同士でコソコソと……! 私に怒られそうだなって時はイキナリ居なくなる! ほら、これ!」
憤懣やる方ないといった様子でリチェットが二体のぬいぐるみを俺に見せてくる。UFOキャッチャーの景品っぽい小さなぬいぐるみだ。
サトゥ氏とセブンの人形であった。
必要とあらば愛想を振り撒くサトゥ氏と、愛嬌などというものは持ち合わせていないセブンの人形が短い両腕を上げて無邪気に喜んでいる。
これは……。
「アイツらは後ろめたいことがあるとコレを置いて行くんだよ! 信じらんない! 私がクランマスターなのに〜……!」
リチェットさんはどこか遠くに居るバカ二人を呪うように人形をブンブンと激しく振ってから、そっと大切そうに懐に仕舞った。
……そ、そっか。居ないなら仕方ないな。じゃあ、俺はこれで……。
そそくさと退散しようとする俺の肩を、にゅっと伸びたリチェットの手がガッと掴んだ。
「まぁ待て。コタタマ。話は聞いてる。オマエは最高指揮官候補らしいな」
お、お前らはあん時に居なかったな。話だけ聞いたんじゃ誤解しても仕方ないかもしれんが……。
とっさにうまいこと言ってはぐらかそうとする俺だが、リチェットさんは俺の肩を離してくれなかった。
「コタタマ。オマエはスマイルにステラを任せて自分は知らんぷりしてるが、他人事じゃないんだぞ。オマエもステラを支えるんだ」
……俺はあの女を認めちゃいないんでね。何せ、あの女と最後まで選挙で争ったのは俺だからな。その俺に服従しろってのは妙な話だ。そうだろ?
「むっ。それはそうかもしれんが……」
リチェットは感情論に弱い。押し切れる。
そう思ったのも束の間、素早く回り込んだメガロッパが俺の目を覗き込んできた。
メガロッパは左右で瞳の色が違うオッドアイだ。普段は前髪で隠れがちになっていて、不意に顔を近付けられると、こんな綺麗な顔してたっけと気圧される。
「そんなこと言ってホントは気になってるんでしょ〜? 頼み事があるならステラに言えばいいんです。それとも、どうしてもサトゥさんじゃなくちゃダメなの?」
……まぁ、な。じゃなきゃダメってこたぁないが。
暴力装置に暴力装置をぶつける。俺のやりたいことは単純だ。クソ廃人のサトゥ氏なら強いヤツが居ると聞けば喜んで狩ってくれるだろうと思っただけで。
……こんなところで意地を張っても仕方ない。最高指揮官候補の件は、どうあっても実験が必要だ。ある意味、サトゥ氏の不在は好都合……とも言える。何をされるか分かったモンじゃないからな。
しかしステラ。ステラねぇ。ま、エンジョイ勢に何ができるよっつぅ興味はある。行ってみるかぁ。
渋々と承諾した俺に、リチェットがやけに嬉しそうに指をパチンと鳴らした。
「そうこなくっちゃ!」
いちいち反応が古臭い女だな……。お前、六人衆の影響を受けてるぞ。
俺がそう指摘すると、リチェットは恥ずかしそうに赤面した。少し不安げに両頬を手で挟んで言う。
「えっ。そ、そうかなぁ……? イマドキっぽくない?」
今時っぽくはないが……。
おろおろしているリチェットは見ていて楽しくはある。廃人集団の貴重な癒し枠だ。
俺はニカッと笑った。威勢良く歩き出す。
まぁいいか! ヨロシクなぁ! ドコ行きゃいいか分かんねぇ! 前歩け!
俺のあとに続くメガロッパがボソリと言う。
「かく言うお前はデンジっぽい……」
俺はサッと赤面した。
チェンソーマンな!? 俺もそう思うんだけどさぁ……! 俺は元からこんな感じなの! だよね!? でも自分でも引っ張られてんな〜って思う部分はあンだよ! 思わず寄せちゃって「あっ」てなるの! ねぇどうしたらいいと思う!? 俺どうしたらいい!?
チェンソーマン第二部はジャンプ+にて連載中だ。有名人と若干キャラが被っていて、図らずもモノマネ芸人みたいになっている俺はキャラを模索していた……。
これは、とあるVRMMOの物語
デンジじゃない人とリリララじゃない人。二人のじゃない人の邂逅が齎すものとは……?
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