戦闘:ゾンビ編 装備説明
ごめんなさい。武器設定にこだわっていたら、こんなにも投稿が遅れてしまいました。でも、結構調べたので許してください。
出現した生物は歌声で他の生物はを発狂させ、絶命させた。そして魂の抜けた肉体の血液を吸い取り、自身の体液と入れ替える。すると肉体は再び動きだし、生物の操り人形となる。
ヘリコプターはラグナロクフォールのすぐ隣に着陸した。私達もヘリコプターを下りる。ヘリコプターは
ローターの回転を徐々に下げ、やがて制止した。
私達はそれぞれ装備の準備に取り掛かった。
〈咲守視点〉
私は肩から黒い銃身の銃を下ろした。この銃は日本が誇る秀才な機関銃。その名は、
『九九式軽機関銃』
脅威的な耐久力と、命中率を誇るこの銃は、我が国日本生まれの銃である。重量は、11.4㎏。全長は、1190㎜。使用弾薬は、九九式普通実包。
この銃は、狙いを定めて1~6発ずつ撃っていく銃だ。
そしてこの銃の最大の特徴は、機関銃なのに銃剣が付いているという点だ。しかも、この銃に付いている銃剣は、普通の三十年式銃剣ではなく、硬化処理や刃入れもされているもので切れ味は抜群。銃剣の刃渡りは40㎝で、日本刀のような片刃のものを使っている。弾倉は湾曲したタイプで、銃身の上部に付く。
そしてもう一つの武器は接近戦用のナイフ。
『サクス』
片刃のナイフで、刃渡りは25㎝ほど、肉切り用に作られ、中世初期まで使われていた。主に騎士の野戦の装備や、副葬品として使われていた。当時は鉄などで作られていたが、このサクスは鉄にクロムを混ぜたステンレススチールで作られている。
さ~てどれだけ殺せるかな?
〈蛍視点〉
僕も装備の点検をしようかな。僕は腰に差している刀を鞘ごと外して刀身を確認した。この日本刀は、
『蛍丸』
南北朝時代、南朝側の阿蘇惟澄が使っていたものだ。阿蘇惟澄は戦いで刃こぼれした刀に蛍が群がり、刃こぼれを直す夢を見た。すると、刃こぼれしていた自分の刀も本当に直っていた。これが蛍丸と呼ばれる由縁らしい。見たところ特に問題はない見たい。僕はしゃがんで、右足のブーツの側面にある、黒い箱を手に取った。こっちはどうかな?
『百万Vスタンガン』
百万Vと言われると、すごいと思われるけど、実際に与える電流は、数ミリアンペアで、相手を痺れさせるぐらいの威力しかない。でも、改造なんかで、電流を強くすることもできる。僕が今持っているのも、カーラさんに改造してもらった。スイッチは延長してもらって、腰に付けている。
よし、問題ナッシング。他の二人はどうかな?
〈カーラ視点〉
あたしはヘリコプターから下りるとすぐに、肩に掛けた銃の整備に取り掛かった。戦場では時間は貴重なのよ。あたしの相棒、
『OSV-96』
は、ロシア製の銃で、重量は、12.9㎏。全長は、1746㎜。使用弾薬は、12.7×108㎜弾。この銃は、銃身と機関部で折りたたむことができて、1154㎜の状態で持ち運ぶことができるのよ! しかも、セミオートだからボルトアクションより早く次弾を装填することができる。弾倉に5発しか装填できないけど、そこはあたしの腕でカバーできるわ。副武装としては、
『PP-2000』
を使っている。この銃もロシア製の銃で、重量はわずか1.4㎏。全長は、555㎜だけど、銃床を折りたたんで使うから340㎜。使用弾薬は、7N31+P+装甲弾。この銃は、軽量ながら威力もあり、しかも、片手で撃てるという、副武装にピッタリの銃なの。さらに、44発箱型弾倉を使っているから、連射時間も長い。
ああ~早くこの銃達を撃ってあげたいわ。
そして、みんなヘッドフォンを頭に付ける。ラグナロクウォールの中は、歌声が反響しているので、この装備は必須なのだ。それでなくても銃声の抑制や、通信用にセットしなくてはならないのだ。外壁の前に立つと、遠隔操作で地獄につながる門が開かれた。
どうだったでしょうか。次回から戦闘シーンに突入していこうと思っていますが、かなり時間がかかると思われます。皆様の首が長くなりすぎないように努力します。