18 エピローグ
「また、成績さがったの?」
コクンって首を縦に振る。
「だって、しかたないじゃん。
勉強とかする雰囲気じゃなかったし…
でもねっ。
学校の問題解決したんだよ。
わたしの推理が冴えまくりってことで…」
でもマネージャーの小松原さんは聞いちゃいねぇって感じで話を続ける。
「なんとかしなきゃね。
えーと。とりあえず。
また研修所に戻ってもらいます。
それから、勉強は家庭教師をつけてみっちりとしてもらいます」
えーっ。ただでさえ睡眠時間少ないのに。
でも、涙目で小松原さんの言葉に頷くしかない。
あのあと、麻耶リンに追いついたんだけど…
麻耶リンは裕也と話するのに必死って感じで…
困った顔の裕也と落ち込みがちの正憲…
突然、正憲くんは玄武組に入って裕也の子分になるって言い出して…
たぶん、男らしくなろうとしたんだね。
粘る正憲に結局、裕也が折れて勝手にしろっってことになって…
その後、正憲は玄武組のNO2、ステルスジャイアントの正憲って恐れられるようになるんだけど、それは別の話。
で…
その後、明日からテストだって気がついて…
すこしは勉強やったんだけど…
いろいろなことがあった疲れから睡魔に勝てず…
見事に赤点って感じになって…
なんとか、追試でクリアーしたけど、
こうして、小松原さんに説教されることになったってこと…
学校を変わるのは
麻耶リンとかと離れるってことですこし寂しいけど…
わたしはアイドルだし…
いろいろとがんばるしかないよ。
わたしは机の上に頭を乗せて憂鬱なため息をついた・・・・
TO BE CONTINUE
第3部 暴走魔獣シュミレーター