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チート転生無双旅  作者: ルナ
21/154

21話


そういえば、前に、オーガの集落を見つけたことがあったな!


「なあ、ライガ?1つ聞いてもいいか?」


「ん?何だ?」


「あのさー、オーガって人食べるのか?」


「なんでそんなこと聞くの?」


「前に討伐に出たときにさ、報告忘れてたんだけど、冒険者のカードとか人の骨とか出てきたからさ。」


「っ!そんな大事なことを報告してなかったのか!」


「ごめん。俺自体が、認めたくなかったってのもあって、忘れてしまっていたんだ。」


「そう、だよな、ごめん、こっちこそ大きな声だして。」


「いや、いいんだ。それで、やっぱり食べてるのか?」


「食べるとは聞いていない、人を捕らえて、いろいろなことをさせるとは聞いたよ。」


「そっか!ごめんな?変なこと聞いて。」


「ううん、ガイアは知らないんだからしょうがないよ。」


「俺のレーダーに集落っぽいものが出来てるって言っただろ?」


「うん。」


「もし、人が捕まっていたら助けたいって思うんだがいいかな?」


「もちろん。いいよ。居ないことを願うけどね。」


「ああ、俺もだ!さっさと潰しにいこう!」


「わかったよ!」


「ライガ?強化魔法って知ってるか?」


「ん?聞いたことないな?どんな魔法なの。」


「まぁ、シンプルに言うと、肉体の強化と身体能力向上させる感じかな?」


「へー、で?」


「それをライガに掛けていいかな?」


「俺に掛けるの?何で?」


「ライガのレベルアップを狙ってる!」


「そう言うことか。なら問題ないよ。」


「じゃあ掛けるぞ?」


「ああ!」


補助魔法発動対象ライガ!


ライガが淡く光ったので、どんな感じか聞いてみた。


「おお!すごいな!力が漲る感じだ!脚力もアップしたっぽいよ?」


「そうか!なるべく、1人で倒してくれ、補助は必ずするからな。」


「もちろん!信用してるよ。」


よーし一気に潰すぞ!とシールド発動ライジングソードも発動させた。


「ちょ!何その剣!ずるいだろ!」


「えっ?これ、魔法で作った。」


「剣使えないって言ってたじゃないか!」


「使えないぞ?」


「じゃあそれは?」


「えっと?魔力を通してるから魔法を飛ばしやすいんだ。」


「へー!そんなことも出来るのか?切ったりも出来るのか?」


「出来るぞ?でも、ちゃんと習ってないから振り回してるだけだぞ!」


「威張って言うなよ!」


「それは、これから覚えるからいいんだよ。」


「よし、行くぞ!」


気を取り直して、オーガが集まっている場所まで身体強化して風を纏って向かった。


魔法ミラージュを発動すると、集落っぽいものが見えてきた。


やっぱり洞窟があり、その前に囲いが出来ていた。


「ライガ一気に行くぞ!」


「おう!」


ライジングソードを振り下ろすと、斬撃が放たれ、集落囲いを一気に壊した。


「ライガ!」


「わかってるよ!」


とライガがオーガに剣を向け斬りかかった!


「くっ!」斬りかかった筈なのに!剣が、オーガに刃が入らなかった!


「ガイア!」


「チッ!ライガ、剣に魔法流すからな!一気に振り下ろせ!」


「サンダーボルト!今だ」


「ウオオオオー!」


とライガ声をあげた。すると、振り下ろしながらオーガを真っ二つにした。


「グギャーーーーーー、、」


「このまま行くぞ!」


「おう!ガイア魔法を!」


「サンダーボルト!」


「グォーーーー、、、」


よし、入り口付近にいたオーガは、全てライガが斬り倒した!


「ライガ!まだ大丈夫か!」


「ちょっとしんどいけど、まだ行けるよ!」


「よし、中に入るぞ!」


「ああ!」


ライト発動


サーチ発動!「ライガ、まだ中には結構な数が居るみたいだ!半分俺が切るから。奥の敵をライガが殺れ!」


「わかった!」


洞窟のマップを表示させ、中に居るオーガを次々仕留めていった!


「ライガここの奥の空間が広くなっている、たぶんそこに居るのがボスだ!行けるか?」


「もちろん!殺れるよ!」


「俺も付いてる、中に入るぞ!」


「よし!今だ!振り下ろせ、剣に宿れ雷電!」


「オオオオオオー!いっけー!」ライガが剣を振り下ろすと一閃薙ぎ払うみたいに光が放たれた。


「ギャーーーーー!ギャーー、、、」


「ハァハァハァハァ!やった!やったぞー!」


「良くやった!頑張ったな!ライガ。」


すると、ライガが疲れからかパタッと倒れてしまった。慌てて駆け寄ると疲れて気を失ったようだった。


「お疲れ様!」


ガイアは洞窟内を見て回ってアイテムや魔石を回収して肉も回収した。今回はまだ出来たばかりのような集落だったので人間が囚われていると言うことはなかった。少しだけホッとして。ライガを抱えて、町の近くの森まで転移した。


森から少し町に向かい歩いているときにライガが目覚めた。「ごめん!俺、、気を失っていたのか?」


「ああ、少しだけな!ライガ1人で頑張って疲れたんだよ!レベルも上がってるだろうし、気にするな!」


「俺、もう少し足手まといに成らないように頑張るよ。」


「そんなに気にするなって!今回、人間も捕まってなかったし良かったじゃないか!」


「そうだけど、疲れて気を失うなんて!」


「身体強化でライガの力を無理に延ばしたからな、体に負担がかかってしまったんだ。悪いのは俺だ!これから、徐々に慣れてくれればいいよ。」



「うん。頑張るよ。」



町に着いた俺たちはギルドに報告に行った。


「クエスト終了したので報告に来ました。」


「はい?もう?終わったんですか?」


クエストを受け付けてくれた人だったらしく、こんなに早く戻ってくるなんて思ってなかったらしい。


「ええ!集落が出来ていましたが、それを含め全て討伐してきました。」


「ハアアアア!」


といきなり大声を出されたせいで、ギルドに居る人たちに注目されてしまった。結構込み合ってる時間に来たのが間違いだった。


「ちょっ、ちょっとお待ちください。」


すると、受付の人がサブギルドマスターを呼んで戻ってきた。


「えっ?ガイアさん、どうされたんですか?」


「えっ?知り合いの方なんですか!この方クエスト受けてもう完了したって言って来たんです。二時間しかたってないのにですよ!」


えっと、そんなに大声で、言わないでほしいなー。


「ちょっと貴方は黙っていなさい!」サージベルさんが部室に案内してくれると言って、受付の人を置いて、俺たちを連れていった。


「えっと?ここギルマスの部屋ですよね?」


「ええ!で、何をやらかしたんですか?」


「と、討伐のクエストを受けただけですよ?」


最初からやらかした発言酷くないですか?サージベルさん。


すると、扉が開きギルマスのシュトライザさんが帰ってきた。


えっと?何か怒ってませんかね2人とも?


「何で勝手にクエスト受けてるんだよ!」


「えっと?暇だったから?」


「「はぁー。」」


「ええー!ため息つくようなことしてないよ?」


「自覚がないんじゃないの?」と、ライガまで乗ってきた!止めて、何で俺の味方が居ないんだよ!


「ライガのレベル上げとオーガ撲滅のためにクエスト受けたのに、、、」


「涙出てないですよ。」サージベルさんの冷たい一言!


「で、集落出来てたのか?」シュトライザさんは普通に聞いてきた。


「ええ、なので潰して来ました。」


「ならいいが、今度からこっちにも伝えてくれよ。」


「だって、会議してたんだろ?」


「してたけど、重要案件なんだから、話して通してもらえばいいんだよ。」


「じゃあ次からそうするよ。」


「あ、あと、前に報告するのを忘れていたんだけど、前のクエストの時にオーガの集落を潰してたんだけど、その中に冒険者のカードとかいろいろあったんだよ、で、オーガが人を食べるのかと思って、無かったことにしたかったんだ、それで忘れてしまったんだが、回収して来てるんだ全て!渡した方がいいなら全て出すよ。」


「ああ!全て出してくれ。そうだなここでは無理だから倉庫に移動しよう。」


「わかったよ。」


「そうですよね。魔物の習性なんかも知らないですよね。今度本を作成します。今後こんな心配しなくていいように。」


「サージベルさんありがとうございます。俺てっきり食べられたのかと思って肉とか一応持ってきましたが、出してなかったんです。人の肉を食べた魔物の肉を食べたいと思わなかったので。報告が遅くなってすみませんでした。」


「いえいえ、こちらこそ、配慮が足りなくてすみませんでした。」


そして、倉庫で全ての遺骨と、冒険者のカードを提出した。


この冒険者のカードで、身元がわかるらしいので、家族が居る人たちには報告が行くことになるらしい。ずっと待ってる人たちがいたら悲しい知らせだが、生きてるならまだしも、亡くなっていると、ちゃんと知らせが来ることのが少ないらしいので、少しでも力になれたのならいいと思うことにした。



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