表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

不思議生物その1

私はただの科学者だ。

今はある土地に住み込んで、研究をしている。

この土地にあるものは本当に不思議だ。

なんとも興味深い。

いつも新しい発見が私を楽しませてくれる。

これほど、科学者にとっての天国があるだろうか…。


おぉ、そんなことをいっているうちにまた不思議な生き物がやってきた。また観察してみようか。


なんとも奇妙な姿をしている。


まるで、小さな子供が描いたキノコのような体だ

キノコのかさのようになっている茶色い頭は、その下に生えている体よりもはるかに大きい。

あれでバランスがとれていることが不思議でしかたない。

胴体は黄色に近い色をしていて縦長な楕円形に近い形だ。腕や尾のようなものはなく、小さな茶色い足がちょこんと生えているだけだ。


顔はとてもいかつい表情をしている。

太いまゆに、つり上がった目。あごはしゃくれていて、口からは小さなきばが二本ほど見えている。

本当にちいさなきばだが、噛まれたりしたらかなりに痛そうだ。


その生き物は草原の辺りでひたすらうろうろしている。まるで何かを待っているようだ。


しかしなぜだろう。

あの生き物を思いっきり踏みつけてやりたい。

別に私は生き物を踏みつけて興奮するような趣味はないが、なぜかあの生き物を見ていると、そんな衝動にかられるのだ。


このままだと、本当にあの生き物を踏みつぶしてしまうかもしれない。今日の観察はこのくらいにしておこう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ