8話
市場での、買い物を終えた俺は、うーん、あ!魔道具屋見に行きたいんだった!と思い出して、魔道具屋に向かった。
side_ライガ
うーん、クエストで、必要になりそうなものか、回復薬や傷薬、毒消し等か?その前にガイアに必要なものなのか?まぁあって困ることはないし買っとくか!と薬剤屋に向かった。
「うわー、結構高いなポーションとかって、今までそんな物を買ったことはなかった!小さな村出身だし。」
「いらゃいませ、本日は何かお探しですか?」とカウンター越しに聞かれて、振り向いたら、少し笑われていた。
あっ、すいません声がでかかったですか?いえいえ、小さい店なので、聞こえてしまっただけです。
「では、ポーション数本と毒消し等いただきたいんですが?後、傷薬ってあります?」
「はい、ございますよ、結構高いですが大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
ではご用意しますので、お待ちください。
商品を用意してもらってる間に色々見て回ったが、魔力回復するポーションの値段を見てびっくりした!金貨一枚って!なんだそれ!ドンだけ高いんだと思ったときに、「ご用意出来ました。どうぞこちらへ。」「あ、はい。」
「魔力回復系高いですよね。」「あ、すみませんまた声が、、、。」
「いいえ。高いのは本当ですから、魔力回復に使う薬草が手に入りにくいので、あの金額になってしまいました。」
「そうなんですか、」「ギルドにはお願い出してるんですけど、危険な場所にしか生えていないので、受けてくれる方がなかなかいないんですよ。」
「そうなんてすね、」「魔リキソウと言う名前に聞き覚え無いですか?」「あ、聞いたことあります、魔物がすんでいる周辺に生えているんですよね?」
「はい、それが理由です。」
「あ、今度知り合いが、魔物狩りに行くので魔リキソウ探してもらいましょうか?」
「ええ!そうなんですか!是非、是非お願いしたいです。ちょっと待っててください。」とダッシュで、消えていったと思ったら、裏からガシャ、ガタッ、と音が聞こえるが?大丈夫だろうか?
「お待たせしました、こちらが薬草の絵です。良ければ渡してください。」「はい、わかりました。」
「えーっと、すいません話がずれてしまって、ポーション5本、毒消し3本、傷薬1個で、お代は、金貨1枚と銀貨4枚になりますが、値引きさせて頂きます、金貨1枚と銀貨2枚でいいです。」
「え、いいんですか?」「はい!」「薬草ちゃんと採って来れるかわからないんですよ?」「はい!仰ってくれたことが嬉しかったので!」
「ありがとうございます。連れにはちゃんと伝えます。」
とお代を渡して店を出た。さて、俺の買い物も終わったしガイアは終わったかな?と思って待ち合わせ場所に向かっていたときにガイアが魔道具屋に入っていくのを見かけたので合流することにした。
~合流~
おーいガイア!お、ライガも買い物も終わったのか?と魔道具屋の前で合流出来た。「この間、魔道具屋行きたいっていってたからな。」「覚えてたのか。」
「じゃあ入るか。」
と入り口から中に入ると、不思議そうな道具が溢れていて、何に使えるのかよくわからないものばかりだった。
「なぁ?これ何に使えるんだ?」とお釜のような形をしている道具があった。
「いらっしゃいませ、そちらは錬金釜ですね。」
「あ、すみません、勝手に見ていましたが、よかったですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。」
「これで何を錬金するんですかね?」
「なんでもですね、ポーションを作るのにも使いますし、」
「へー、凄いんですね。」
「他にも色々あるので、わからなければ聞いてください。」
さっそく聞いてみようと、「コンロみたいな魔道具ってありますか?」
「ええ、ございますよ。野宿する際に役に立つ道具になりますから。」
「そうなんですね、お値段ってどれぐらいになりますか?」
「そうですね、結構高額になってしまいますが安いもので、金貨15枚ですね。」
「わー、結構高いですね。今回は下見なので、次回来たときに買わせて頂きます。」
「はい、いつでも大丈夫ですよ。」
他にも色々サバイバルに使えそうな道具が沢山あったので、次の旅に出る前に買っておこうと決めた。魔道具屋を出て一度宿に帰ることにした。
一度部屋に入ってお互い何を買ってきたか見ることにしたのだ。
「で、何買ってきた?」
「俺はポーション、とか毒消しとか、傷薬だな!ガイアは?」
「俺は食材だ!まだ、調理器具買ってないからなちょっとづつ買っていこうと思ってな!まだまだ、旅したいからな!」
「そうか。あ、そうだ、薬師の所から一件お願いされたことがあるんだけど、聞いてくれるか?」
「うん?なんだ?」
「あのさ、魔物がいるとこらにある薬草を摘んできて貰いたいんだって!」
「魔物がいるとこに?薬草が生えてるのか?」
「そうなんだって!だから採取が余りされなくて需要があるのに高値になってしまうらしいんだ。」
「それは大変だな?どんな薬草なんだ?」
「魔リキソウって薬草なんだけど、絵をもらってきた!」
「なら俺でもわかるな!摘んで帰って来ればいいのか?どれぐらい?」
「全然足りないから沢山でいいんじゃないか?」
「そうか!ついでだし、全然いいぞ!」
「そうか、ありがとう!」
「なんで、お前がお礼を言うんだ!」
「だって、勝手に取って来れるかもって話しちゃったし!悪いことしたと思ってるんだ。」
「細かいこと気にするな!どうせ魔物がいるところに行くんだしついでだ!」
「それでも、ありがとう。」
「あはは、いいさ!で、明日朝から俺は魔石取りにいくけど、ちゃんとおとなしく待ってろよ?」
「子供じゃないんだからわかってるよ!」
「2.3日で、戻ると思うから頼むな。」「ああ。そっちこそ気を付けろよ?」「俺を誰だと思ってるんだ!」「ガイアだろ?」「そうだけど、ちがーう!魔物には遅れをとらん!でっかい魔石沢山取って来るわ!」「おう!期待しとく!」
と喋っていたらちょうどいい時間になったようで、早めの晩御飯を食べ、早めに寝ることにした。
もちろん今日は風呂に入った!ライガはまだ、慣れないようだかな。
翌朝、朝食をしっかり食べて、出発の準備を万端に済ませた。
「じゃあ行ってくる!」とライガに町の外れまで見送られ、町の門を抜けようとしたとき、「おい、兄ちゃん」と門番さんに止められた。「どうしました?」と聞くと、「兄ちゃん前に仮の通行書渡しただろ?ギルドで身分証発行したなら見せてくれ!」
「ああー!すっかり忘れてました。すみません、遅くなってしまって。」と仮の通行書を返却して身分証を出した。
「ちゃんと作ったな!よし通っていいぞ!」
気を取り直して門を駆け抜けて行った。しばらく進み誰もいないことを確かめて、魔法を発動!
「風とシールドで、いいかな?物に当たったらいたそうだし!」
「マップ、えーっと?魔物がいる場所」と魔法で、検索した。
「おっ!結構離れてるけど、人がいない方がいいしな!」
と、マップを見ながら、魔物の所までダッシュを始めた!
自分で言うのもなんだが、便利だなー!本当に、この創造魔法、しかも、加護のお陰か?MPが余り減らないし、回復も秒でしているので、全然減らない!
おっ、大分近くなったか?山を2つ越えたところで、大きな魔物の反応がマップに出ていた。
何か数が多くないか?、ま、いっか!もっと近づかないとどんな魔物かわからんし?と軽い感じて、ちょっとづつ近づいていった。