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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第3部 暴走魔獣シュミレーター
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03 バスの中

 全員出動命令にわたしたちは準備にかかる。


 あわただしく動くスタッフたち。

 急いで着替えをして、地下へ。

 なんでも、遊園地に遊びに来てた人たちが人質になってるらしい。

 急いで救出しなければならない。


 わたしと胡桃も更衣室で戦闘服に着替える。

 戦闘服といっても私の場合。

 フリル付きのミニドレス。

 胡桃みたいなタンクトップとショートパンツみたいな格好と違う。

 見た目は戦闘に全然向いていない格好。

 でも、服の素材とかは最新の技術を使っている。

 わたしたちは、戦闘で勝つだけじゃなくて、

 アイドルとしての使命も背負っている。

 戦闘は一種の舞台でもある。

 

 着替えおわったらすぐ駐車場に集合。

 美那子さんの指示した15分以内。

 それは絶対守らないといけない。

 こういうところは軍隊並に研修所で鍛えられている。

 いくら自分勝手な希美やマイペースの栞でも、

 時間に遅れることはない。


 わたしたちは、地下の駐車場に整列する。

 移動の時は専用のマイクロバスを使う。

 美那子さんは点呼して、全員揃ったのを確認して、合図をする。

 わたしたちは急いでバスに乗り込む。


 車中では、メイクの人がメイクや髪を直してくれる。

 外からみたらピンクのかわいい移動バスなんだけど

 バスの中も戦場。それから、移動基地となる。いろいろな機械が積み込まれている。

 ファンとかに見せられるものじゃない…


 だから、バスの中でもテキパキとスタッフが戦闘体制を整えてくれる。

 スタッフも鍛えられている。さすがプロって感じだ。

 LOVE★WITCHESは12人のメンバーだけでない。

 その何倍もいるスタッフ。それを含めてのチームなんだ。

 スタッフのおかげで、わたしたちの力は2倍にも3倍にもなる。


「そろそろだよっ。急いで!」

 安城さんが合図をする。

 だいたい準備は終わっている。

 あとはやるだけっ。

 みんなの目を見回す。

 光を持った目。

 うん、大丈夫。

 みんな笑みさえ浮かべている。

 そう、このメンバーだもん。

 相手がどんな強敵でも、美那子さんの言うとおり、負けるわけない。

 わたしたちは逆に活躍の舞台を待ちわびる気分で、バスに揺られ続けた。


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