プロローグ
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俺、鏑木一哉16歳
絶賛引きこもりニート中である。
どうしてこうなったのか。
それは一生懸命勉強して入った第一志望の高校に入学、一ヵ月後、クラスの連中からいじめを受けたからである。
進学校にも関わらずクラスの連中の中でも不良グループというものは存在し、その連中が女子をいじめていたのを下手な正義感を出して以降いじめの対象にされたのだ。
しかも何がひどいかってその連中が下手に頭がキレるので、陰湿ないじめをしてくるのだ。
一応担任教師にいじめられている事も伝えたが帰ってきた返事が
「それは被害妄想じゃないのか?うちは進学校だし、そんな大学受験に響くような事せんだろう。仮にいじめがあったと仮定していじめられる方にも何か原因になるような事があったんじゃないのか?」
とこのように担任教師(仮)に言われたのでもうどうしようもないと思った俺はひきこもった
それはもう徹底して部屋から出ずにネトゲやネットサーフィンにのめり込んだ。
おかげで今はまっているネットゲームはカンストし有名ギルドのギルドマスターとしてその世界で名を馳せているような状態だ。
話は脱線してしまったが、まぁそんな感じで今現在引きこもっている状態である。引きこもっているといってもちゃんとトイレには行くしコンビニにも行く。
一応両親にはひきこもった際にいじめられている事を伝え、学校には断固として行かないと伝えてある。両親はいじめを楽観視しているのか。いつか息子が立ち直ってくれると信じているので俺の好きにすると良いと言ってくれている。
だがそれも3ヶ月くらいの経った今現在では両親も俺の事を見放していてまるでゴミクズを見るような目になっている。両親からは諦められ、親の期待を一身に浴びているのは2つ年下の妹である。
それでも両親は毎日三食きっちり作ってくれるので特に文句はない。この頃になってくると自分の興味ある事以外は興味がなく、自分に負の感情を向けてくる人達に対して興味がなくなっていたのだ。正直どうでもいい。前までは向けられた悪意にはこっちも悪意を持っていたものだが、今となっては向けたければ向ければ良いという考えになったのである。
両親にすら衣食住以外の事では興味がわかない。妹にいたっても俺の事をいないものとして扱っているので俺も妹に干渉していない。どうでもいい。
家族にすらこんな感じなのだから悪意を向けてくる他人なんて路傍の石ころくらいの価値しかないのだ。
まぁそんな感じで俺は今絶賛ネトゲのサブキャラのLv上げをギルドメンバーと一緒に行っている最中だ。
「やっと見つけました」
そんな俺の生活に急遽闖入者がやってくる。
金髪でエメラルドグリーンの瞳、均整のとれたプロポーション、背中には神々しいまでの羽
「羽?!」
家族とコンビニの外出以外であまり人と接する事がなかった俺は羽を生やした女性に動揺する。まぁ羽なんて生やしてるような奴なら誰だってびっくりするかもしれないが
「自己紹介が遅れました。私は女神エレミア、この度とある異世界で勇者召喚が行われ、見事あなたの”クラス”が選ばれました。今からあなたにも異世界へと旅立ってもらいます」
そういうと女神はこちらの事情など一切関係ないとばかりに行動を開始する
「ちょっ?!まっ!?!?!」
俺はなす術もなく体から光が発せられそのままこの世界から姿を消した
3月11日 誤字報告があり修正しました。報告ありがとうございました。