落下少女
1話
「ハッ、やらかした、、」
どうやら僕は大学のレポートを書いている途中に寝てしまったようだ
しかし過ぎてしまったことは仕方がないので、切り替えてレポートの続きを書こうとした
が、集中ができない
それもそうだ
誰がこんな面倒なことを好んでやるんだ
やる気を出すために糖分を摂取することにした
机の上にあるペタグーの袋を手に取る
そして中身が無く嘆く
冷蔵庫に何かあるかと思いキッチンに向かい冷蔵庫の扉を開く
そして特に何も無く嘆く
机に戻りスマホで時間を確認した
時刻は22時で、買い物に行こうとしたが、少し考えた
何故なら今は12月中旬なのでこの時間はメチャクチャ寒いからである
しかしこのままやる気が出ないままレポート作成を続けても全く良いものが出来るはずがないと考え、頑張ってコンビニに行くことにした
ソファーの上に投げられたダウンジャケットの袖に腕を通し、ポケットにスマホを入れる。
紐が解けかけのスニーカーを履き紐を結び直し、玄関のドアを開ける
「さっむ」
ドア開けるなり吹いてくる風に、思わず声が出る
さっさとコンビニに行って帰ろうと思い、急いでコンビニに向かう
コンビニまではそれほど距離がないのですぐに着いた
コンビニに入ると同時に掛けていたメガネが曇る
ジャケットの袖でレンズを拭き、
メガネを掛けながらグミの売り場まで向かう
ペタグーの袋を3袋取り、飲料水売り場でミルクティーを1本取る
最近のコンビニはあったかい飲み物が売っていて心の底から感謝した
レジに向かい、店員がいなかったので追加でなにか買おうと思い、カップ麺売り場まで戻り店員が来るのをまった
カップ麺でもかの有名な豚骨ラーメンが食べれる事に感謝し1つ棚から取る
そしてレジに向かったが、それでも店員がいなかったのですいませんと声を出して呼ぶと、奥の方からバイトであろうこが小走りですいませんといいながら来た電子マネーで会計を終え、
帰りもメガネが曇ったので、
入った時と同じ方法でメガネを拭き、メガネを掛ける
帰る途中で買ったばかりのミルクティーのペットボトルをレジ袋から出し蓋を開け一気に口に含むそして舌を軽く火傷した
ペットボトルの蓋を閉め、袋に戻し、
「ドタッ」と急に空から落ちてきた少女を眺める
そして考えた
これは夢なのか、現実なのか、、、
これは前者に賭けるか、いや、賭けるも何も現実な訳がない
現実で少女が落ちてくる訳がない
きっと疲れているのだろうと思い、
今のは見なかったことにし家に帰ることにする
「おい、帰るな〜」
「置いてくなよ〜!」
これも幻聴か何かだろうと考え、
歩くスピードをあげる
「無視するなぁ〜!!」
聞こえた声と同時に頭を誰かに叩かれた。
叩かれた?!
おいおい、今の時代にいきなり人を叩いてくるやからがまだいたのかよ
「なんだね君は〜
普通空から降ってきた美少女を放置して行くかね
君のような子は初めてだ」
これも幻聴か何かだ
頭を叩かれたのも気のせいだ
きっと
「現実でしたー」
「違う!こんなの現実じゃない!」
「いいや〜現実ですね〜」
「違いますね」
「実際に起きてる出来事です」
「実際に起きていない出来事です」
「いい加減起きた事だと認めなさいよ!」
「あぁハイハイ、とりあえずもう叫ぶなよ、今もう夜中だから迷惑だって」
「わ、わかったわよ」
今自分は知らない人に注意する時のなんかこう、、なんかよくわからない感覚を味わうことができた
「とりあえずあなたの元に私が来たのは他でもない、あなたは明日から1年後に死にます!そして私は死ぬまでのお手伝いをする為にやってきました」
淡々と意味のわからない事を言われ、やはり現実では
「現実ですよ」
くっコイツ人の心を読んでやがる
「さっきから君随分意味の分からないことばっか言ってるけどなに?なんかの勧誘?それとも誰かに言えとでも言われたの?
それかあれか?自分は死神ですとでも?」
「はい、あたりです!最後に言ってた死神に該当しますね」
うあはりコイツは関わっちゃいけない感じのやつだ
さっさと別れて帰ろう
「そうなんだーすごいねーでも僕やる事あるから早く帰らなきゃなーじゃあねバイバイさよなら」
「君いい加減現実見なよ、、
いい?今から私が言う事は全て本当の事だからね?」
話だけは聞いておくか
「返事は?」
「は、はい」
「私は死神であって、あなたは明日から一年後に死ぬの。いい?そして私が来た理由はあなたが死ぬまでのお手伝いをする為に来た
私からは以上だけど何か質問ある?」
さっき言っていたことと同じこと言ってるとは思ったが流石にこれを指摘すると
「あなたがわかってなかったから〜」
とか言われそうなので言わないでおく
そして質問と言われてもすぐには、、、
ここで1つ思いついた
「死神って、」
グ〜〜
僕が質問をしている途中に彼女の腹の虫がなった
「こ、これは失敬
昼頃から何も食べていなかったもねでねぇ」
顔を赤らめながら恥ずかしそうに答えた
そこで1つ提案をした
「一旦コンビニ行ってなんか買ってからにしない?」
「でも私お金無いですしいいですよ」
「そのくらい平気だって。
お金のことは気にしないで早く行こ?」
「ではお言葉に甘えてそうさせていただきます」
そうして5分も経たないうちに2回コンビニに入る
メガネ以下略
コンビニのカゴを手に取り彼女に欲しいものを取ってこいと言い、
自分はエナドリのコーナーにて棒立ち
側から見ればエナドリを爆買いしようとしてる人かもしれないが今は夜
つまり人が居ないので安心した
3〜4分経ったくらいだろうか
彼女は何も手に持たずに服の袖を引っ張ってきた
「なんだ?結局何もいらないとか言うのか?」
「そんなことありませんよ!ただ、、」
「なんだ?遠慮せずに行ってみろ」
「少々恥ずかしいんですよ」
「?」
コンビニにそんな恥ずかしがるようなものが売っていただろうか
「とりあえず持ってきたら?」
「わかり、ました」
言い終わると同時に小走りで取りに行った
彼女がお目当ての物を取りに行って戻って来るまではほんの数秒だった
そして戻ってきた彼女の手にはあったものは手当たり次第とってきた感丸出しなレンチンの家系ラーメン3つ、そして申し訳程度にラーメンの蓋の上に乗っかったツナサラダ
まぁ恥ずかしがる理由はわかった
少女の見た目は中1~2程度だ
このぐらいの少女が胸を張って食べたいです!と言って出すような量じゃない
(恐らく)
「この量食べきれるのか?」
普通に考えたらラーメン3つ、そして全て家系というかなり量があるものをお腹が空いたからと言ってねだる量ではない
「全然平気ですよ?それとも金銭的な?」
「金銭面は全く気にして無いから安心してもらって、、、それよりもその量食べ切れるの?」
「これくらいの量なら20分あれば余裕ですよ。それより、」
彼女の視線が僕の持つカゴに移った
「流石にその量のエナジードリンクを買おうとしている人には言われたく無いですかねぇ。見た感じ10本程ありますが」
「あぁ、ちょうど無くなりそうだったから買っとこうと思ってね」
「にしてもその量はないでしょ」
「平気平気〜店員はもう慣れてるからさ」
彼女に少々、いやかなり引かれた感じがしたがあまり気にせず彼女の持つラーメンとサラダをカゴに入れる
時間的にもレジには誰も並んでいなかったのでレジに直行し、レジ台にカゴを置く
「今日も随分買い込むねぇ」
レジの店員(店長)が慣れた手つきで商品のバーコードをかざしていく
この店長は普段僕が会話をする数少ない人だ
「それにしても君が家系食べるとは思っていなかったよ」
「あぁ、それはこっちの子が」
そう言い自分の後ろにいた彼女が見えるように横に一歩移動する
「おいもしや誘拐か?!」
「失礼でしょ、一応客なの忘れてません?」
「それは失敬、君には全く持って縁がなさそうな可愛い子だったんでね」
この人はウェルカムなのはいいのだがかなり人格が歪んでいると思う
「袋付けちゃっていいでしょ?」
「お願いしま〜す」
「あいよ」
店長がレジ打ち+袋詰をしているうちに、
スマホを開いて電子マネー決済の準備をする
袋詰まで終わった店長が、もう既に電子マネー決済の準備をしていた
「終わったからスマホ出して」
言われたとおりスマホのバーコードを店長に見せ、
スキャンしてもらい買った商品の入った袋を渡してくる
袋受け取り彼女に言う
「会計終わったから、」
「あ、はい。では帰りましょう」
彼女が帰りましょうと言ったこと、、
少々引っかかってしまう
僕と彼女は今さっき会ったばっかで合ってるよな?
まぁそんなことを気にしている場合でもないか
彼女に聞きたいことは山程はないが多少はある
店内出て、やはりメガネが曇るが、もう面倒なので気にしない
、、、
しばらく2人共喋らない時間がきた
=気まずい時間がきた
陰キャな自分を恨んでしまう
彼女は一体今どんな気持ちなのだろうか
そして本当に僕は死ぬのだろうか
んでもって彼女は本当に死神なのだろうか
服装は、、、
控えめなゴスロリ(?)っといったとこだろう
顔も普通の美顔だ
探せばこのような子はどこにでもいそうだ
そんなこと考えていたら、もう家についていた
家がコンビニに近いのは本当に嬉しい事だ
家は極普通のマンションだ
エントランスのインターホンに家の鍵を近づける
今の時代は便利だ。鍵を近づけるだけで解錠ができてしまうのだから
エントランスのドアが開き、自分の部屋のある3階に行くためエレベーターを呼ぶ
2階で待機していたためか、すぐにドアが開いた
普段1人だったら階段で行くのだが、今日は他にも人がいるからだ
あとシンプルに荷物が重いというのもある
エレベーターに乗り3というボタンを押し、ドアが閉まり次にドアが開くのを待つ
ドアが開き、エレベーターを降りて自分の部屋番の場所まで移動する
ドアにある鍵穴にさっき使った鍵を挿す
やはり家自体鍵はアナログのほうが守られてる感がする
鍵を回しドア開け、彼女に入るようすすめる
「おじゃま、します」
小さい声で彼女が呟いた
先程までの威勢はどこいったのやら
流石に人の家というのは緊張するのだろうか
彼女が家に入り、自分も家に入る
靴を脱ぎ、彼女をリビングまで案内する
ダウンジャケットをソファーに投げ捨て彼女には
「適当に座ってて貰っていいから」と言って自分は袋を持ってキッチンへ向かう
グミとサラダとエナドリを冷蔵庫に入れ、自分用のカップ麺に電気ポットでお湯を入れる
次に彼女のために買ったラーメンを色々してからレンジに入れて待つ
数分まってカップ麺の蓋を開け、タレを入れたりと、なんやかんやしてるとレンジが鳴り、ドアを開けラーメンを取り出し、蓋を開け麺をぶち込む
混ぜるのは自分でやるだろうと思い箸を2膳棚から出してラーメン2つと一緒に持っていく
リビングの机の前にちょこんと座っている彼女の前にレンジで作ったラーメンと箸を置く
自分用のラーメンも机に置き、自分も机の前に腰を掛ける
そして彼女に聞いた
「さっき話、詳しく教えてくれないか?」
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