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チート転生無双旅  作者: ルナ
141/154

141話


シュトライザさんの家での食事会が、落ち着いたところで、取り敢えずシャインを紹介するところから改めて始めた。


~ガイア「じゃあ、改めてだけど、この子が聖獣のシャインです。まだ生まれたてだけどね。」


と、可愛く寝息を立ててるシャインを撫でながら紹介した。


~シュトライザ「もうガイアの事で、驚くことはないと思っていたんだがな。」


~サージベル「私なんかが聴いて善い話なのか判断が致しかねるんですが。」


~ガイア「ええー?サージベルさんが一番信頼出来るんですから、勿論聞く権利もありますからね!」


~シュトライザ「そこは俺じゃないのかよ!」


~ハロルド「日頃の行いだな!あはは。」


~ガイア「後もう少し話があるんだけど、今度ドワーフ王国を地上に戻すことになりました。なので神が封印した土地を探すために今ここに来ています。」


~シュトライザ、サージベル「「っ!な、何だってーーー!」」


そんなに驚く様なことは言ったつもりが無いんだけども?


~ハロルド「ちゃんと説明しないからだろう?」


~ライガ「肝心なところが抜けてるよね?」


~ガイア「どこがだよ?」


~ハロルド「ただ地上戻すだけでは、伝わらないと言ってるんだよ。」


~ガイア「ああ、えっと、シャインを使えば神々が封印したと言うドワーフ王国の元の土地を探せるってことだったから、卵に魔力を注いで孵化させたんだ。


そしてドワーフ達も元の場所に戻ることが出来るかもしれないって言ったらそれで言いと受け入れてもらった、だから暫くは地上を徘徊することにしたんだけど、域なりドワーフ王国が現れても皆ビックリするだろうから、その辺はちゃんと考えて行動はするよ?」


隠すための結界を貼ったり、住める環境なのかの調査も兼ねてるからね。


~シュトライザ「どこから突っ込んで良いのか判らんのだが。」


~サージベル「これは、本当に私なんかが聴いて善い話なんでしょうか?」


~ハロルド「ガイアは、無理にドワーフ達を地上に戻すわけでは無いんだ。彼らの今の状況を考えて、このままにしておけないと判断したから、今回この様に行動をしている。」


~ライガ「実際に見てきたからね、職人達が仕事を持てない希望も持てない国になってるってのは俺でも分かったよ。」


~シュトライザ「だから、お前がそこまでガイアの暴走を止めていないと言うことか!」


~ハロルド「まあ、それは成り行きを見守ったが、実際俺達が止めるまでもないと思ったからな。ドワーフほどの職人達が魔石も底をつき、鉱石もない、鉱山もない、そんな生き地獄な場所はないと思うぞ?」


~シュトライザ「それに関しては、俺は口を出すことではないと思うが、域なり地上に戻すとか、話がでかいにも程があるだろう!」


~ガイア「神々が封印した土地を覚えてないって言ったから探すしかないんどけど、国が、国民が幸せになれるなら俺は力を貸したいって思った、だから全てを、ドワーフ王に頼んで考えて決めてもらった。王が決断したことを、俺はサポートできる力があるならしてやりたいと思って行動したんだ。ちゃんと神々には許可もとったしね。」


~シュトライザ「ハァーーーーー、もう決まったなら俺は反対はしない。それに、俺に協力出来ることはあるのか?」


~ガイア「あはは、だからシュトライザさんが好きなんだ!もしドワーフ王国が人族と交流を望んだら架け橋になってもらいたい。人族の王は信用できないから。」


~シュトライザ「、、、分かった。」


~ガイア「ありがとうございます。」


~シュトライザ「本当に面倒事しか、持ってこないよな!お前は!」


~ガイア「そんなつもりは無いんですけどね?」


シュトライザはため息を吐きながら、ガイアを見て、こんなに頼られたらやるしかないだろうと言うことは、わかってはいるんだが話が大きすぎるんだ!と心で毒づいていた。


~ガイア「あ、遅くなってしまいましたが、サージベルさんにお土産あるんですよ、是非使って感想を聞きたいので、良ければ玄関先まで来てもらって良いですかね?」


~サージベル「ええー!本当に私にお土産があるんですか!」


~シュトライザ「俺には無いのかよ!」


シュトライザさんを無視して玄関前に移動してもらった。


~ガイア「ちょっと大きいものなので、離れててくださいね。」


そう言うと空間収納から、ガイアが作った試作品の馬車を取り出した。


~サージベル、シュトライザ「「は?」」


~ガイア「俺が作った試作品の馬車です。勿論スプリングも、調整してありますのでこれなら馬車が苦手な俺でも乗れるんですよ?」


ガイアは、馬車に乗る際必ず魔法を発動させて空中に浮いているようにエアーを発動させて衝撃を軽減させていた。


~サージベル「えっ!ええー!む、無理です。受け取れるわけないじゃないですか!何てすかこの王族が乗りそうな馬車は。」


~ガイア「気軽に使って頂いて構いませんよ?仕事で使うことも多いと思いますし?」


~シュトライザ「おま、お前は、こんなのに乗ったら襲ってくれといってるようなもんだぞ!何処の金持ちだよ!」


~ガイア「ええー!乗り心地をメインに作ったのに?あ、じゃあ、ちょっと改造しますから待っててね。」


そう言うと、空間収納から魔石を取り出し何やら固定し出した。


魔石を装着し終わると、何やら魔法を発動させているようだが、外からはわからなかった。


戻ってきたガイアは、物凄くいい笑顔で、これで馬車が襲われても大丈夫と言い切った。


~シュトライザ「お前は!何をしたんだ!」


~ガイア「ええー!何で怒ってるの?魔石を仕込んで完全防御したから魔法も物理も効かないよ?」


~ハロルド「それはもう、国が持つものになってないか?」


~ガイア「あ、あの国の王に取られるのは嫌だから、取り敢えず、サージベルさんとシュトライザさんが乗る人を決めて登録して乗ってもらう感じが言いかな?2人しか魔石触れなくしてあるし。」


そう言うことを言ってるわでは無いんだって顔でシュトライザが睨んでる気がするがスルーした。


~サージベル「私が受けとることに、意味があるんでしょうか?」


~ガイア「勿論、シュトライザさんに無茶な事ばかりさせられているサージベルさんを労いたいからですよ!仕事の負担少しでも減らせてばと思ってね!」


~サージベル「は、はぁ?」


~シュトライザ「もういい、素直に受け取っておけ!どうせ使うことが多いのはお前なんだから!」


と、最後は喜んで受け取ってもらえた。


~シュトライザ「何で、俺には土産がないんだよ!」と、ぼやいているが、素直に渡したくないと思うガイアが、翌日まで魔剣を出すことはなかった。




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