79話
王との会話で、この王は人国の王とは違うのだなと、初めて王に好感触を抱いたのだった。
~ガイア「あのー、今回はこちらが勝手に迷いこんでしまったので悪いとは思うんですが、何かお咎めとかってありますか?」
~王「いやいや、神人様にそんなこと、出来るわけないじゃないですか。」
~ガイア「いやいや、そんなことないですよ?ただの旅人ですし。」
~王「実はあなた様が、世界樹を甦らせたと聞いたので、もしかして、ここにも来るかと思っていたんです。」
~ガイア「えっ!そうなんですか?」
~王「場所が近いので、様子見としてタイダックを視察に出していたので、丁度その頃に結界ないに入られたようで。魔道具で、発見の報告を受けましたから。」
~ガイア「そうでしたか、あ、確か神の加護がないとここへは入れないんでしたっけ?」
~王「確かに、只加護があるだけでは無理ですけど、神に近くないとまず違う場所に飛ばされるので。」
~ガイア「そうなんですね。て、王が俺達に敬語を使われなくてもいいですよ?」
~王「そういうわけにもいかないですよ。神人様に何かあったら、神から何を言われるか!」
~ガイア「シアが、魔法神がなにか言ってきたら、俺に言ってください。止めますので。」
もう、本当に碌な事をしないな!大体何で神人だってばらしてるんだよ!そのせいで、こんな目にあってるのに今度会ったら文句の一つも言わないと気がすまないな。
~王「えっ!そんなおそれ多い事、無理です。」
~ガイア「いやいや、お気になさらず。」
~王「我らが地上を去った理由は、世界樹にあったので、こちらとしてもお礼をさせていただきたいと。」
~ガイア「どうゆうことですか?」
~王「世界樹が枯れると言うことは、大地が枯れたと言うこと、我らがドワーフが一番に被害を受けたのですよ。」
~ガイア「それは、地上では生きられないと言うことですか?」
~王「我らドワーフは、地にもぐって生活をしている種族なのです。山からの恩恵として、鉱石を発掘し、それをもとに物を作る、それができなくては、生きてはいけません。」
~タイダック「それは、建前でしょう、王様!本当は、精霊達の力が借りられなくなり魔法を使うことが出来なくなったのが原因ではないですか!」
~ハロルド「確かに、我らが種族でも魔法を使うため精霊と契約する事もあるらしいが、やはり物を作るには精霊魔法が必要だったのか?」
~ガイア「何精霊魔法って?」
~ライガ「ガイアはどうやって魔法を使ってるの?」
~ガイア「ん?魔力?」
~ハロルド「普通の人間達は魔力がそこまで高くないのだよ、だから、精霊の力を借りて魔法を使うんだ。」
~ガイア「ヘーー!確かに誰も大きな魔法を使ってないな!」
~ライガ「気が付くの遅くない?」
だって気にしたこと無かったんだもん!しょうがないだろ!
~タイダック「ガイア様は尋常じゃないぐらいの魔力をお持ちですよね?」
~ガイア「もしかして、鑑定の魔道具ですか?」
~タイダック「はい。それであなた様が嘘をついていないか、調べていました。大変申し訳ございませんでした。」
~ガイア「いや、それはもう大丈夫です。」
~王「すべて、王子にばらされてしまいましたが、その通りなので、否定はしません。なのであなた様がしてくださったことで妖精達だけではなく、我らドワーフも、助けてもらったと言うことになります。我らは、地上に住めなくなり、妖精達と同様地上を捨てざるを得なかった。我らは、神を頼りこの様な空間に住まうことになりました。」
そんな、経緯があったとは、妖精女王も、もしかしたら、神に頼っていたら?そしたらきっと自らを犠牲にしようとは思わなかったのかも知れない。
もし次に会うことがあったら謝ろう。誰にも頼らず自分で何とかしようとしたことは、悪いことではないもんな。
その行為は認められないが、もしかしたら、頼れなかった事情があったのかも知れない。そう思ったら、酷いことをしてしまったかもしれない。
~タイダック「どうかされましたか?顔色が悪いようですが?」
~ガイア「大丈夫です、気にしないで下さい。」
~王「これからの、予定などもし決まって居なかったら、暫く滞在されませんか?こちらとしても、めったにと言うか、ここにこもってから初のお客様ですから。」
~ガイア「はあ、別に急ぐ予定はないですけど、仲間に聞いてからでもいいですかね。」
~ライガ「俺もどっちでもいいよ?」
~ハロルド「私は少しドワーフの技術に興味があるかな!」
確かに、魔道具とかの技術は高そうだよな。俺が創る物の参考になるかもしれないな。
~ガイア「では、暫くお邪魔させていただきます。もしよければ、どこか空いた土地貸してもらっていいですか?」
~王「えっ!城に滞在していただこうかと思ってるんですが?」
~ガイア「いえいえ、そこまでお世話に成るわけには、それに、家を持ち運んでいるので場所をお借りするだけで大丈夫です。」
~タイダック「家を持ち歩いているのですか?」
~ライガ「すみません。変人で。」
おい、何でライガが謝る?可笑しくないか?
~ハロルド「常識を、教えようとはしているんですが、なかなか。」
おいおい、ハロルドまで、酷くない?ちゃんとわきまえてるときもあるよ?
変な流れになったが、謁見の間での話は終わったので、謁見の間を出てきたが、皆して酷くないか、暫くの滞在を考えての、場所を借りようと思ったんだよ?気を遣うでしょ、お城って。
ガイアは1人ネチネチ言っているが、慣れっこの2人は放置である。




