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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第5部 忍びの里のLOVE★WITCHES
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11 第二の門

 山道を歩いていくと第二の門が見える。

 その前に座っている背の高いショートカット女。

 わたしたちが近づくと立ち上がる。

「紅葉も、へたれだね。

 こんなやつらに負けるなんて。

 まあ、真奈美の次に使えない子だったけどね」

「たぶん、その次があなたね。

 悪いこといわないから、通してくんない。

 怪我するよ」

 挑発モードの春香。話合いとかだめなの?

「あんたらこそ。帰ったら。

 真奈美は頭領と大事な話があるの。

 あの子抜け忍だからね。

 わたしらの掟を破ったんだからね。

 それなりの罰を受けてもらわないとな」

「だから、つれて帰るんだよ。

 真奈美先輩を。

 掟とかそういうの関係ないっしょ。

 もう真奈美先輩は忍者じゃなくて、LOVE★WITCHESなんだから」

「仕方ないねっ。第二の門番人、音速の爆撃機七星。

 わたしを倒してから通っていきな」

「もともとそのつもりだよ」

「じゃあ、そうさせてもらうよ。

 美月。たのんだよ」

 わたしにタッチして、春香は後ろにさがる。

 挑発するだけ挑発してそれはないよ。

 相手、怒ってんじゃん。

 わたしなら、もっとちゃんと話して通してもらうのに。

「うん…」

 なんか下っ端気分。


「ごちゃごちゃ言ってないで、はやくはじめようか」

 ウォーミングアップなのかトントンと軽快に跳ねる七星。

 音速ってどんな攻撃なの。

 とりあえず、わたしは七つの光球を出す。

「美月っ!」

 春香の声にわたしは後ろにのけぞる。

 髪が風に舞う。

「ちっ」

 目の前に七星の姿。

 やばい、春香の声がなかったら。

 冷たい汗が背中を伝う。

 目の前の七星の姿が消える。

「上ッ!」

 また春香の声。

 上を見上げると、大空を舞う七星の姿があった。



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