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under 500 Ⅱ

扉あけて

街にひとりで来た。


少しだけ不気味だ。


案の定、変な人に絡まれた。


目は絶対に合わせてはならない。


ここから今すぐ逃げ出したい。



想像を膨らませ、スッとドアを開く仕草をした。


すると、あっという間に何もない異空間に飛んでいった。


ここは、本当にただ白いだけの場所。


誰もいない、何もない、ひとりだけがいる場所。


ここでは特に何の制限はない。


ストレスを発散したり、見られたくない行動もすることが出来る。


行動も声の響きも、特に現実と変わることはない。


悪口だって何も気にせずに、気が済むまで言える。


心配されるほど落ち込んでいても、心配されることはない。


この場でジタバタジタバタしても、白い空間に、下の住人はいない。



もう終わった頃かと、現実に恐る恐る戻ってみた。


すると、変な人たちと僕は、仲良くなっていた。


白い空間に来ても現実には、何となく自分が残る。


その曖昧な自分と、その変な人たちは、かなり馬が合ったらしい。

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