1、異世界は突然
初投稿でどたばた展開をやりたかったのですがなんか違う気が……
光の中にいた。
どうしてこうなった。
俺の名前は九城 禅
一応、社会人だ。
一応と言うのも幼なじみのフォローが大変過ぎてまともに働けない。
その日は家でネット小説をみてたんだが眠気に負けてそこから覚えていない。
そしたらいきなりこれだ。
夢?
異世界召喚?
それとも死んだ?
そんなことを思いながら辺りをみる。
何も見えない。
光の中なのに眩しくない。
・・・
「まず自分の状態の確認だな」
しばらくしてやっと頭がおいつき体を見る。
どこにも異常が無いように見える。
そう思った瞬間、異変に気づく。
先程まで光の中に居たはずなのにその光がなくなっていた
辺りを見渡す。
知らない部屋だ。
ここは、どこだ?
こうなると異世界召喚が正しいのか?
そんなことを思っていると右の方から声が聞こえた
「何か気配がすると思ったら魔族か!
まだ生き残りが居やがったか!
皆、来てくれ!生き残りがいるぞ!」
右を向くと少年が外に向かって叫んでいた。
「ちょっと待ってくれ、魔族?
俺は人間だ、君の言ってることが理解できない。
話をしないか?」
「話?お前は母さんと父さんを殺した。
そんなやつと話すことなんてない。」
「誰と間違えているかわからないが俺は君の親を見たこともない。」
「お前の下にいるのが母さんと父さんだ。」
そう言われ下を見ると死体があった。
これが少年の親なのだろう。
そんなことを思っていると大勢の足音が聞こえてきた。