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14 魔香

 麻衣さんは

 いきなり・・・・

 振り向く・・・・

 仮面の男を・・・・

 えっ・・・・


 そして、剣を振り下ろす。


 仮面の男に向かって、

 刀の軌道から無数の光の槍が飛ぶ・・・・


「何故っ・・・」

 それが、仮面の男の最後の言葉・・・・

 槍は仮面の男を壁に縫い付けるように貫く・・・・

 その後にも無数の槍が男を貫き続ける・・・・


 麻衣さんが振り向く・・・・

 いつもの笑顔だ・・・・


 でも、どうして????


 美那子さんが近づく・・・・

 麻衣さんにハイタッチ・・・


「ただいまっ」

 麻衣さんが微笑む。


「リミッターはずれた麻衣が、

 この程度のやつに操られるわけないじゃん」

 美那子さんが笑う。


 えっ、

 それだけで???

 あの、恐ろしい技をみんなが受けてたかもしれないのに???


 でも、先輩たちの信頼関係ってすごいんだって思う。

 わたしも、そうなれればいいなっ。

 

 その麻衣さんに再び、希美が切りかかる・・・・

 それを笑顔で受け止める麻衣さん。


 もしかして・・・・

 希美って自分の腕を試したいだけなの???


 麻衣さんが希美を吹き飛ばす。

 それを追いかける栞・・・・

 倒れた希美に栞が何か言ってる。

 頷く希美・・・・

 

 こいつらだけは、たぶん理解できないと思う・・・・

 

 よしっ。

 あとはあの女だけ・・・・


 みんなが女を囲む。


「睦美はどこなの?」

 愛莉さんが問い詰める・・・

「フフ・・・さぁ・・・この上じゃない?」

 こんな状況なのに余裕の女性。

 この人もいままでのやつらみたいなフォースがあるの?

 

 なんか・・・・

 部屋が・・・・

 ゆがんで・・・・

 えっ・・・・

 おかしい・・・・

 立ってられない・・・・・


 みんなも同じ・・・・・

 床に座り込む・・・・


「でも、関係ないよ。

 ここで全滅するんだからね。」

 女が妖しく笑うのが遠くに聞こえた。

 

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