44話
~sideシュトライザ
ガイアと別れてからもギルドに残り、冒険者の参加者リストを見ながら配置を考え、更に増えるだろう、冒険者達の寝床を確保しなくてはいけないため、やることは山積みになっている。そんな俺に、付き合ってライガもここに残っていた。
「ライガ、寝てないだろ、少しでも休めるときに休め!そんなんじゃ体が持たないぞ!」
と声をかけた。
「俺は、ほとんど手伝いですから、まだ、そこまで疲れてないです。」
「いいから休め!ギルマス命令だ!」
「はい、わかりました。でも、家に帰るのはちょっと時間がもったいないので、ここで寝てもいいですか?」
とソファーを指差した。
そんなライガを見て苦笑しながら、「ちゃんと休むならいいぞ!」と許可を出した。
「じゃあ少しだけ寝ます。」
そう言うとすぐに寝息が聞こえてきた!
「無理させてるな。」
ポツリとそんな声が出てしまう。
控えめなノックをして、サージベルが入ってきた。
「お前もまだ残っていたか、どうだ進行具合は?」
「まだ、少し混乱がありますが、魔物が来るのがすぐでは無いと言うことで、少しずつ纏まってきています。」
「そうか、一応王都から応援が来るのと、ここへの緊急司令を出してもらっている。明日から、冒険者が集まり出す。纏めを頼めるか?」
「勿論です。そのためのサブギルドマスターですからね、サポートを全力でさせていただきますよ。彼から連絡は?」
「まだ入っていない、魔物が溢れた場所がわかったとしても、ガイア以外辿り着けないだろう。こっちはガイアのサポートがどれだけできるかだ!」
「はい!」
結局ギルドに泊まり込み、仕事の終わる目処が全くたたなかった。翌朝から周辺に居た冒険者達が集まり出した。
皆、討伐に参加してくれるようで、有難い事だが、まだまだ場所が足りないな、仮の宿泊施設も今日から急ピッチで、建設されている。ここら近辺の魔物たちも暫くは成りを潜めるかも知れないからそのぶん手が回ると町の人たちも、協力的だ。
ライガも、朝早めに目を覚ましたようで、宿泊施設建設を手伝っているようだ。
何とかここで食い止めたいものだ!そのためにはガイアにはかなり無理をしてもらうことになるんだろうが、ガイアの願いもまた、全員で、生き残ることだ。全力を出そうじゃないか!
シュトライザも建設を手伝いに出ていった。
~sideガイア
あれから、ガイアは想像力を駆使して魔法を考えていた。
「俺ってこんなにも想像力や知識ないのかよ。全然思い浮かばない。ヤバイな!魔物が全然途切れない。」
蓋?してしまうか、いやそれだと何時かまた溢れる。んー?
殲滅させるには。やっぱり突っ込んで行かないとわからないよなーー?はぁ、頑張ろう!
気合いを入れて、飛翔発動!
一気に山脈の間にある洞窟前に到着した。「これヤバくない?」
「スゲーでかいんだけど!どうしたらこんなにも大きな洞窟が出来るんだ?」
と、独り言を呟きながら真っ暗な洞窟を見る。下には魔物が次々出ていってる。「うわ!」あっぶな!大型の魔物が飛んで行った。ここで攻撃しても反撃すごそうだな。もう少し奥まで行ってみよう。
よーし、気配遮断!バリア発動!攻撃強化!あ、初めて使うかも、ミスリルの剣魔法が通りやすいって言ってた。暗いから光でいいか?◯◯◯セイバーだな!光って周りが見えるようになるとすごい光景だな。
あ、いい魔法思い付いた!反射!これで突発的な攻撃も返せるな!
凄いな!中に入っても全然狭くならない!何だろうここは?
バシバシ当たってくる魔物をバリアと反射で次々倒していってるが気がついていない!
「何か整備された洞窟だったんだろうか?どんどん進めるし、時々横穴何かも見えるが行ける気配がしない。よし、ここらでマップ開いとくか洞窟全体の3Dマップ!」
これは!かなりでかいんだけど!何これどんどん下に行ってるけど?地下に何かあるのか?
30階層位あるマップを見てため息しか付けない。
んー?一番下の奥の所はかなり広くなってるな!目標はそこだな!後は時々休憩したいから横穴を部屋として確保したいな、各階に一部屋ずつ作って行こう。まずはここだな。
「ここは入口がデカイから先ずは入ってくる魔物を遮断だな!」
今居る魔物達を次々外に放り出す!よし、これで入口にバリアを張り一旦落ち着くために魔法で土壁を作り外からも見えないようにした。魔物が見えると落ち着けない。
「はぁー、本当になんなんだ?ここは、改めてマップを見ても、ダンジョン?そんな感じより坑道って感じだよな?今何時ぐらいかもわからんな、結構時間がたってるってことしかわからんな。皆が何してるか様子見しながら時間がわかればいいな。」
水球を作り映像を写し出すことにした。
勿論内緒で。対象ライガ!これでライガの目を通して見ることができる。
「うーん!夜か?そんなに時間がたってたか?」と思い対象シュトライザさん!
あ、ライガ寝てるのか?シュトライザさんはまだ仕事してるようだな。
それでも結構時間がたっていたんだな。俺も飯食って寝よう。
水球を解除して、クリーンを発動!バッチそうだから。
空間収納から作り置きしておいたご飯を出して、ここは洞窟なんかじゃなく部屋なんだ!と思いながら食べ始めた。あ、布団とか買っとけばよかったな。ベットとか、出せたら快適じゃない?ともう少し散策して、2泊したら帰るからシュトライザさんに相談してみよう。
絶対呆れられるとは思っていないガイアだった。




