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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第3部 暴走魔獣シュミレーター
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31 雪女

 空知は何も言わずに消える。

 同時にニセ美那子さんも…


 みんなが美那子さんに近寄る。

 そのみんなとハイタッチを決める。


 そう、美那子さんは最強ってわけではない。

 でも、美那子さんがいるだけで負ける気はしない。

 そういうオーラを持っている。


 みんな次に向けて歩き出す。

 優菜が先頭に立つ。

 道案内ってだけでなく、

 次の敵はわたしって決めているように…・

 

 次に開けた場所。

 その中央に白い髪に白い着物の人が座っている。


 みんなの姿を認めると、

 待ちわびたかのように立ち上がる。


 右から左に手を振り下ろす。


 吹雪がみんなを襲う。


 そう、あの白い着物の人…・

 昔話とかで出てくる、

 雪女のイメージ。


 でも、こっちにも氷点下の女がいる。


 顔を伏せるみんなを手で制して、

 優菜が前に出る。


 その優菜を吹雪が襲う。


「アイスシールド!」

 優菜の手に氷の盾…

 それで、吹雪を防ぐ。


 雪女はニヤッと笑う。


「雪なんて効かないよ」

 優菜は雪女をにらむ。


「どうかなっ?」

 今度は天に向かって右手を上げる。


 雪が降り始める。

 それもすぐに積もる雪。

 あたり一面が真っ白になる。


 でも、こっちもアイス系の魔女。

 そんな攻撃効かないよ。


 優菜を見る。

 

 えっ????

 優菜は動けなくなってる。

 脚が震えてるし…・


 どうして???


「フローズンクィーンなんて言ってるわりに、

 寒さに弱いんだね」

 

 そうなんだ。

 優菜は私たちと一緒に生活している。

 べつに特に寒いところが好きってわけでもない。

 そう、優菜は指先から冷凍光線みたいなのを出すだけ…・

 それで周りのものを凍らせるだけ…


 だんだん降り積もる雪。

 優菜が雪だるまになっていく。


 その優菜に雪女の哄笑が浴びせられた。


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