表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第5部 忍びの里のLOVE★WITCHES
174/344

10 反撃

 春香の投げた円月輪は次々と叩き落とされる。

 ニヤリと笑う紅葉。


 春香は振り返る。

 春香も不敵に笑う。

「これで、終わり…だね」

 足元の円月輪を拾う。


「破壊輪。

 たのんだよ。ビーナス!」

「しかたねえな。壊してやるよ」

 春香が頭上に上げた輪が光を発する。

 それを投げる。


 また、防がれて終わり?

 

 でも、紅葉は防がない。

 飛んで逃げるだけ。

 そういえば、紅葉の手首にはブレスレット。

 足首にはアンクレット。


「ちっ…」

 舌打ちをする紅葉。

 円月輪はそのまま門を貫く。

 こなごなに破壊される門。


 そう、もう紅葉の能力は封じられている。

 紅葉の肉体の一部を巨大化する能力。

 それは、数秒しかもたないのだ、だから消えたり現れたりする。

 わたしたちを翻弄するためじゃなくて必然なんだ。

 そして、それを見抜いた春香は、隙をみて腕と足に円月輪枷をはめたのだ。

 枷をはめられたら巨大化することはできない。

 もし巨大化したら、腕や足が千切れてしまう。

 もう、紅葉は逃げるしかない。

 

「ふぅ…わたしの負けだよ。

 通っていいよ」

 紅葉は悪びれずに言う。

「じゃあ、遠慮なく。

 ひとつ言っておくけど…

 LOVE★WITCHESをなめんなよ」

 春香は中指を立てる。

「あぁ、でもあたしらも舐めんなよ。

 あとの2人はこんなもんじゃないよ」

「覚えとくよ。でも、LOVE★WITCHESの敵じゃないけどね…。

 行こっ。美月」

「う…うん」

 わたしたちはゆっくりと門をくぐって次の関門に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ