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13話 撤退

昨日投稿できなかったので今日は二度目の投稿をさせていただきます。読んでいただければ幸いです。

アルの奥さん、業火の魔女の話が出てからあたりは俺達()がいるにも関わらず獣人達は動揺している。ドルガやチェイが他の獣人達に落ち着くよう指示してどうにか待機状態を維持しているが、どうも気がそぞろでお互いの顔を見合わせていたり口々に何か言っている姿が見受けられる。


 というかさっきお前等の仲間を怒り任せに殺したんだが……俺の事は無視ですか……


 どうやら俺の与えた衝撃よりもアルの奥さんのインパクトの方が強いらしい。一体どんな奥さんもらってんだよ、アルは。気になったので聞いてみた。


「なぁ、アルの奥さんて他の種族に知られるくらい怖いのか?」


「ちょっと過去に色々あってな。俺が言うのもなんだが、ありゃ悪魔だ。だからこうなる前にあいつらにはこの国から出てって欲しかったんだがな……」


 アルが渋い顔をし顔に手を当ててため息をついている。

 

 自分の奥さんを悪魔って……なんでそんな人奥さんにしたんだよ


 そんな風にアルと話しているの門から一人の獣人の男が慌てた様子で駆け込んでくる。一直線にドルガの元まで向かってくると顔面蒼白の様子で、それでも自分の役目とばかりに報告しようと声を張り上げる。動揺しているのだろう。こちらにまで報告が駄々漏れだ……普通なら敵にまで情報が聞かれるような奴クビにするだろう

 

「報告致します!後詰で来た第七師団と共に残りわずかな区画を探求していましたところ、いきなり爆発が起こり地面から火柱が出たとの事です!」


「被害は!」


 焦りを隠しもせずに報告に来た獣人を急かすドルガ。ドルガがここまで焦った姿を見た事のなかった獣人が報告を続ける。


「火柱が消えてから仲間の捜索をしましたところ火柱の中にいた分隊長などいたようですが、ほぼ原型を留めておらず人数は不明です……おそらく千人くらいになるかと……」


「何が原因かはそちらでは突き止めたのか?」


「いえ……ただ赤い光のような何かが飛び交っていたので魔法であるのは間違いないと……」


 俺とドルガ達はアルから”元凶”について聞いていた為、誰が起こしたことなのかわかっていたのだが、確証を得るために報告してきた獣人に聞いたようだ。だが彼には何者がこんな事をしたのか検討もついていなかった。

 

「アレを持っていたにも関わらず魔法で殲滅されたというのか……?」


「おそらくですが……」


 ドルガと獣人はそこで一度会話を区切りドルガがアルの方に向く。


「なぜ魔法が効かないワシ等を貴様の妻は魔法で倒す事が出来る!」


 というか魔法が効かないとか言っていいのだろうか?あと倒すって生易しいもんじゃないよな。推定千人を殺してるっぽいんだからもう殺戮って言ったほうが良いだろう。


「俺にあいつが何したかなんてわからないぞ、俺は魔法知識なんてほぼねぇし、あるのは今まで鍛えた腕っ節だけだ」


 自信満々にそう告げるアル。ドルガは本当に知らないのかと疑念の表情を向けている。俺は完全に空気となった。


「貴様、一体何者なのだ?なぜ一兵士であるヌシが業火の魔女を妻に娶る事が出来た?」


「あ~……」


 アルは頭をぼりぼりと掻きながら言いあぐねている。アルとドルガの間にしばしの沈黙が流れる。が、アルは決意した顔になった。


「昔の黒歴史をひっぱり出すみたいで詳しくは言わん。あいつを知ってるんだから俺が”アルフォンス”だって言やぁわかるか?」


 ドルガに質問するように話すと、ドルガだけでなく周りの獣人達までざわめいた。


「アルフォンスってあのアルフォンスか?」

「二十年前の魔獣以降小規模ではあるが魔獣が発生する度に倒していた冒険者集団。それを束ねていた男」

「異常とも呼べる能力者と他種族で構成された冒険者集団でどの国にも属さなかったあのパーティのリーダー……」

「いきなり街中で全裸で走り回ってたってのも聞いたことがある」

「ワシは確か、魔獣との戦闘中に魔獣よりも被害を出したってのも聞いたことがあるぞ」

「それはワシも知ってる。種族など関係なく出入り禁止になった町や村がいくつもあったらしい」


 獣人達は自分達が聞いた噂を話し合っている。前半のは尊敬などと思うが、後半の出来事はまさに黒歴史以外のなにものでもない。



 彼等の話はアルにも届いていたらしく、悶絶しながらうずくまっていた。事実なのか……


 俺はそれを理解した上で優しい目をしながらアルの肩にぽんと手を乗せる。


「あんな話……でまかせに……決まってる……ぷっ……よな?」


「てめぇ!わかってて聞いてんだろ!人の傷に塩塗りたくりやがって!」


「ひどい事言うな。俺はお前を信じて……あはははっ!」


 真面目な顔をしたが無理だった。頭の中に全裸で疾走するアルの姿が過ぎってしまった!


 

 そんな俺達のやりとりを中断したのはドルガだった。


「貴様、いや”魔獣殺し”のアルフォンスと業火の魔女がなぜこのようなところにいる?」


「俺達のパーティは解散したんでな。んで過去の事を封印してここでのんびり暮らそうと思ってたんだよ」


 もう俺の事を無視してぞんざいな態度でドルガに答えている。


「理由はわかった。だがワシ等はヌシ達が相手でも引く事は――――」


「皆の者撤退の準備です。町で生き残っている分隊長達に魔女の事を知らせ、むやみに刺激しないようにも伝えるんだ!それと王国の外に連れ出した人族の解放も急ぎ伝えるのだ。今すぐ行動に移せ!」


 ドルガの言葉を遮り、獣人に指示を飛ばしていたのはチェイだった。彼はいつもの口調よりも若干荒くしていた。今までの話を聞いていた他の獣人達も悔しさはあるもののチェイの指示に従い、自分の役目を全うしようと行動を開始する。それに憤慨したのがドルガだった。


「貴様等!撤退などと、獣人族の誇りはないのか!戦場で散ることこそ戦士の本懐であろう!」


「そんなん誇りでもなんでもねぇよ」


「何……?」


「確かにそれで相手の国なんかに少なからぬ被害を与えられるんだったら報われるだろうよ。だが話聞く限り業火の魔女に手も足も出ず、解決する策すら思いつかない。そんな相手に誇りを胸に突っ込んでいけだなんて部下に無駄死にさせるようなもんじゃねぇか」


「ぐっ……」


 どうやら俺の言葉が的を射ていたようでドルガは口ごもる。


「指揮官なら誇りよりも部下の命を大切にしたらどうだ」


「貴様に何がわかる!」


「何にもわからねぇよ、いきなり連れてこられたこの世界の事もお前等の種族間の戦争の事もな。だけどな、そんな周りが見えなくなっている状態であんたが部下の命を散らそうとしてるのだけはわかるぞ。」


「国に帰って生き恥を晒せと申すか若造」


「さっきも言ってたな。生き恥とか。俺はお前等の仲間を殺した。だから俺が言うのは筋違いかもしれないけどな。俺から言わせてもらえれば潔く死を受け入れるなんていうのは格好悪いし反吐がでる」


「なんだと……!」


 ドルガは激昂する。当たり前だ。俺が言っているのは彼等の誇りを踏みにじっているような言い方なのだから


「当然だろ。死んで可能性を潰してんだから」


「可能性?」


「あぁ、確かに今は国に戻ったら生き恥を晒すことになるのかもしれないが、それでも生き残る事が出来る。あんたなら生きて再び戦場で活躍すれば名誉挽回する機会なんていくらでもあるんじゃないのか?死んだらその可能性だって消えてなくなる」


 俺はすらすらとご高説を垂れ流すかのように語る。それをドルガは黙って聞いていた。


「それに生き恥っていうならそこの男を見てみろ?他種族にまで過去の汚名が広がっているにも関わらずこうやってのうのうと生きてるんだ。名誉挽回?ナニソレオイシイノ?って具合に」


「ここで俺を引き合いに出すなよ!」


 俺がアルを指さして言うと、アルの方も激昂していた。


 まったく、人が真面目な話をしてるんだから空気を読んで欲しい



 ドルガも俺の言葉が最初は気に入らないものだったが部下を無駄死にさせたくないという思いもあるのか徐々に剣呑な雰囲気が薄れてきた。ドルガはしばし考えた後。


「撤退だ」


 短くそれだけを告げた。


 俺達はその宣言を聞き縛り上げていたゴルド達獣人を引き渡す。ゴルド達を受け取りそのまま撤退しようとしたドルガ達にアルが彼等を引き止めた。


「すまんが二十人くらい残してってくれないか?」


「なぜだ?」


 訝しむドルガ達だったがアルはそれを無視して話を続ける。


「奴隷は裏切り者として連れてったらどうなるかわからんから渡せないが、捕虜ならいいだろう?何年か前に捕らわれた彼らも一緒に連れ帰ってくれ。確か元族長もいる」


 その全員が驚く。前に捕らえた獣人まで引き渡すと言っている。アルに良いのかと小声で聞くとどうやらここに来る前に王様の許可を取っていたようだ。


「なぜ彼等まで解放する?」


「こんな戦争が起こされちゃったんだから仕方ねぇだろ。たぶんこのままあんたらが撤退した後、この国での獣人の扱いはもっと酷くなる。だったら獣人が解放してったという名目にして一緒に国に連れ帰ってもらった方がこっちとしては面倒がなくなる」


 アルの言葉にドルガは二十人の獣人に命じるとアルと一緒に王城のある隣の施設、騎士団の寄宿舎に向かう。どうやら寄宿舎の地下が牢屋になっているようだ。


 ドルガはそれを見届け撤退。しようとして俺の方に振り返る。


「なんだ?」


「そういえばヌシの名を聞いていなかったと思ってな」


 あれ?名乗ってなかったっけ?そういえばゴルドには名乗ったがこのおっさんに名乗ってなかったような……


「俺の名前はイチヤ・カブラギ、で良いのか?イチヤだ」


 やはり姓と名をどっちにするか迷うな

 今度皆に聞いてみるか


「イチヤか。その名しかと胸に刻んだ。して、職業はなんだ?」


「だから罪人だっていってるじゃねぇか」


 職業欄にもちゃんと書かれてるし


「罪人以外にも本来の職業が乗るはずだ。そちらを聞きたい」


「え……」


 もう一つが本来の職業って事は……このおっさんあれを言えって言うのか?


「どうした?やはり勇者なのか?」


「いや違う」


さすがに勇者だとは思われたくない

 俺は慈善事業なんかしたくないからな

 今回の事だって仕方なく出張っただけだし


「どうした。職業なのだ。恥ずかしいなんて事もあるまい」


 恥ずかしいんだよ!

 さっきのアルが言い淀んでいた気持ちがわかってしまう……

 でももう会う機会はないだろうから言っても大丈夫だろう


 俺は意を決したようにドルガへと伝える。

 

「ニート」


「何……?」


 少し声が小さかったようで聞こえなかったようだ。今度は相手に聞こえるように告げる。


「ニートだ」


「ニート……聞いたことがない職種だ」


 普通はあんまり聞く機会なんてないだろうし、ましてやここは異世界だ

 知っている者など、転移された勇者くらいだろう


「ふむ。未知の職業か……おもしろい!その名、その職しかと覚えておくとしよう!」


 覚えないで!いやマジで!


 俺の願いもむなしく俺から職と名前を聞いたドルガはそのまま仲間と共に撤退準備を終える。


「ニートイチヤよ!必ず生き残り次に会いまみえる時を楽しみにしている。ヌシはワシにとっての好敵手だ!」


 そう宣言して今度こそ彼等は王城から姿を消したのだった。最後に俺を見たドルガの目は最初に侮っていたような目ではなく一人の武人として敬意を払っているような感じだった。


 俺は武人とは真逆のような人間だというのに……



「正直最後のでどっと疲れた……アル達はまだ戻ってこないし、先に玉座の間の王様達に報告でもしに行くか」


 俺はそう言ってとぼとぼと歩き出した。





 俺が扉を開けると、中にいた全員が警戒した目をしていたが、俺だとわかると安堵したのか、緊張の糸が切れたように脱力していくのがわかる。

 周りを見渡すとどうやら重傷者の治療も終わっているようで戦える者が戦えない者を守れるような配置で待機していた。


 一通り見終わると、沈黙に耐えかねたのか、王様ではなく王女レイシアが声をかけてきた。


「それで……獣人達はどうなったのですか……?」


「撤退してったよ」


 俺の報告を聞き姫様が安堵している。クラスメイトも互いに抱き合い喜び合う姿が見受けられるが、一部生徒とクソ教師はその輪に入らずに隅の方にいるのが気になるが無視する。



「イチヤよ、此度はご苦労であった」


 遅れて王様がそういって労ってくれるた。


「いや、俺だけの力じゃないんで」


 九割くらいアルの知名度とアルの奥さんの活躍のおかげだろう。アルは封印した過去って言ってたようだから俺の口からその事は言うべきじゃないだろう。そう考え俺はその事実だけを言うと、謙遜と捕らえたのか王様が勘違いし出す。


「謙遜せんでも良い。少なくともここにいた者達を助けた事実は変わらんのだからな」


 騎士やクラスメイト、姫様まで王様の言葉に頷いている。みんなが俺を持ち上げている姿に俺は一抹の不安を感じたのでこの流れをきる為に言葉を発する。


「あの」


「どうした?」


「ちょっと疲れちゃったのでそろそろ帰ろうと思います。詳しい報告などはアルや他の騎士が戻ってきたら聞いてください」


 そういって俺は入り口に向け歩き出した。


「ちょっ、ちょっと待つのじゃ!」


 入り口の扉に手をかけると慌てたように王様が呼び止める。


「はい?」


「帰るってどこに?」


 この王様は何を言ってるんだ?

 まさか急な戦争のショックでボケが加速してしまったのか?

 俺が帰る場所なんて決まっているじゃないか


「牢屋です」


 そう言って俺は今度こそ玉座の間を後にした。

 

 王様達はぽかんとした表情のままいつまでも俺が出て行った扉を見つめていた。






 

 玉座の間を出た俺は真っ直ぐに自分が暮らしている牢屋の部屋の前に戻ってきた。


 あぁ……まだ数時間しかたってないのに凄く懐かしく感じるよ!


 バタンッ!と元気にドアを開ける!

 すると俺が使っている牢屋の中で数人の獣人達がビクッと体を震わせ、怯えた目でこちらを見ていた。


 あぁ……これはやってしまったか、気が緩んでいたとは言え小さい子怯えさせちゃだめだろ


 そう思い俺は牢屋の前に立つと優しい顔を一生懸命作って(たぶん作れている)小さい子に目線を会わせ話しかける。


「驚かせてごめんな。もう怖い思いしなくて平気だからな」


「ほんと?」

「もうぶたれない?」


 どうやらここにいる間もずっと怖かったのか目を潤ませながら拙い言葉遣いでそう聞かれた。


「ほんとだよ、もう大丈夫だ。よく我慢したな」


 俺が力強く頷くと獣人の幼女はぽろぽろと大きな瞳から涙を零した。ずっと怖い思いを我慢してたんだろうな。


 牢屋の策の間に腕を通して俺は二人の獣人の幼女を優しく撫でる。くすぐったそうにしているが彼女達は抵抗しない。

 ひとしきりなで俺が危ない人間じゃないとわかってもらえたところで物質変換を使い中に入り部屋の中を見る。目的の人物の一人を探して見回すと獣人の子達の後ろに隠されるようにしているその人物を発見した。彼女は俺のベットの横で安心したように眠っている。


「リアネは大丈夫なのか?」


「はい。あなた様に言われたこの場所に来てすぐに緊張の糸が切れたように眠っただけですので、一番気を張っていて小さい子達を守ってくれていたので疲れたのでしょう。特に心配になされるような事はありませんわ。それにしてもリアはあなた様を本当に信頼していますのね」


 この中では比較的年長そうな女の子(ディアッタというらしい)にリアネの事を聞くとそう返された。


 俺はリアネの前に行き跪くとリアネの頭を先程獣人幼女にしたように撫でる。


 耳がぴくぴく動きしばらくすると目も同じように動き瞼が少しずつ開いていく。彼女は目覚めて俺の姿がすぐ目の前にあるといきなり飛びついてくる。


「イチヤ様!イチヤさまぁ!」


「お……おい……ちょっと」


 照れくさかったので抱きついてきたリアネを引き剥がそうと彼女の体に触れると震えている。動揺して気付かなかった。

 俺は引き剥がすのをやめ彼女の背中をぽんぽんと叩く。


 彼女の震えが止まるまでこのまま好きにさせてあげよう


 ようやく彼女の震えが止まると、リアネは恥ずかしそうにしつつも俺から離れた。ちょっと名残惜しいと思いつつも俺は彼女に照れながらも笑顔を向けると告げる。


「ただいま」


「おかえりなさいませ」


 少し仰々しかったかもしれないが二人でそう挨拶を交わした。


「イチヤ。私には何も言ってはくれないのか?」


 唐突にそんな声が聞こえ声の方を向くと少し呆れたような、拗ねたような様子のレイラがこっちを見ていた。


「忘れてたわけじゃないんだけどな。物質変換した牢屋だからそうそう襲撃を食らうことはないしレイラは大丈夫だって確信はあったんだけどリアネは来る途中何かないか心配だったから優先させてもらったんだ。挨拶が遅れてごめん」


 俺は言い訳のようにそう言って捲くし立てる。

 レイラはまだ拗ねているような感じだ。と思ったら急に微笑んだ。


「冗談だ。それよりも私にも挨拶をさせてくれ。おかえり、イチヤ」


 彼女はいつもクールでこんな冗談を言った事がなかったので驚いたが、彼女が俺の帰りを待っていてくれた事を理解したので、彼女の方を向くと元気よく返した。


「ただいま!」

 

 こうして最後にレイラに挨拶をして、俺は日常が帰ってきたんだと実感した。


 俺の中でほんの数時間とは思えない獣人との争いはこうして終わったのだった。

 

いつも読んでくださる方、ブックマークしていただいた方、いつも感謝しています。


まだまだ一章は続くのですが、一つ目の山場はどうにか終わる事ができました。楽しんでもらえたらうれしいです。

ホントは13話のタイトルは12話で使う予定でしたが思いのほか長くなりそうだったので分割して13話にまわした形になりました。正直12話のアルの奥さんの無双はもう少し過激にやりたかったのは内緒です。

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