77話
あまりにも、城は迫力があり、興奮してしまった三人が、落ち着く頃には、城門に着いたようだ。
~ドワーフ門番「タイダック様視察は終わられたのですか?お戻りが些か早い気が?」門番はチラッと同乗者を見て。
「うわっ!何で人が?」
~タイダック「私が連れてきた客人だ。黙って通せ!」
~ドワーフ門番「し、失礼致しました。どうぞ、お通りください。」
~ガイア「大丈夫なんですか?我々が着いていっても?」
~タイダック「私が招待したかったので、お気になさらず。」
そう言われてしまうとなにも言えないじゃないか!本当に大丈夫なのか。
~タイダック「大丈夫ですよ。」と心を読んだかのように言われて、びっくりしたが、信用するしかないしな。
~ガイア「疑ってすみません。」
門を抜けると、城の入り口まで更に距離があるのがわかる。
~ライガ「門を抜けても着かないなんて大きなお城だね。」
~ガイア「馬車がないと不便だな。」
~ハロルド「なんだ、その変な考えは?普通は王侯貴族は馬車だろう?」
~ガイア「そっか!」
~ライガ「ガイアに馬車の観念が無いからだろ?」
うるさいよ?ライガ君。
~タイダック「さあ、着いたようです。馬車を降りたらまず、王に会っていただきたい。」
~ガイア「タイダックさんのお父さんが王様ですよね?」
~タイダック「そうですね。そんな風に言われたことはないですが、新鮮ですね。」
あれ、言い方が可笑しかったのか?普通に聞いただけなんだけど?
~タイダック「一度客間に案内させます。使いが来るまで、お待ちいただきますが、良かったでしょうか?」
~ガイア「はい。大丈夫です。おとなしく待ってます。」
~タイダック「ガイアさんは面白いですね。」
~ガイア「ん?変なこと言いましたか?」
~ライガ「ガイアに常識はないですので、気にしないでください。」
~ガイア「いやいや、あるよ?一応?多分?」
~ハロルド「ガイア、ボロが出てるぞ?」
~ガイア「だって、、ライガが変なこと言うから。」
~タイダック「あはは、こんな風に笑ったのは何時ぶりだろうか。本当に楽しいです。では、父上に報告してくるので、暫くお待ちください。案内は、」
と言うとどこからか、執事ドワーフが出てきた。
~執事「こちらへどうぞ、お部屋までご案内させていただきます。」
うお!びっくりした、域なり出てくるなんて忍者じゃあるまいし、まだ、心臓がドクドクしてるよ。
~ガイア、ライガ、ハロルド「「「はい。」」」
びっくりしたのは、俺だけじゃなかったようだ。
ハロルドも気配を感じなかったようだ。凄いなドワーフ執事って!
城の中も天井が見えないぐらい高いのに、壁には彫刻が施されていて、ドワーフの歴史みたいな感じに記されている。
白を貴重とした調度品も、凄い高そうだ。
~執事「どうぞ、こちらのお部屋でお待ちください。」
~ガイア「はい、ありがとうございます。」
とは言ったものの、かなり広い部屋に通された。
流石はお城ですな、ここの調度品もかなり貴重なものなんだな。窓からバルコニーに出られるようになっており、そこからの景色は、もう絶景としか言いようがなかった。
~ガイア「あのー、タイダックさん、様は第二王子と聞きましたが、ご兄弟は?」
~執事「第一王子、兄上様がおられます。」
ヘーー、2人兄弟か。そういえば女性を見かけてない気がするが、聞くのは失礼かな?
~ライガ「ガイア、失礼なこと聞こうとしてない?」
~ガイア「えっ!な、何にも考えてないよ?」
~ハロルド「絶対何か考えてたな!」
~執事「もしかして、ですが、女性が居ないとお思いですか?」
~ガイア「凄いですね!何で分かったんですか?」
~執事「きっと聞かれるかと思っていましたので。」
~ライガ「ガイア!」
~ガイア「なんだよ!聞く前に答えてくれたからセーフだろ?」
~ライガ「なんだよセーフって!」
~ガイア「あ、何でもないです。」
~ハロルド「ガイアは時々わからない言葉を使うよな?」
~ガイア「ごめんなさい。」
~ハロルド「別に責めてないぞ?」
~ガイア「でも、わからない言葉を言われると気分悪くなるだろ?」
~ライガ「そんなこと気にしてるの?今さらでしょ?なんとなく分かるし。問題ないよ?」
~ハロルド「確かに、ガイアは分かりやすいからな。」
ええーーーー!そんなに俺って分かりやすいの?
~執事「仲が宜しいのですね。お三方様は。」
~ガイア「はい、大切な仲間ですから。」
~ライガ「そうゆうことをさらっと言えるガイアが凄いよな。」
~ハロルド「良いところだな。」
何さ、みんなして、貶されて誉められてって嬉しいやつ居ないと思うぞ!
~執事「話を戻しますが、ここは女性は居ないのですよ。」
えっ!何で?女性がいないって全く居ないとかじゃないよね?ここには居ないだけだよね?
~執事「ドワーフと言う種族には女性は居ないのですよ。」
~ガイア「それって、みんなどうやって産まれるの?」
と素直な気持ちが声に出てしまった。




