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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第8部 北の魔女ミイナ
234/344

03 ランチ

 前菜はカニを使ったサラダ。ドレッシングがオレンジ…なんだろ…すごい深い味わい。

 フルーツの香りとスパイシーな感じが絶妙のコンビネーションを奏でている。


 それからスープも普通のポタージュじゃない。いろいろな野菜が入っている。

 まるで、血液が浄化されるようなやさしいスープ。


 それから、パンも…普段食べているパンと全くの別物。

 香りからして違う。食感もしっとりしていて、これだけでも何個でも食べられそう。

 

 魚料理は白身のソテーに酸味のあるソースが絶妙。

 わたしもバラエティ組だからわりと有名レストランの取材とかあるんだけど、今まで食べた中でも最高の部類。

 まるで、味の魔法がかかったような料理。

 まあ、取材の料理はおいしくなくてもおいしいフリをしないといけないんだけど…

 この料理は自然に笑顔になってしまう。


 次は肉料理。

 いままでの料理から期待していたけど、それ以上。

 まず、普通の肉料理って量が足りないんだけど、ちゃんと満足できるボリュームがあって、

 それから、焼き加減もソースも申し分なし。

 ナイフがすっと通る柔らかさ。

 もう、幸せすぎっって感じ。

 あっという間に食べ終わってしまう。


 こういうとこの苦手な和食派の胡桃も満足そう。


 春香は、なんかいろいろと注文をつけている。

 文句なしの料理だと思うんだけど…

 

 さて、あとはデザート…

 いままでの料理からして、すごい楽しみ。

 ケーキかなっ、アイスクリームかなっ。

 おかわりとかありなのかなっ。


 その時、外で大きな地響き。

 店も揺れるくらいの衝撃だ。

 

「まあ、また誰かが暴れているんでしょうかね」

 でも、結花さんは慌てない。

「場所が場所だけにこんなことはいつもなんですよ。

 誰かが暴れたり、抗争とかね」

 

 でも、今の地響きはそんなものじゃない。

 巨大魔獣でもない限りここまでの衝撃は生み出せない。


「美月、行くよ」

 一番先に反応したのは春香。

 わたしは春香に続いて、階段を駆け足で登る。


 外に出たわたしたちの目の前には、やっぱり巨大魔獣の姿があった。


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