95話
こんなに真面目に考えたのは、何時ぶりだろうか。信頼出来る仲間だからこそ、無事に生き延びてもらいたいって言う俺の我が儘、と言えるだろう。でも、仲間に何かあって旅を続けられるほど、俺は強くない。
~ハロルド「ガイアの気持ちはよくわかったよ。俺は、長いこと冒険者をしてきて、これ以上上を目指すって言うことを忘れていたようだ。」
~ライガ「俺もわかったよ。心配ばかりかけているのは、分かっていたし、強くなって2人に負担を掛けたくない。剣もハロルドに師匠になってもらいたい。魔法はガイアに教えてもらう。何時までも守ってもらうんじゃなく、俺が、守るよ!って言えるように。」
~ガイア「アハハ、期待してるぞ!ライガ!」
~ハロルド「そうだな!」
~ライガ「で、魔石は、どうするの?」
~ガイア「んー?一応転生神に相談しようと思って、次にあったら聞いてみる。」
~ハロルド「そうか。魔道具開発か、すごいこと考えるよな、ガイアは。俺はそんなこと全然考えたことなかったよ。」
~ガイア「馬車だって、改良してもらいたいんだよ?乗り心地悪いから!」
~ライガ「切実すぎるよ。どんだけ苦手なんだ?」
~ガイア「うるさいよ!」
~ハロルド「どうやって神に会うつもりだ?」
~ガイア「多分見てるし、夢で会えると思うよ!」
~ライガ「そんなに何時も見てるの?」
~ガイア「うん。そうらしい!」
~ハロルド「心配されてるんだな。」
そうだといいが、面白がって見ているって言うのが正解だろうよ。変なことばかりするって言われたし。
~ガイア「取り敢えず先に2人に魔石作ってしまうね。」
全属性を付けるけど、大きな魔石じゃ邪魔になってしまうからね。凝縮したイメージで、あ、俺も加護って付けれるかな?やって損は無いだろ!
手のひらに集中させて、魔石を生成する。勿論魔力が尽きることは無い!俺が無限にあるんだから、一生使っても問題ないように。あとは使用者制限だな。他には使われたくないし、絶対いる。
んー!他には失くしても戻ってくるように、位かな。後は思い付いたら足していけばいいか!
後は、オマケで色を付けておこう、2人のイメージでだけどね。
~ガイア「出来た!あ、ちょっと待って、加工。切れないチェーンに通したら、よし、完成!」
~ハロルド「ん?所々可笑しかったぞ?有り難く頂くけども。」
~ライガ「何で加工やチェーンまで出来るの?」
~ガイア「うん?魔法で?」
~ハロルド「いや、もういい。」
~ライガ「同じく。」
~ガイア「なんだよー。カッコ良くできただろ!」
~ハロルド「ハイハイ。着けたぞ。緑の魔石は珍しいな。」
~ライガ「俺も着けたよ!黄色の魔石も珍しいね。」
~ガイア「色は2人をイメージして着けた色だから関係ないぞ?」
~ハロルド、ライガ「「あ、そうですか。」」
~ガイア「ん?何か可笑しかった?似合ってるぞ!」
~ライガ「この魔石何が使えるの?」
~ガイア「全ての魔法が使えるぞ?魔力は、魔石が補助してくれるから、何か発動させてみればいいだろ?」
~ハロルド「ふむ、じゃあ俺から、ライト!」
~ガイア「うわ!眩しいよ!」
~ハロルド「あ、すまん。加減が難しいな。」
~ガイア「ちゃんと想像した?考えるだけで発動出来るようしたから。俺よりは、威力が劣るけど使いこなせればそこそこ便利になるはずだよ?」
~ライト「ちょ!俺達にそんな想像力あるわけ無いだろ!普通の魔法に制限を掛けといて!」
~ハロルド「確かに何かあったときは解除出来る位にしといてくれれば、咄嗟に使いやすくなる筈だ!曖昧なものは扱いにくくてな。」
~ガイア「そうなの?じゃあ、普段は制御掛けとくね。あ、俺に何かあったとき解除されるようにしとくから。」
~ライガ「考えなしに作らせるとあとが怖い!ってこの事なんだね。」
~ガイア「聞こえてるぞ!」
~ハロルド「まぁまぁ、じゃあもう一度ライト!」
今度はやんわり優しい球体が出来上がった。
~ライト「わー!じゃあ俺もライト!」
ライガもすんなり発動出来たようだ。
多分ライトセーバーって言えば作れる筈だけど、想像できるかな?
~ガイア「じゃあこれは、ライトセーバー!」
光属性を付与した剣を作った。
~ハロルド「ん?ライトセーバー!」
んー?微妙に違うな。
~ガイア「ハロルド、属性を考えて乗っけないと。」
~ハロルド「難しいな。」
~ライガ「原理がわからないからじゃない?俺もわかんないし。」
~ガイア「そう言うことか!じゃあ魔法の仕組みを皆に教えていかないとな!」
~ハロルド「そうだな。風は比較的分かりやすいから使えるんだが、他はちょっと勉強しないと難しそうだな。」
~ライガ「ガイアが教師じゃまともに覚えられるか不安だな!」
~ガイア「ほーー!そんなこと言っていいのかな?ライガ君!」
~ハロルド「そうだぞ、教えてもらうのはこちらなんだから、ちゃんとしないとな!」
~ライガ「ちぇっ!わかったよ。お願いします。ガイア先生。」
~ガイア「アハハ、何かむず痒いな!」
それから魔法の原理、ならぬ、現代日本人なら、習ってきた科学の基本を教えていった。
まぁ、基本的な事しかわかんないけどね。




