モノローグ アクア
小鳥の鳴き声が聞こえてくる‥‥
私は鳴き声に気が付き目が覚める。部屋の窓を開けるとそこは蒼くて綺麗な大空がみえてくる。
この部屋には私ともう一人、 私のベットの横で寝ている少年がいる。
彼の名前はブレイン。私のご主人様である。 彼とは500年一緒に旅をしている。
私は彼の寝ている横顔を指先で突っついてみる。すると彼は私の手を自分の手で払うが、まだ起きない。
そう、彼の寝顔を見て遊ぶのが私の朝の日課になっていた。
(相変わらず寝顔が可愛い。)
私は更に彼の横顔を突っついて遊ぶ。すると、彼は目が覚める。
「アクア、何してるの?」
彼はまだ寝ぼけているのだろう。その姿が可愛くて抱き締めたくなる。
「ブレインの寝顔を見ていたの。」
目が覚めてきたのだろう。彼の顔が真っ赤になるのがわかる。
やはり、ブレイン弄りは止められないと思ってしまう。
「オレなんかの寝顔の何処が良いのか分からないけど、余り良い趣味とは言えないんじゃないかな?」
そう言うと彼はベットから起き上がり窓の外を見上げる。
「今日も良い天気だね」
私は彼の横に座り「そうね。」と言って彼に寄り添う。
私はこの時間が好き。彼と話す何気無い会話が好き。彼の暖かい温もりが大好き。
「そろそろ出かけるか?」
彼は私の顔を見て言う。私も彼の顔を見上げながら言う。
「そうね。今日も楽しい1日が始まりそうね。」
(願わくば、この時間が何時までも続きますように…)
私はそう思いながら彼に軽くキスをする。彼は私にキスされたのが恥ずかしいのか赤くなる。
彼はベットから立ち上がり佐々と自分の身支度を整える。
「アクア、行くよ。」
彼はそう言って部屋を出る。私も返事をして彼の後ろについて行く。
(今日の1日が彼にとって素晴らしい日なりますように…)
私は崩剣、ご主人様であるブレインの剣。その事は変わらない。だけど、願いが叶うのなら私は彼と何時までも一緒に居たい。そう思っていた。
初心者なので誤字脱字が多いと思います。連載には時間がかかると思いますが書いていきますので宜しくお願いします。