28話
翌朝、朝ごはんを1人で食べて部屋で待機中のガイアは、これまでの出来事を振り返り、この世界に来てからもう少しで2ヶ月となろうとしていることに気がついた。
まだ、そんなに時間は経ってないが、まだ、ほとんど旅が進んでないなーと改めて考えていた。
そもそも、人間の国しか見てないし、確か最初に神様から色んな種族が居ると聞いていたんだが?
人間側には違う人種全然いないし獣人会ってみたいよな。あと、ドワーフ!小さいよなきっと。まだまだ会ってない人達が沢山いるんだもんな!楽しみしか無いな!
~同じころsideライガとシュトライザ~
朝早くに、ガイアを置いて、ギルドに向かった。
「おはようございます。シュトライザですが、ギルマス居ますか?」
「お待ちしておりました。お話は伺ってます。そのまま2階へどうぞ。」
「ありがとうございます。」
2階のギルマスの部屋へ向かいノックをすると、扉を開けてくれて、よく来てくれた。とロックウェルさんが迎え入れてくれた。
「今日はすまないな。」
「いや、無理にこちらがお願いしたことだし、問題ない!」
「そういってもらえると助かるよ。」
で、話だけど、手紙にも書いたが、ドラゴンが手に入ったというのを信じられないと言う人達が居てな!すまないがオークションが始まるまで絶対触らせない、奪われることも無いようにするから、こちらで預からせて欲しい!
「それは構わないが、大丈夫なのか?盗まれでもしたら大変だと思うぞ?」
「俺が信用したもの以外には警備をさせないし、俺も護衛につくからな。」
「ああ、もちろんだよ。ギルドの信用に関わるからな。」
「まぁ、そうだろうな!」
で、開催日は決まったのか?
「一応ドラゴンを飾るならすぐに開催してもらわないとと、条件を出したからな!」
そうか。
「あと、シュトライザに確認なんだが、お前が倒したんじゃないよな?」
「ああ、討伐者本人は表に出たがっていないため、代理で、ライガ君に来てもらっている。」
「そうか、紹介もしてもらえないと言うことなんだな。」
「すまない。本人の希望なんだ。」
「いや、ちょっと興味があっただけだからな。いつか紹介してもらえるよう、今回のオークションは頑張るよ。」
「ああ、本人には伝えておく。」
オークションの開催が決定したら手紙を宿屋に送ってくれと頼んで、ドラゴンを置いて帰ろうとしたら、ひと騒動が待っていた。
ギルドにドラゴンを狩った奴を出せと怒鳴り込んで来ているらしい。何故そんなに知りたいんだ?と疑問に思いながらロックウェルを見ると、貴族絡みだ!と言われてそれは関わりたくないな。とドラゴンを倉庫に出して帰ることにした。
「ここにはドラゴンを討伐したものは居ない!会わせる気もない!オークションを開催するだけだ。」とギルマスが大きな声を出し相手を威嚇した。
「本当にドラゴンを倒したやつが居るなら何故出てこない!可笑しいじゃないか!」
「そんなことを伝える義務もない!帰ってくれ!」
とギルマスに追い出されていた。迷惑以外の何物でもないな!
ライガとシュトライザは、倉庫に丁度ドラゴンを出していた時だったのだが、このまま外に出るのは無理っぽいな!うーんガイアがいれば、転移出来るのに!と思ったがしょうがないな。
「待たせたな。一応帰ってもらったが、まだ、外で彷徨いているらしいから、少し時間を置いてから出てくれ。」
「ああ、ここまで聞こえていたからな。」
「これ、前と少し変わってないか?」
「ああ、時間停止の魔法がかかってるから、劣化しないぞ?」
「はっ?」
「あ、えっと」ヤバイ!ライガどうしよう。と見るとため息をはいて、一応処理してあるので、飾ってもらっても大丈夫です。と簡潔に伝えたが魔法のことは伏せるらしい。
「聞いてはいけないことだったのか!」
「ああ、すまないが、忘れてくれると助かる。」
「忘れられる分けないが?」
「えっと?これも、内緒事で公表しないでください。」
「すまん!まだ、話せない!」
「いつか教えてくれるのか?」真剣な顔でシュトライザさんに、
「俺にはなんとも言えない。」それしか返せないシュトライザさんも辛そうだ。
そうか。と一言だけ呟いてロックウェルさんは納得してくれたらしい。もう、ガイアが表に出られないせいで、余計な心配しか出てこないじゃないか!
まあ、言っても実際の経験しないと、本当には納得しないだろうけどな。とライガは思っていた。
1度ガイアに聞いてみようかな?どれだけの人に知られちゃダメなのか、俺たちが大丈夫といった人には伝えるのか。
今回みたいに関わりすら持ってない人は駄目だろうけど、知っといた方がいい気がするな。
「取り敢えず、ドラゴンはこのまま、警護をつけて倉庫事監視する。あとは、開催まで早いと思うから、それまでに、スタートの金額だけ決めてくれ。」
「本人はどれぐらいで売れるかわかってないからな、取り敢えず白銀スタートで、頼む。」
「それでも安いな。確実に上がるだろうが。契約書を作っておくから開催日に記入してくれ。」
「了解した。いつか、伝えられたらと思っているってことは知っといてくれ。」
「ああ、わかってるよ。」と本当にはこの2人は、信頼関係が出来ているんだろうなと思った。
~宿屋sideガイア~
それにしても?2人とも帰ってくるの遅いな!暇なんだけど?
王都の観光もまだまだだしな。こんな時間を使ってなんか出来ることないかなー。持ち物とか確認しとくか?いや、結構買い物したしめんどいな!
他何しようかなー。「あ、王都を出れば自由にしてても怒られないよな?」
王都の散策じゃなくて回りの散策なら、誰にも会わないし!よーし、久しぶりに魔物でも狩るかな!
とお出掛けしようとしたときに、「ただいま。」
「あ、お帰りなさい。」
「何処に行こうとしてるのかな?」とライガには見抜かれていた。
「えっ?ど、何処にも行かないよ?」
「出かけるかっこうしてるぞ!」
「い、いやー、これはちょっと、、、そうそう、もう帰ってくるかなって思ってね。お迎えしようと思ってたんだよ。」
何でこっち向いて喋らないの?一瞬ライガを見てすぐそらしてしまった。
「全然信用できないね。」
「そ、そんなこと言うなよー。まだ、何処にも行ってないじゃないか!」
「語るに堕ちたな!ガイア!」
「えっ?」
まだっていってる時点で何処かに行こうとしていたのはわかるよ。それにその格好をみればね!
ちょっと信じてよ。まだ出掛けてもないのに2人にお説教を言われるはめになった。何でだよ!理不尽だ!と抗議しても聞いてもらえなかったガイアだった。




