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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第4部 BLACK★WITCHES
131/344

28 真の後継者

「負けたよ。

 希美っ…」


 希美が輝美の手をとる。


「うん。

 でも大剣では姉さまにかなわない…」


「俺は、小太刀とか軟弱な剣とか興味なかった。

 それが、大道寺の奥義だったはな」


「でも、強かった」


「いやっ。

 真の後継者はおまえだよ。

 それに、あの頃より強くなった。

 大道寺の太刀筋だけじゃない…

 他によっぽどいい師匠がいるんだな」


 希美はセコンドについた麻衣を見てコクリと顔を縦に振る。


「またやり直しだな。

 でも、目標ができた。

 次に会う時はおまえにも。

 後ろの奴にも負けないからな」


 麻衣さんも輝美に向かって微笑む。

 いつでも来なさいって言うように。


「進化する…か。

 でもさ。

 俺も希美と別のやり方で、進化するからさ」

 大きな手で希美の頭を撫でる。


 くすぐったそうに、輝美を見上げる。


「じゃあな」

 そう言って、花道を歩いていく。


 その大きな影を拍手の渦が包み込んだ。



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