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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第6部 機械都市のLOVE★WITCHES
203/344

19 最強タッグ?

 次はわたしたちの番。

 東都のガーディアンとして、北都のやつらにひけを取るわけにはいかない。

 それに機械って、こういう柔らかい敵って苦手でしょ。

 軽くかたずけてやるよっ。

 まあ、見てなって。


 春香の円月輪が光り始める。

 そう、彼女の円月輪は宝具といわれる最強の武器のひとつ。

 それも、クイーンと言われる意志を持つ武器。

 性格はすご~く悪いんだけど、それに相応しい実力を持つ。


「わたしは嫌よ。あんなキモイの斬るなんて」

「うるさいっ!わたしの言うとおりにしてよ」

 もう、内輪もめが始まっている。


 わたしも、8つの光球を出す。

 氷の効かない相手。

 特にスライム系とくればこれしかない。

 電気ショック。

 わたしは黄色い球に願う。

「魔神トールを召喚する!」

「やだよっ」

「えっ」

「だってさ。この前も都合のいいときだけ呼び出して、その後すぐに戻しちゃうんだもん」

 こいつも性格悪いんだった。

 わたしたちってチームワークむちゃくちゃかも。

 

 アメーバが触手を伸ばして近づいてくる。

 それを、優菜が氷の盾で防ぐ。

 原始生物は本能的に刺激避けようとする。

 触手が一瞬ひっこむ。

 この間に、なんとかしなきゃ。

 優菜の冷気による攻撃ではやっつけられないことはわかっている。

 

「じゃあ、いいよ。

 普通に投げちゃおうかな。

 あんなのに取り込まれたらさびちゃうよね。

 火炎輪になったら刃につく前に燃えちゃうかなっ」

 春香は円月輪を脅しにかかる。


「こんど、お部屋で呼び出してアイスでも食べさせてやるから。

 頼むよっ」

「しかたないなぁ」

 私はトールを懐柔する。

 めんどくさいやつ。

 わたしの前に小学生くらいの男の子が現れる。

 そう、こいつが雷神。

 雷を自由に操る。

 準備完了だ。

 わたしと春香は目を見合わせて頷いて、同時に攻撃態勢をとった。


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