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LOVE★WITCHES (魔女アイドルグループの物語)  作者: PYON
第4部 BLACK★WITCHES
115/344

12 戦いの火蓋

 セレモニーが終わり、

 わたしたちは控え室に引き上げる…


 リングには白虎さんが残り、

 リング上でアナウンサーとかと何か打ち合わせをしている。

 ルールとかそういうの。

 レフリーストップはみんな彼らに任せられてるらしい。


 アナウンサーが前に出る…


「それでは第一試合!」

 

「赤コーナー、

 ライトニングラッシュ…藤崎胡桃~」

 独特の節回しで紹介する…


 花道がライトに照らされて…

 胡桃が走ってくる…


 女の子たちの歓声…

 胡桃は女子の方に人気がある…


 リングに飛び上がって…

 クルンと一回転して着地する…

 さすがに抜群の身体能力だ。


 リングの中央までいくと、

 赤いグローブを構えて、軽くシャドーをする。


「青コーナー、

 破砕の両拳…・岩崎麻耶~」


 えっ?

 岩崎麻耶?

 一瞬だけ高校で同級生だった子…

 最初は敵対して絡んできて、

 あとは友達になったっけ…

 

 明るくなった花道をBLACK★WITCHESがゆっくり歩いてくる。

 黒いフードを羽織った3人。

 真ん中がマヤリンだと思う…

 BLACK★WITCHESの戦闘DVDなんて発売されていない。


 でも、麻耶リンの力はわかっている。

 胡桃と同じ格闘系。

 それも力があるだけ…

 胡桃にかかったら瞬殺だと思うけど…


 まあ、LOVE★WITCHESは全戦楽勝だよ。

 だって、すごい厳しいトレーニングしてるし、

 絶対、にわかじこみでは相手にならない。


 麻耶がマントを取る。

 

 やっぱり、銀色のストレートヘヤーに小麦色の肌。

 デニムのショートパンツと豹柄のタンクトップをラフに着ている。

 両手には大きな青いグローブ…

 胡桃が指だけ出しているのに対し、

 完全にボクシング用みたいなグローブ…

 それも、ちょっと古びた感じで、ところどころ色がはげている。

 麻耶リンってあんなの持ってたっけ?


 麻耶リンはシャドーとかせずにかったるそうに胡桃の前に立つ。


 白虎さんが、両者の中央に立ち、

 3連リングを確認する。

 それから、ルールを確認。

 っていっても、決着はギブアップ、気絶、レフリーストップ、場外20カウント、試合放棄だけ。


 白虎さんは2人を離す。

 両者はコーナーへ…

 胡桃は1人…

 麻耶リンはセコンドの2人と何か打ち合わせてる…


 セコンドはまだマントを取らない…

 栞くらいの小さな子と…

 180cmくらいの背の高い子…

 

 胡桃と麻耶リンは中央に近づく…


 白虎さんが合図をする。


 カーーーーン!!!


 ゴングが鳴る。


 わたしたちの戦いの火蓋が今切られた。

 


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