プロローグ
カーテンの隙間から暖かい日の光が差し込める。
ーーそんな早朝
俺は気持ちよく、布団の中を満喫していると。
「兄さん、兄さん、起きてください」
誰かが俺を起こそうとする、そんな声が聞こえて目を開けると、俺ーー赤根晃の目の前に少女が立っていた。
「妹よ俺は、まだ寝たい俺がいるんだ! 頼むもう少し寝させてくれ!」
「兄さんが眠たいのは、昨日遅くまでゲームをしていたからでないですか。今日は学校があるんだから、早く起きないと兄さんの顔に私の拳が炸裂しますよ!」
「妹よこの貧弱な俺の体にお前の一発を食らって無事だと思うか!」
「そんなこと……やってみないとわかりません?」
いやわかる。妹は、空手部で全国まで行った実力者だ。
とても俺なんか、立ち向かえないぐらい力をつけた。
「俺は何部だって、それはもちろん帰宅部だ!」
「兄さんそれは、自慢になりません」
それはそうとして、いい加減に起きないと。
妹の拳は、俺の枕に拳を振り下ろし、まるで大砲がふとんの上に落ちてきたみたいな衝撃がきた。
「暴力反対!」
俺は両手を挙げて降参の意思を示した。
「兄さん直ぐに布団から、出ないと次は当てます!」
こいつマジだ。目がすわってやがる。
俺は直ぐに布団から、飛び出た。
「妹は……これがなければ可愛いのに……」
俺はそっとつぶやく……俺の妹ーー利奈は中学3年生。ショートカットの黒髪で、可愛いと言うより綺麗よりで思わず、兄である俺ですら目を奪われてしまいそうな俺の妹。
ちなみにこの俺ーー赤根晃は、高校1年生。
「兄さん最初からこうすればよかったんです」
「私……リビングでまってるから、兄さんは着替えたらリビングに来てね」
妹はそう言って俺の部屋から、出て行った。
親は、数年前に他界してしまったから、今は妹と二人暮らし。
「はぁ〜」
俺は、ため息をひとつつくと気分を切り替え、颯爽と制服に着替えて、リビングに向かう。
重い足取りで、部屋を出ようと。扉を開けようとするが、扉に見慣れないへんな模様があることに気がついた。
見たこともない文字が書いてあり、ファンタジー小説で、よくみる魔法陣に良く似ていたため、俺は興味本位で、模様に触ってしまった。
触れたとたん模様が激しく光り出し、俺の部屋全体を模様から放出された光が包み込む。
俺は、慌てて周囲を見渡し、窓から逃げようと考えたが俺の体は、すでに全身光に包まれ。
しだいに俺の意識がだんだん沈んでいった。




