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チート転生無双旅  作者: ルナ
41/154

41話


~sideシュトライザ、ライガ


朝からガイアと別行動になったが、ギルドに付いて行ったライガはこれからのことを考えて、あえて別行動にしたのだ。


「今日は、どうしたんだ?」


「ガイアに、付いて行って一人足手まといになりたくないんだ、だから俺はこのままじゃ駄目な気がして、ちょっと距離を置けば見えてくるかなって思ったんです。」


「そうか。」


といって頭をガシガシ撫でられた。


「だが、ライガよ、焦らなくていい!ライガとガイアでは違うんだから。お前の道もまだこれからだ!」


「はい!ありがとうございます。だから、先ずは自分に何が足りないのか知りたいんです。暫くギルドにお邪魔していいですか?」


「ああ、構わない!」


シュトライザは、将来を考えて行動するライガを、ガイアも、見習えよと心で思った。


「ありがとうございます。まだ、何が出来るかわからないですが、ちゃんと考えます。」


「ああ、焦らずゆっくり頑張りなさい。」


「はい!」


ギルドに着くとサージベルさんが挨拶に来てくれた。


「お帰りなさいライガ君。」


「はい!無事に戻れました。あ、これ俺とガイアからお土産です。ご家族で、食べてください。」


「私にお土産だけではなく、家族にまで、ありがとうございます。」


とチラッとシュトライザさんをみた。目を反らしたシュトライザさんにため息を吐き、笑顔でライガからお土産を受け取った。


「サージベル、何で俺にそんな目を向ける?」


「別に?」


「、、、。」


「お二人の関係が羨ましいです。俺もガイアにとってサージベルさんみたいになりたい!」


「そうですか!それは嬉しいですね。」


「いや、やめておけ、ガイアに嫌われるぞ?」


すると、サージベルさんが咳払いをすると、シュトライザは沈黙した。


「さあ、ライガ君どんなことを覚えたいですか?」


「あ、貴方は今から、溜まった仕事を終わらせるまで、帰しませんので覚悟してくださいね。」と笑顔で伝えた。


シュトライザさんはこの世の終わりみたいな顔をしているが、積み重ねられた仕事を黙々と始めた。


そっと部屋を後にした、ライガとサージベルは、サブギルマスの部屋に行き、シュトライザさんにも伝えたが、サージベルさんにも学びたいことを伝えると、


「それは素晴らしいことです。私も何かお手伝い出来ることはさせてもらいますね。」


と言ってくれた、とても有難い。


まだ手探りだから、何を勉強したいのか、そこまで見えていないことばかりなので、仕事を少しずつでいいのでさせて欲しいと伝えた。


「いいですよ。ですが、身内贔屓はしませんよ!」


「はい!宜しくお願いします。」



~sideガイア


ひとまず料理が終わったところで、やることもなくなったガイアは久しぶりの料理で疲れたのか、お昼寝ならぬ嫌な眠気に襲われていた。


何で今眠くなる?、、、。と抗ってみたが眠りに落ちていた。


(やっと寝たか!無駄に抗いやがったな。)


(んー?何か聞き覚えのない声だな?)


(おい!とっくに気が付いたんだろ?起きろよ!)


(え~、どちら様ですか?)


(俺は武神だ!)


(初めまして。)


(何だ!もっとビックリしろよ!)


(ええー!無理ですよ!こう頻繁にこられたらビックリも何もないじゃないですか)


(ああ、それもそうか!)


(で、何しに来たんですか?)


(俺からの有難いお告げだ!)


(えっ!お断りします!)


(はっ?)


(だから、お断りします!)


(何でだよ!神のお告げだぞ?)


(嫌な予感しかしません!)


(何だ、それは?取り敢えず西に行け!伝えたからな!)


(ええー!無理ですよー。)


(武神の加護だって付いてるんだから使って欲しいだろ?俺の功績上げたいんだよ!)


(自分の都合じゃないですか!)


(取り敢えず伝えたからな!頼むぞ!)


ちょっと、と声を出したときには目が覚めていた!言い逃げだ!


あー、でも神からの頼み聞かないと後が怖いんだよなー。そして、俺王都で調べものしないで帰ってきちゃったし、はぁーーー、もしかして、これも世界の発展に関係してるかもだし、やるしかないかー。


「それにしても、何で西?それしか言ってかないとか全然わかんないんだけど?」


取り敢えず、シュトライザさんとライガに念話で、伝えとくかな。


言わないで出掛けたら怒られるし。


念話発動対象シュトライザ、ライガ!


~ガイア(おーい?聞こえるかな?)


~シュトライザ(聞こえるがどうした?)


~ライガ(俺もなの?)


~ガイア(今神から言われたことを伝えるね。西に行けって言われたんだけどいってもいい?)


~シュトライザ(はっ?神!)


~ライガ(えっ!どうゆうこと?)


~ガイア(神から連絡が来てさ、西に行けって言われただけ、しかも絶対行けって、しつこく言われた。)


~シュトライザ(ガイア、今からこっちに来い!ライガも俺の部屋に来い!)


~(了解!)


念話を切って、転移で、シュトライザさんの所へ移動した。ライガはもう来ていたようで、一緒に話すことになった。


「ちゃんと説明しろ!どうゆうことだ?神から西へ行けって!」


「え~、俺にもわかんないよ?だって自分の功績のために、西へ行けって言われただけだもん。」


「ガイア、それじゃあ説明になってないだろ?」


「それしか言われなかったんだよ!本当に!」


「で、行かなきゃならないんだろ?何ですぐに向かわない?」


「勝手に行ったら後で怒られると思って、、、。」


「まぁ、ガイアにしては偉いね!」


「え~、ライガが失礼なこと言うんだけど!」


「その通りだと思うが?」


「シュトライザさんまで!」


じゃあいってくるけど、いつ帰れるか分かんないよ?西へしか言われてないし何があるかも知らないから。


「早くいって、何かあったら念話してくれ。」


「はーい!」


じゃあ行ってきます。と転移で町の外まで移動した。





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