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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第3部 暴走魔獣シュミレーター
88/344

27 5人いる!!

 4人はどんどん先に進んでいく。


 さっきまでは壁が現れて迷うように誘導されてたんだけど…


 それと優菜が先導するようになったこと…


 愛莉さんはちょっと方向感覚ダメみたい。


 あっ、わたしもだけど…


 まだ、本部ビルの中でも迷ってしまうくらいだから…


 優菜は、氷の目印を作っていく。


 すぐに溶けてしまうけど、これくらいの時間なら大丈夫。


 それに比べておとなしいのがリーダーの美那子さん。


 普通は真っ先にって感じなのに、


 今日に限って、愛莉さんの後ろに隠れるようについていく。


「美那子さぁ。

 お化けとか苦手だろっ」

 愛莉さんが意地悪げに笑う。


「そ、そんなことないよ」

 あわてて否定する美那子さん。


 でも、目の前に突然現れる幽霊とかお化けに一番反応してるのは美那子さんだ。時々、小さな悲鳴をあげたりもしてるし…


「あの…

 さっきからなんか???」

 優菜が何か感じる。


「うん、わたしも違和感があるんですけど」

 胡桃も…


「そう、なんか変な感じだねっ」

 愛莉さんも同じ。


「わたしたち、5人でしたっけ?

 影が5つ…」

 前を行く優菜が言う。


「うそっ」

 胡桃が影を数える。

「確かに5つ」

 みんな顔を見合わせる。


「もしかして、

 いちばん影が薄い美月かなんかついてきてたり…」

 なんで、わたしなの???

 ランキング上位なんだけど…


「美月ならすぐにわかりますよ。

 だってギャーギャーうるさいし」

 優菜がフォローにならないフォローを入れる。


「もう一度数えてみようよ」

 リーダーらしく美那子さん。


「愛莉っ」

「はぁい」

「優菜っ」

「はい」

「胡桃っ」

「はいっ」

「美那子っ」

「はいっ」


「えっ????

 誰っ?

 返事したの?????」

 美那子さんが回りを見回す。


 みんなの驚いた顔。


 美那子さんはみんなが見る方向へ視線を合わす。


 そこには美那子さん自身が立っているのだった。


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