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名門武家の分家として戦国時代を生き残りたい  作者: 人中の蝮
一章、上総統一編
1/85

始まっていきなり逃走って笑えないよね

突然ですが、皆さんは戦国時代を御存知でしょうか? 日本を統一しようといろんな勢力が戦を繰り広げていた時代のことを言います。


その中でも武田家は有名ではないでしょうか? あの武田信玄などで知名度があり、そして配下には真田家などの有力な家臣を多く抱えていたことで、戦国時代を知っているならば御存知の方々も多いのではないでしょうか。


けれどもその武田家……すなわち甲斐武田氏の分家のことを皆さんは御存知でしょうか。武田信満の長男で武田信重が甲斐武田氏に、そして信満の次男に武田信長と言う方が居りまして。


信長と聞くと、あの有名な織田信長と一緒の漢字で覚えるのが困るけど、武田信長が創り出した名門家の分家、上総武田氏を知っている者は少ないだろう。


それに、名字も武田から変わって名称を用いているから、余計に判り辛いだろう。未来で言うと、あの有名な信長の野望でかなりの弱小勢力として登場するぐらいで、しかも桶狭間の戦いを迎える時分には勢力が無くなっているそうですから。


そう、真里谷(まりやつ)()と言う大名家。里見氏、北条氏などの有力勢力に挟まれてそのまま滅亡を迎えしまった、真里谷家。


どうしてこの様な説明をしているかと言うと……前世の記憶を持ったままその真里谷家へ転生を果たしてしまったと言うべきでしょう。それも転生したのが真里谷信隆、これは真里谷家五代目に当たる人物で、自分はその嫡男として生まれました。


そう、後に真里谷信政と成る人物に生まれ変わりました。そう、真里谷家の六代目にして最後の当主と言うべき人に転生してました。いやいや、マジで嫌なのですけどねぇ、里見氏に滅ぼされる運命だなんて嫌なんです。で、その真里谷家ですけど、ただいま一族で激しく内訌の争いをしていましてね?


なので、御家の力を弱めるような一族内での争いをやめてほしいと真摯に願っています。加えて、自身はまだ童なのでどうすることも出来ていません。歳は十歳を迎えたので、そろそろ戦や政治などに参画しようかなって考え始めています。


今は天文五年と言っても伝わらないかもとも思いましたので、西暦へ改めますと1537年となっています。


桶狭間の戦いが1560年なので織田信長が登場する前の戦国時代初期の時分で、近隣で判り易く言うならば北条氏が二代目の時代です。あの北条氏と言えば北条氏康がまだ当主となっていない時代で、その父親である北条氏綱が当主を務めています。


まあ、天下をとることは無理でも、ある程度勢力を伸ばして後々に天下人に味方をすれば、どこか一国をくれるだろうと、自分を奮い立たせて国持ちを目指すことにした。


でも、自分が生きている間に天下が収まるか、あの有名な本能寺の変は今から45年後であるから、この時代は人間五十年と言われている時代でそこまで生きられる自信がないので、だから子供が出来たら絶対に秀吉、そして家康に従うように言いつけようと考えています。


でも、本当の問題は……地盤を築けるのかと言う心配です。何故ならば……父上がこのままでは危ないから、北条氏を頼って逃げるという話になっているからです。


もう本当によぉと思わせられながらも、自分も死にたくはないので父上の言うことに従って、北条氏に向かって逃げ出すのであった。さて、これから頑張って家を大きくして、この戦国時代を生き抜いてやるぞ。


これが自分の物語の始まりになった。これから向かう北条氏で待ち受けていたのは、これから共に戦ってくれる家臣との出会いだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 文章がキツい 国語とか習ったのかな こんな小説初めてで衝撃受けた
[一言] ナレータによる解説は「です、ます、しょう調」で統一。 登場人物視点の解説は「である、する、だった」で統一してはいかがか?
[気になる点] タイトルですが、名門家の分家だとキャッチーじゃないので、名門武家の分家か名門の分家としてはいかがでしょう?
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