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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第8部 北の魔女ミイナ
258/344

27 真奈美vsルレイア(1)

 希美の攻撃を受けたライアは膝をつく。


 希美も宙返りをして、距離を取る。


「わたしの負けだ。小さき剣士よ」

 ライアが敗北宣言をする。


 希美は、小さく礼をする。


 1回戦はとりあえずLOVE★WITCHESの勝ち。


 麻衣さんが言ってた、希美は天才だって。

 それも成長途中の…

 いずれ麻衣さんを超えるって嬉しそうに。

 確かに、戦うたんびに強くなる。戦いの中で成長しているのがわかる。

 希美は、くるっと回って戻ってくる。

 そして、真奈美さんにハイタッチする。


 それを受けて、真奈美先輩が前に出る。

 忍者出身の真奈美先輩。この人も最強。身軽なだけじゃなくて、あらゆる暗殺技を身につけている。

 絶対に敵に回せない人だ。

 それに、リーダーたちやわたしたちがやられて、やばいくらいに怒っている。

 敵に同情したいくらいだ。


 相手は、針使いルレイア。

 気だるそうに前に進んでくる。

 相性は抜群だ。針なんて真奈美先輩には通用しない。


「闇針のルレイア。あなたは」

 仮面を外して、後ろに投げる。

 パーカーのような黒いマントから覗く風貌は思ったより幼い顔をした少女。

 

「日向流忍者。日向真奈美。

 かったるいから、早く片付けるぜ」

 親友の麻衣さんを石にされて、怒り心頭な表情。

 でも、真奈美さんは絶対熱くなったりはしない。

 冷静に仕事を遂行する仕事人だ。


「ふうん。まあ、軽く相手してあげるわ。

 毒針抜きでね。あなたの身体を針山にしてあげる」

 いつのまにか指の間に3本の針を挟んでいる。

 それを真奈美先輩に見せつける。

 

 その瞬間、指の間の針が消える。

 いつ投げたかわかんないような動きで針を投げたルレイア。

 真奈美先輩を3本の針が襲う。

 でも、そういうのは真奈美先輩には効かない。

 針は真奈美先輩の身体をすり抜けてしまう。

 これがミスティボディ日向真奈美だ。

 どんな攻撃も先輩には効かない。

 すべての物理攻撃はすり抜けてしまう。


「へーぇ。そうなんだ。ふーん」

 まじまじと真奈美先輩を見る。

「でも、気配でわかるよ。そんなに殺気をただよわせてたらね」

 ルレイアは、あらぬ方向に針を投げる。

 

 その針は、なぜか空中ではじかれ地面に落ちた。


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