普通愛
その傷口が開くのを私は望んでいるのかもしれない。
厭、もしくは。
その傷口を抉って、また血が噴き出すのを待っているのかも。
なんだろ、私。
これじゃあ異常者みたいじゃない。
異常なまでに普通を追い続ける“彼女”。
学校は休んだこともないし、(ただし病欠はのぞく)
クラスのリーダーに従って暮らした。
普通じゃないと、いじめられる。
普通じゃないと、一人になる。
私の異常に対する恐怖はとてつもないものだ。
それぞれが異なる?
それぞれが異常な点を持っている?
それじゃだめなんだ。
それじゃ誰かが絶対異端者なんだ。
絶対普通じゃないと嫌なんだ。
普通普通普通普通普通普通普通普通!!!!!!!!!!!
私は、普通に見えますか?
「普通愛」ってどんだけだよ。
珍しく私らしくないな、って今回思いました!いや、通常運営か。
めだかボックスの古賀ちゃんの逆バージョン。ってイメージ。
短編のペースが早いですね!
これも春休みボケって奴ですかね!