62話
翌朝、朝食準備の為、川辺に移動して、昨日の釜戸を使用する事にした。
2人も遅れて起きたようで、朝食準備を手伝ってくれている。
~ライガ「水汲んでくるね!」
~ガイア「了解!ありがとう。」
~ハロルド「俺は何かすることないか?」
~ガイア「じゃあ、このお皿並べといて!」
と、ハロルドにお皿を渡した。
今日は、サンドイッチ作りおきのものと、お茶作りおきしておこう。
朝食の準備が終わり、食べ始めた所で、今日の予定を伝えた。
~ガイア「今日この後出発するけど、寄り道じゃないけど鉱石を探しながら、行きたいなって思ってさ。」
~ライガ「昨日から言ってたもんな。」
~ハロルド「俺も賛成するぞ!」
~ガイア「ありがとう、出発前に家は空間に納めて持ってくからちょっと時間頂戴。」
~ライガ「本気で持ってくんだね。」
~ガイア「当たり前だろ!せっかく建てたのに!」
~ハロルド「持ってける事がすごいことなんだよ!」
~ガイア「そうなんだね、あ、前に魔法鞄作ったんだけど、まだあるからハロルドにも持っていてもらいたい。ライガは持ってるよな?」
~ライガ「持ってるよ。何で作ってくれたのに忘れてるの?」
~ハロルド「魔法鞄!そんなもの、冒険者の夢だろう!」
~ガイア「ええー!そんな大層な物じゃないよ?」
~ハロルド「いやいや、冒険者は身軽で行動できることが一番良いことなんだぞ!」
~ガイア「そうだろうね。俺はいつも持ってないからとっても身軽だしな。」
~ハロルド「そうだろう?俺も身軽に動けるってことか!ありがたい!ガイアありがとう。」
~ガイア「俺に付き合ってくれてるんだから、これぐらいなんてことないよ。しかも、沢山作っちゃったし!」
~ライガ「確かに、作りすぎてるね。見てたし。」
~ガイア「と、言うことなので、気にしないでね。」
~ハロルド「あはは、了解!」
それから、暫くして出発することにした。
「よーし!忘れ物ないな!出発しよう。」
全員に補助魔法発動させ、いつもの三点セットに加えて、マップで、鉱山ポイ物を探索出来るようにした。赤く光ってるものは魔物で青が人、鉱山は紫色になるようにした。補助魔法で、全員がマップを開けるようにしているので見つけたらそっちに向かうって話に決まった。
山を3つ程越えた辺りで、一回休憩になった。ここで、休憩にしたのは鉱石の反応がある山が近いからだ。
~ガイア「ちょうど昼時だし、ここで休憩しようか。」
~ライガ、ハロルド「「了解!」」
大分スピード上げてきたけど皆疲れてないな!一応ヒール掛けておこう。
~ライガ「ん?回復掛けてくれたの?」
~ガイア「うん、一応ね。」
~ライガ、ハロルド「「ありがとう。」」
~ガイア「軽くご飯食べて、散策するために後ろにある岩山に行こうと思う!」
~ライガ「そうだね、結構大きな反応があったもんね。」
~ガイア「魔物がちょっと多そうだけど大丈夫かな?」
~ハロルド「このメンバーなら問題ない!」
お茶を飲みながら、朝の残りのスープをのみ今日黒パンをスープに浸けて食べてる。
~ガイア「後少し休憩したら岩山登って見ようか!」
~ライガ、ハロルド「「了解!」」
休憩が終わり、岩山なので怪我がないように、途中までフライで、飛んでいくことにした。
ライガははじめてなので、ハロルドに手を繋いでもらっている。微笑ましい!バカにはしてないよ。
~ガイア「ライガ、その内馴れるから頑張れ!」
~ライガ「わかってるよ!」
~ハロルド「あはは!」
~ガイア「ほら、もう頂上だ!」
~ライガ「やっとだ!」
~ガイア「何だよ、怖かったのか?」
~ライガ「怖くなんか無いよ!只馴れてないだけ!」
~ハロルド「ほら、着いたぞ!」
ちゃんと落ちないように俺が、守ってたけどね、内緒だ。
ハロルドは気が付いていたようだが。
~ガイア「さあ頂上ついたけど、洞窟も無いし、ここには魔物も居ないけど、発掘しないといけないのかな?」
~ハロルド「ポイントが分かっていれば掘ってみればいいと思うが。」
~ガイア「うーん、魔法でやれたらいいなーって思うからレーダー使ってみるね。」
そう言うと岩山に手を当てて、ソナーみたいなものをイメージして鉱石にのみ反応が返ってくるようにしてみた。
~ガイア「見つけた!転移させるから退いといて!」
~ライガ、ハロルド「「はっ?」」
~ガイア「じゃあ、転移!」
ソナーに引っ掛かった、石を転移させた。
~ガイア「何これ?」
~ハロルド「全然わからんな!」
~ライガ「黒い塊にしか見えないけど?」
んー?鑑定を掛けてみた。
~ガイア「鑑定結果!アダマンタイト?って出たよ?」
~ライガ「アダマンタイト?何それ?」
~ハロルド「アダマンタイト?!」
~ガイア「ハロルド何か分かるの?」
~ハロルド「アダマンタイトは世界一固い鉱石だ!」
~ガイア「へーーーー!そうなんだ?」
~ハロルド「いやいや!もっと驚いて?」
~ライガ「?」
~ガイア「何で?」
~ハロルド「アダマンタイトも伝説級の代物だ!」
~ガイア、ライガ「「ええー!!」」
ガイアの運て、何処までいいんだろうか?と、思うぐらい、ポンポン出てくる事に皆でびっくりしていた。




