80話
謁見の間を出たところで、タイダックさんが今日はこちらで晩餐ご用意させていただきますが、と提案してくれたのだが、今日は取り敢えず遠慮させていただくことにした。
~ガイア「すみません、折角誘っていただいたのに。」
~タイダック「いえいえ、こちらこそです。急に城に招いたりしてすみませんでした。空いてる土地までは私がご案内させて頂きますので、来るときに乗ってきた馬車にてお待ちください。」
~ガイア「わかりました。」
そういうと、タイダックさんは、多分王に告げに言ったのだろうと思い、馬車までゆっくり歩きながら城をゆっくり見て回ることにした。
~ライガ「どうして、晩餐を断ったの?」
~ガイア「別に深い意味はなかったんだがな。何となく今ではない気がした。」
~ハロルド「そうか。」と言うとハロルドはガイアの頭をポンポンと撫でた。
~ガイア「なんだよ?子供じゃないぞ。」
~ライガ「ガイアのことを心配してるんじゃない?」
~ガイア「そんな変なことしたつもりはないんだがな。まぁ、俺が巻き込んでいるようなもんだし、ごめんね。二人とも。」
~ライガ「やっぱり気にしてたの?」
~ハロルド「そうじゃないかと思っていたがな。ガイアが心配するよりはこっちは楽しんでるから、問題は特にないんだよ?」
~ライガ「そうだよ。ガイアが戻ってきてくれて、俺はそれだけで、十分だ!」
ライガ、ハロルド、本当に俺はいい仲間に恵まれてるな!
~ライガ「ガイア泣いてるの?」
~ガイア「泣くわけないだろ!」
ゴミが目に入っただけだ!大の大人がこんなことで泣くか!とプリプリしながら馬車に向かっていた。
~ライガ「置いてくなよー!」
~ハロルド「走ると転ぶぞー!」
謁見が終わって、王様の話を聞いて、どうして世界樹が枯れることになったのか、それが心の中で引っ掛かっているんだよな。
馬車にて、タイダックさんを待ってる間にこれまでの事を考えていた。
~ガイア「なあ、皆って世界樹の事とか知ってるの?」
~ライガ「俺は聞いたことないな。」
~ハロルド「伝承の中には残っていると思うが、存在は確認とれたとか、場所が何処にあるかとかは知っているものは少ないと思うぞ?」
~ガイア「俺さこれまで、深く物を考えてなかったんだけど、今回の事で少し考えが変わったことがあるんだけど、聞いてくれる?」
~ライガ「どんなこと?」
~ハロルド「話してくれ。」
~ガイア「妖精が世界樹を寝床にしていることや、ドワーフが地下に住んでいることや、色々なことが、あったから、俺は世界を回ることで、余計なことをしてるんじゃないかって思ってしまったんだけど。」
~ライガ、ハロルド「「どういう意味?」」
~ガイア「世界樹が何で枯れることになったのか、まず、その点が解決していないのに、俺は一時的でも、世界樹を復活させてしまったし、あ、それが悪いことではないのはわかってるよ。だけど、住めなくなって地下に世界を作ったドワーフ達や妖精達は?これから、どうなるんだ?って。」
~ライガ「ガイアが世界樹を復活させて、生活が変わるかもって心配してるの?」
~ハロルド「それは問題ないんじゃないか?元は枯れていなかったのだし、もし、次枯れるときにガイアがその場にいるわけでもないし、そして、隠れて過ごしていたからって、ガイアがこれからの心配しても、それは、これからどうするかは、その者達が考えるだろ。」
~ガイア「それは、そうだよな。でも、俺さこれからも気が付かずに、変なことばかりしてしまうかもしれないし、、、。」
~ライガ、ハロルド「「それこそ、今さらだ!」」
~ガイア「ええーーーー!そんな事ないだろ?」
2人して、首を横に振っている。本当の事でも少しは気を効かせてよ。
~タイダック「お待たせいたし、ました。どうかされましたか?」
2人が変なこと言うから、タイダックさんがびっくりしてるじゃないか!
~ライガ、ハロルド「「いや、ガイアが悪い!」」
ちょっと真面目に考えて、皆の意見を貰おうとしただけなのに。もう悩むの止めよう、考えても、よくわかんないし。
~ガイア「もういいよ、変なこと考えるのやめた。」
~タイダック「なにか悩み事でも?」
すると、ライガとハロルドが大笑いをして、ぶち壊す。
~ガイア「2人に相談したのが間違いだったってよーくわかった!」
~ライガ、ハロルド「「拗ねるなよーー!」」
~タイダック「皆さんは本当に仲がよろしいですね。ちょっと羨ましいです。」
~ガイア「ええーーーー!俺苛められてますよ?」
するとタイダックさんまで笑い出した。
~タイダック「失礼しました。では、今からご案内しますね。」
~ガイア「笑いながら、言われても、、、。」
~ライガ、ハロルド「「ガイアのことは気にせず、案内お願いします。」」




