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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第3部 暴走魔獣シュミレーター
90/344

29 ちょっとだけの差

 攻守が入れ替わる。

 ニセ美那子さんの攻撃。

 まったく同じタイミングでドリブルをスタート。

 そのままゴールに突っ込んでいく。

 それを美那子さんがマークする。

 

 でも、そのガードはさっきのニセ美那子さんよりも少しぎこちない感じがする。

 いきなりボールをホールドして飛ぶニセ美那子さん「ハハハハハ

 シミュレーターはこういうこともできるんですよ」

 いきなりドクター空知の立体画像。


「桜沢美那子。

 あなたのすべてのデータを打ち込んであります。

 いわばあなたの生霊です。

 スリラーメイズにお似合いでしょう?」


「こいつと戦えばいいんだなっ!」


「ええ…

 それもあなたの得意なやりかたを用意しました。

 1対1のBBBで決着をつけるというのはどうですか?」


 BBB…

 バトル・バスケットボールの略。

 バスケットボールに格闘の要素を加えたゲームで…

 東都でも人気のスポーツ。

 特にプロリーグの選手は絶大な人気を誇る。

 バスケットボールだけど、ボールを持った選手には攻撃をしていい、

 みたいなルールで、バスケットボールというより一種の格闘技だ。

 美那子さんも元はその選手を目指していたって聞いたことがある。

 バスケットボールでは高校のベストメンバーにも選ばれてるし「ハハハハハ

 シミュレーターはこういうこともできるんですよ」

 いきなりドクター空知の立体画像。


「桜沢美那子。

 あなたのすべてのデータを打ち込んであります。

 いわばあなたの生霊です。

 スリラーメイズにお似合いでしょう?」


「こいつと戦えばいいんだなっ!」


「ええ…

 それもあなたの得意なやりかたを用意しました。

 1対1のBBBで決着をつけるというのはどうですか?」


 BBB…

 バトル・バスケットボールの略。

 バスケットボールに格闘の要素を加えたゲームで…

 東都でも人気のスポーツ。

 特にプロリーグの選手は絶大な人気を誇る。

 バスケットボールだけど、ボールを持った選手には攻撃をしていい、

 みたいなルールで、バスケットボールというより一種の格闘技だ。

 美那子さんも元はその選手を目指していたって聞いたことがある。

 バスケットボールでは高校のベストメンバーにも選ばれてるし…


「いいぜっ。なんでも」

 

 空知が合図をすると、バスケのゴールが両サイドに現れる。


 オレンジ色のバスケットのボールが美那子さんの上から落ちてくる。


 それを胸元で受け取って、

 軽くワンバウンドさせる。

 ボールの跳ね返りを確認。

 それから、姿勢を低くしてドリブルを始める。


「いくよっ!」

 そのまま走りだす。

 ドリブルをしながらなのにすごいスピード。


 BBBでは、ボールがデッドになったら攻守が入れ替わる。

 左右にフェイントを効かせながら相手のゴールに突っ込む美那子さん。


 それを正面から迎え撃つ、

 もう一人の美那子さん。


 美那子さんがボールを持ってジャンプする。

 すごいジャンプ力。

 背は小さいけど、その分をジャンプ力でカバーする。

 それから、ダンクシュート!

 ゴールにボールを叩き込む。


 でも、もう一人の美那子さんも同じくジャンプしている。

 美那子さん同士が激突。


 ……


 そして、弾かれたボールが横にバウンドして…

 ラインを割る…


 微笑むもう一人の美那子さん。

 なぜか余裕の微笑み。


 ボールはニセの美那子さんに移る。


 ニセ美那子さんは、本物と寸分かわらないポーズでボールを構えた。




「いいぜっ。なんでも」

 

 空知が合図をすると、バスケのゴールが両サイドに現れる。


 オレンジ色のバスケットのボールが美那子さんの上から落ちてくる。


 それを胸元で受け取って、

 軽くワンバウンドさせる。

 ボールの跳ね返りを確認。

 それから、姿勢を低くしてドリブルを始める。


「いくよっ!」

 そのまま走りだす。

 ドリブルをしながらなのにすごいスピード。


 BBBでは、ボールがデッドになったら攻守が入れ替わる。

 左右にフェイントを効かせながら相手のゴールに突っ込む美那子さん。


 それを正面から迎え撃つ、

 もう一人の美那子さん。


 美那子さんがボールを持ってジャンプする。

 すごいジャンプ力。

 背は小さいけど、その分をジャンプ力でカバーする。

 それから、ダンクシュート!

 ゴールにボールを叩き込む。


 でも、もう一人の美那子さんも同じくジャンプしている。

 美那子さん同士が激突。


 ……


 そして、弾かれたボールが横にバウンドして…

 ラインを割る…


 微笑むもう一人の美那子さん。

 なぜか余裕の微笑み。


 ボールはニセの美那子さんに移る。


 ニセ美那子さんは、本物と寸分かわらないポーズでボールを構えた。



 同じタイミングで美那子さんも飛ぶ。

 たぶん、大丈夫…・

 でも…

 簡単にボールはガードした手をすり抜けてリングをくぐる。


 どうして????


 同じ能力のはずなのに…

 ニセ美那子さんのジャンプの方が高い感じがする。


「まず2点ですね…

 言い忘れてましたが、

 あなたのコピーはあなたの能力より10%アップしてあります。

 ほんの少しの差です。

 まったく同じじゃ決着がつきませんから」

 センターラインのところで空知が笑う。


 美那子さんは、一瞥しただけ…

 すぐに次の攻撃に移る。

 今度は意表をついて速い動きで…


 でも、すぐに止められてしまう。


 スピードも向こうが上…


 それから向こうの攻撃は簡単に決まってしまう。


 だんだん点差が離れていく。


 4-0 6-0 8-0 10-0

 2人バスケでは致命的な点差。


 でも、美那子さんはあきらめない。


 BBBだけに攻撃も加えたバスケをする。

 でも、弾かれる美那子さん。


 そればかりか、相手の蹴りやパンチは面白いくらいに美那子さんに決まる。


 そのうち美那子さんのゴールリングを16点目のボールが叩き込まれた。


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