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under 500 Ⅱ

劣等団員

「大丈夫?」


観客が、ザワザワとした。


驚きの場面で出るものとは、違ったザワザワ。


「新人?」


「見たことないな」


そんな声が、飛び交った。




サーカスは、スゴ技を見に行くもの。


しかし、そこにあるものは、ほぼ心配だけだった。


少しだけだが、可愛さも漏れていた。




「練習では、完璧だったのにな」


「本番は、やっぱり違うか」


近くの関係者が漏らす。




緊張は誰でもする。


でも縄跳びで、全然地面から足が離れていない。


もう、笑うしかなかった。


少しずつまわりに、あたたかい笑い声が生まれた。


やさしい手拍子に、ふわふわと包まれた。




「ミイちゃん、良かったね」


「受け入れてくれたよ、ミイちゃん」


関係者がそう漏らすと、ミイちゃんは、力ある声を響かせた。


『ニャーーー』

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