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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第6部 機械都市のLOVE★WITCHES
192/344

08 第二部

 第二部のスタートの曲は新曲『さくらの木の下で魔女たちは集う』

 東都でもやったことのない曲。

 もう最初から飛ばしすぎって感じで、でもこれがLOVE★WITCHESなんだ。

 一曲目が終わると、舞台に黒ずくめの男たちがワラワラと現れる。

 

 リーダーが舞台の中央に現れる。

「動くな!」

 大声で叫ぶ。


 まわりの男たちが、わたしたちを囲むように銃を構える。

 

 会場は悲鳴につつまれる。


「我々は、北都解放同盟である。

 この会場は我々が占拠した」

 

 東都のステージではお客さんも慣れているけど、

 ここでは、こんなサプライズをする舞台はない。

 お客さんが驚くのもわかる。

 

 観客席も出口をふさぐように黒ずくめの男たちが立つ。


 客席はパニック状態。

 ちょっとやりすぎじゃない???

 リハーサルとちょっと違うような…


 わたしたちも動かない。


 とりあえず、美那子先輩の合図を待つ。


 美那子先輩が動く。

 中央のリーダーの方へ。


「あなたたち!

 何なの?」

 挑戦的な目で賊を見る。


「我々は北都開放同盟だ!

 お前たちを確保する」


「確保?

 どういうこと?」


「お前らを確保して、北都軍にとらわれている同志を開放する!」


「ふぅん、やれるの。あんたたちに。

 わたしたちは魔女だよ。

 逆に捕まえてやるよ。

 わたしたちはLOVE★WITCHESだよっ」

 美那子先輩に合わせて、わたしたちも動き出す。

 

 前に出るわたしたち。


 男は短銃を構える。


 えっ?

 銃……

 リハでは刀だったような……


 美那子先輩が前に出る。


 銃声が響く。

 

 嘘????

 

 わたしたちは静止する。


 わたしたちの目の前で、撃たれた美那子先輩の身体が跳ね上がり、ストップモーションで後ろに倒れるのが見えた。




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