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チート転生無双旅  作者: ルナ
118/154

118話


聖獣の卵を回収して、洞窟を出ると、先程まで魔物の気配があったのに消えている。やはり聖獣を守るために魔物がいたんだろうか?


~ガイア「もうここら辺には魔物はいないようだから、一旦ライガの村にでも行くか?」


~ライガ「何で俺の村なんだよ?」


~ハロルド「親父さんと妹が居るんだろ?顔を見せてやれ!」


~ガイア「そうだぞ!ライラは、怒ると怖いからな!」


~ライガ「ガイアには怒ったこと無いだろ!」


~ガイア「確かに!あはは!」


親には会えるときにしっかり会わせてあげたい。どちらも心配しているのには間違いはないのだから。


一ヶ月ぶりに村にやって来た3人は、村の入り口にいた村人が大声で村長を呼びに行ったので、ゆっくり出来るかな?と、若干の不安を覚えたが、取り敢えずライガの家に向かうことになった。


すると、前方からライラがもうダッシュでやって来た。えっ!このまま行くと吹き飛ぶんじゃない!


~ライラ「お帰りなさい、兄さん!」と、いいながらライガに抱き付いていた。


流石に成長したのか、よろけることなく衝撃を受け流していた。


~ライガ「もう少し、レディーの成長をしてもらいたかった。」


するとライラが物凄い怖い顔になった。


俺ら2人は顔を背けてしまった。無理だろ、フォローはライガの役目なのに何言っちゃってくれてんだ!


~ライガ「ライラ村はいつも通りか?」


~ライラ「当たり前じゃない!兄さん居なくても問題ないわ!」


~ガイア「それはよかった。村長に顔見せに来たんだ。」


~ライラ「ガイアさん、お久しぶりです。」ライガに抱き付いていたのに、素早く淑女に戻ったかのような変わりように少し笑ってしまったが、元気そうだな。


~ハロルド「はじめまして、新たに旅を一緒にすることになったハロルドです。よろしく。」


~ライラ「こちらこそ、兄がお世話になっております。」


~ライガ「あれ、まだ会わせてなかったっけ?」


~ガイア「前来たときは、ハロルドは、王都だったんじゃないか?俺も余り覚えてないけど?」


~ライラ「フフフガイアさんっぽい。父も待ってますので、どうぞ。」


ライガの家に案内役としてきてくれたようだ。


~村長「ライガお帰り!元気そうでよかった。ガイアさんも連れてきてくれてありがとうございます。」


~ガイア「いえいえ、いつもお世話になってますから。」


~ライガ「本当にね。」


~ハロルド「仲がいい証拠だ!ご無沙汰しております。村長。」


~ガイア「あれ?ハロルドは、知り合いなの?」


~ハロルド「この間の魔獣討伐の際にお世話になった。」


~村長「お世話になったのはこちらですよ?王都との連絡役をかって出てくれたので。ライガの無事も知らせてもらってましたし。」


~ガイア「そうだったのか!全然気がつかなかった。」


~ハロルド「あの時はしょうがなかったと思うぞ?」


~ライガ「ごめん!俺全然知らなかったよ。」


~ハロルド「何でライガが謝るんだよ?緊急事態何だから当たり前のことをしただけだ。」


流石です。俺の知らない所でしっかり活躍をしてたハロルドを見て改めて凄い人だなって思った。


~村長「そう言えば、今日はどのような用件で、あ、こんなところでは何なので中へどうぞ。」


そうだな、じゃあ少しお邪魔しようかね?と、2人に言うと、2人からも了承をもらえた。


ライガの家に結構来てる気がするけど、毎回お世話されっぱなしってどうなんだろう?ここは、俺がおもてなししても良いだろうか?今日の晩飯とかさ?と、考えていると、村長がお茶を用意してくれていた。


~ライラ「父さん、ここは、私がやるわ。話あるんでしょ?」


~村長「おお、すまないね。じゃあお願いするよ。」


~ガイア「あ、お構い無く!今日来たのは本当に顔を見せに来ただけなんですよ。余り長いこと連れ回したら心配するかと思って。」


~村長「そうでしたか!それは、わざわざありがとうございます。」


~ガイア「で、これ、お土産なんで是非付けてください。」と、村長にはペンダント。ライラには髪飾りを作ったので、是非受け取ってもらいたい。


~村長「えっ!このようなもの、頂いてよろしいんでしょうか?それに、ライラの分まで。」


~ガイア「俺が作った物なんで買ってないですから。是非受け取ってください。あ、一応魔道具何で肌身離さず付けてくださいね。」


~ライガ「!?い、いつの間に?」


~ガイア「暇だったからさ?それに長旅に付き合ってもらってるんだから、これぐらいさせてくれよ。一応魔法完全ガードとか、反射とかシールドまで発動するし、半永久的に使えると思うよ?」


~ハロルド「うーん、過剰に乗せてきたな。ま、あって困ることはないだろう。」


~ライガ「過剰すぎる!」


~ガイア「いいんだよ。これぐらいしておかないと、安心して旅に出れないだろ!家族に何かあったらライガ一人になってしまうし、俺が嫌なんだ!」


~村長「私達にはこの様なものは、必要ないかと思うと、言おうと思いましたが、ガイアさんの言うことももっともですね。これは、ありがたく頂きます。」


~ガイア「ありがとうございます。受け取ってもらえなかったら、この村ごとシールドで覆うことも考えてました。」


~ライラ「ガイアさんは相変わらずなんですね。でも、髪飾り可愛く作ってくれたので毎日つけさせてもらいますね。」


わー、妹が居たらこんな感じなんだろうな。ライラの笑顔で、とてもなごむよ!


~ガイア「そうだ!今日は夕飯ご一緒しませんか?俺作ります。」


~ライガ「それはいいね。でも、俺父さんのご飯も食べたいな!」


~村長「そこまで、言われてしまったらライガの好物を作らなくてはね。」


~ライラ「父さんはライガに甘すぎるよ!もう!」


あはは!と笑いに包まれて、和やかに里帰りを満喫できたようだ。


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