25 エピローグ
まどか先輩の活躍?は闇に葬られた。
ついでに、まどか先輩が指名手配になったりして。
でも、だれかが取った戦いの動画はすごい反響で、LOVE★WITCHESのランキングトップに再びまどか先輩が入ったりして、盛り上がっている。
警察組織もまどか先輩とLOVE★WITCHESの関係を調べにきたりして大変。
卑弥香社長は無関係ということで押し通すとともに、まどか先輩が参戦しなければ大変なことになったことを主張し、指名手配の取り消しを強く申し立てている。
まあ、罪状は犯人隠匿なんだけどね。
現役時代から、本当に問題ばかり起こしている。
そのたんびに卑弥香社長が苦労してもみ消してるんだけど、もう慣れっこになっているのか。
仕方ないわね…ですまされちゃったりしている。
わたしたちは日常に戻って、また練習や特訓の毎日。
正義の魔女、LOVE★WITCHESには平和が訪れるまで安息の日はない…なんちゃってね。
愛利先輩に代わって真奈美先輩がダンスの教師。
わたしたちは新曲のダンスに余念がない。
ちょっと難しいステップが入ったりして、あわせるのが大変。
「たのもーーー」
大きな声とともにスタジオの扉が大きく開く。
そこに立っているのは、まどか先輩、神楽、着ぐるみ少女西陣麻里、闇使い詩郷黒羽の4人。
えーーーーっ。みんな指名手配中じゃん。
美那子先輩が近寄っていく。
そして、少し話をして、わたしたちに向き直る。
「まどか先輩は、この子たちを助けるために西都へ行くらしいの」
この子たち西都の子だったの。そういえば、神楽の言葉って西都の言葉だったよね。
「それでさ、ちょっと力になってやってほしいの。神楽の能力知ってるよね。みんなの力、貸してやって」
美那子先輩の言葉にみんなが沸き立つ。
わたしもロッドを構える。
「あ、美月の力はいらないらしいよ。あと睦美と晴香と希美と栞もコピーできないってさ」
空間魔法や魔法じゃない力、宝具によるものはコピーできないらしい。
じゃあ、わたしのはなぜ?
理由はバカな能力だから、わたしにしか使いこなせないとのこと…
ってほめられてるの?
美那子さんから順番に相手をしていく。
アルティメットダンクを受け止める神楽。
壁に飛ばされるけど、なんとか立ち上がる。
この子のタフさも武器なのかも…
そのまま、両手の間に光のバスケットボールを作って確かめる。
でも、これも美那子先輩のバスケのテクがあって有効な技。
その後に優菜、真奈美先輩が続く。
沙耶香先輩の攻撃は受けてしまうと終わりだからなしとなる。
でも、闇使いの子に闇の使い方を教えている。
着ぐるみ魔女は、緊張感なく栞や希美とお菓子をたべてたりする。
少なくともこの子たち悪い子じゃないみたい。
「じゃあ、そろそろ行くわ」
目的を果たしたまどか先輩は後ろ手で手を振って出て行く。
神楽たちは深くお辞儀をして出て行く。
昨日の敵は今日の友、DEEP@BLUE,BLACK★WITCHES、天誅組神楽こうしてわたしたちの世界は広がっていくんだ。
わたしたちは大きく手を振ってまどか先輩たちを見送った。
了