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チート転生無双旅  作者: ルナ
15/154

15話


朝、早めに朝食を早めに済ませた2人は、村に戻るために、お土産を選ぶため、町へと出掛けることにした。


ライガの妹ライラに、戻る時にお土産を買ってこいと言われたのを昨日思い出したそうだ。


折角だし良いものを買って行ってあげようと、俺がスポンサーになった!


すると、一軒目はスイーツ系を見て回ることにした。この世界に来てから、スイーツ見てないなー、って思って自分の分も欲しいと思ったからだ。俺って結構甘党なんだよなー。


すると、焼き菓子っぽい物が売っていた。ん?あんまり種類がないな、ライガに聞くと、あんまり買って食べる人がいないからじゃないか?と言ってきた。


ケーキみたいなものはないってことか?「ケーキって何?」と逆に聞き返されてしまった。説明はちょっと無理、、、だって作ったことないもん。男だししょうがないだろ?と会話を終えて、取り敢えず焼き菓子っぽい物を購入した。


いつかホットケーキぐらいなら作れるかな?と心で思った。


あとは親父さんにか?お酒とか飲むなら摘まみとか?いやー、普通に食えるもんなら良いだろうと適当に言ってきた。


うーん、あ、あそこお酒とか売ってそうじゃん!見てこうかな、なんか良いのありそうだし!


「ハイよ、いらっしゃい、今日はどんなものお求めで?」


「なんかうまい酒って置いてあります?」


「あるよ、だが少し高いぞ!大丈夫か兄ちゃん?」


「大丈夫です。じゃあ樽で買うんでお願いします。」


「ああ、いいなら用意するよ。ちょっと待ってな。」


「おい?何で樽で買うんだ?空間ボックスなら入るだろうけどさ持って帰れないだろ!」「あ、忘れてたよ。どうしよう?」


「ハイよ、お待たせしたね。一樽でよかったかな。」


「はい大丈夫ですが、これ持って帰らないとダメですよね?」


「いや?届けることも可能だよ!」


よかった、宿屋まで届けてもらうことになった。


「銀貨8枚だよ!」おう、もっと高いかと思ったら安かったな!二樽にしてもよかったな!まぁ、呑んでみないとわからないからな!


買い物を終えて、ギルドに顔出して村に一度戻ってると伝えたらすぐ宿屋に帰ることにした。


ギルドに入ると、受付の所にやっぱりサブギルドマスターのサージベルさんがいた!


「こんにちは、今日村に帰るのでご挨拶に来ました!」


と元気に伝えると、サージベルさんがギルマスにも挨拶していってあげてください。と言われたので、そのまま部屋に向かうことにした。


ノックをすると「どうぞ」と素っ気ない返事が帰ってきた。


「こんにちは、村に帰るのでご挨拶に来ました。」とシュトライザさんに告げるとガタッと音を立てるぐらいビックリしたようで、「おい?もうすぐ王都にいくんだぞ!すぐ帰ってこれるのか?」と聞かれたので、「当たり前じゃん?明後日には戻ってくるぞ?」


「あ、ああ、そうだったな。朝から忙しくて、頭が回ってないようだ。」


「そんなに忙しいのに、ごめんなさい、邪魔しちゃって。」


「いや、こっちが村に帰るときは言ってくれと言ったんだから問題ない。」


「そうですかじゃあ、今日、町出るんでよろしくお願いします。」


「ああ、戻ったらまた、ギルドに顔出してくれ!」


「はい、了解です。」


とシュトライザさんにも挨拶が終わったので、宿屋に戻って樽を回収したら、出発だ!



町を出て、森のなかに入ると、ライガに転移で、いくぞと伝えて


転移発動ライガの村!


すると、直ぐに村の入り口についた。


やっぱり早いなー!この移動は。と1人で思っていると、ライガが目線で「やっぱり非常識だな!こんなに早く着くなんて、普通はあり得ないんだからな!」


といっている。「いいじゃないか、危険な旅にならなくて!」と言うとため息を吐かれた。何故だ!


村の入り口に近付くと、村の人が、ライガに町にいったはずだろう?もう帰って来たのか?と怪我などを心配しているようだ。


ちょっとな、と言いながら対応をし交わしながら村長の家まで急いだ。


「ただいまー!」と元気に玄関に入ると、ライラがダッシュして来た!


「ライガ!早いじゃない!どうしたの?怪我でもしたの?えっ!ガイアさんも帰ってきたの?」


1人でパニックになっているライラの後ろから村長がやって来た。


「ライラ落ち着きなさい。まずはライガ、お帰り、ガイアさんもいらっしゃい。さあ、奥で話そう。」


落ち着いて話ができるように、居間に移動した。


「で、ライガ?町に行ったんじゃなかったのか?」


「ああ、町には行ってきたよ!」


「「はっ!」」と2人にビックリされたようで、これまでの経緯を軽めに話した。魔法を使っての移動で、数時間で着いたことなどだ。まだ、自分がマレビトなことは伝えないと前もって言っていたのだ!


「ライラには俺からお土産を持ってきた。町で、売られていた焼き菓子だ。良ければ食べてくれ。で、村長には、お酒を持ってきたんだか?呑めますかね?」


「ええ!お酒は好きです。こちらが気を使わせてしまってすみません。」


「いえいえ、お世話になりましたから。」


とやり取りをしながら、ライラはお茶を入れるために席を外した。ここで、ライガが、「親父!俺は暫くの間!ガイアさんと旅に出たいんだ。それを許してもらいたくて戻ってきた。」


と告げると、ライガではなくガイアを見てきた。


「ガイアさん、息子が一緒では迷惑にならないですか?」


「とんでもないですよ、常識の無い俺を、助けてくれていますから。」


「そうですか。」とライガを見て、「ライガが決めたならそれでいい!だが途中で投げ出すことはするな!あと、自分のことは自分で守れるよう精進しなさい。」


「親父、ありがとう!」


お茶を入れていたライラがお茶を持って戻ってきてきた!


「ライガ旅についてくの?」


「ああ、」


「何で!私は置いていかれるの?」


「すまない!」


「ライガのバカ!」お茶を置いて、部屋から飛び出していった。


「おい?いいのか?追いかけなくて?」


「いや、いいんだ。ライラももう少し大きくなればわかってくれるはずた。」


「へー、兄妹だからわかることなのかね?俺は一人っ子だったからな!」


「ライガ少しだけ席を外しなさい。ガイアさんと少し話があるから。」



「ああ、わかったよ、ライラの様子も見てくるよ。」


「ああ、そうしなさい。」


ライガが部屋を出ていくと、「ガイアさん、何か私に話があるのでは?」


「ええ、よくわかりましたね。」


「これでも、村長ですからね。」


「参りました。実はですね、前も言った通り世界を旅しようとしているのは本当です。そして、私が伝えたかったのは、私の最初の出会いはこの村だった。」


「それは、やはり?」


「ええ、俺はマレビトです。ですが、俺の場合は、別の肉体というよりは、この世界の肉体をあたえられた転生者になります。」


「それはどうゆうことでしょう?」


「前の記憶もあるが、神によって肉体をあたえられた存在、ですかね?」


「神にですか!」


「はい、転生することでここの世界で寿命を全うするためだけに、ここに来ました。」


「寿命ですか、それは、途方もないお話ですね。エルフならかなり長いのでは?」


「えっ?」


「エルフは、長寿ですよね?」


「!」


「気がついておられませんでしたか?」


「すっかり忘れてました。今度寿命のこと神に聞いときます。」


「か、神にあってるんですか!」


「はい、夢に出てきます。」


「そ、そうなんですか、そんな大事なことをお話頂いてありがとうございます。」


「いえいえ、こちらは右も左もわからなかったし、こんなどこの誰かもわからない俺にここまで良くしてもらったので、少しでもお返ししたいと思ってるぐらいです。」


「そういって頂けてて良かったです!そしてライガのことをお願いします。あれには広い世界を見てもらいたい。それには、1人では無理だともわかっています。なのでこちらとしても、安心出来ます。」


「これは、ライガには内緒でお願いします。」


「ええ、もちろんです。そして、ライガを無事ここに送り届けます。」


「ありがとうございます。」





~sideライガ~


村の外れ、水があるほとりにライラは佇んでいた。


ライガだけは私を置いていったりしないって言ったのに!


「ライラ、やっぱりここにいたな!」


「何よ、私を置いていくくせに。」


「今はまだ連れていけない!危険な旅になるかもしれないから。」


「嘘よ、私がいない方がいいって思ってるんでしょ!」


「そんなことはない、今まで俺が一緒にいたのは、お前が頼りになるからだ!」


「じゃあ何で連れていってくれないの!」


「まだ、成人していないお前を連れては行けない。親父のこともあるし。まだ子供のお前までいなくなったら、親父が悲しむ!」


「でも、一緒に行きたい。」


「お前が成人して、親父が許したら、一緒に旅しよう。俺はそれまでに、お前を守れるよう強くなる!今の俺では守りきれない、すまない、ライラ。」


「絶対よ!」


「ああ!俺は約束破ったこと無いだろ?」


「うん、でも、でも淋しいよー。ライガーー。」


と泣き崩れてしまった。ライガもかがんで、ライラが泣き止むまで頭を撫でていた。



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― 新着の感想 ―
[一言] 正直なところ主人公の能力が圧倒的なので、 主人公視点だとライガもライラも強さ変わらないよね フリーザの53万に対して、 一般的地球人Aが2,Bが3みたいなもんだろ
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